未亜:姐御!大変ですよっ。片瀬那奈ちゃんが髪を切りました!!
イコ:ん?片瀬クンも三十路を機に出家したのか?其れとも髷を落として親方になるのか?もしかしたら、鳴戸親方になる心算だったのか?
未亜:いきなりだナァのボケはやめてけろ。那奈ちゃんが30センチもバッサリと髪を切られてですね、セミ・ロングにイメチェンしたんですよ。もうデビュー当時みたいな長さになって、話題騒然!なのです。
イコ:おまいは「マネ日記」かよ。アンナ分かり易い予告をされたら「ははぁ〜ん、断髪でもしたのかしらん」とバレバレだろ。スキンヘッドは無いとしても、榮倉サマ並みのベリーショートにでもするのかと思ったぞ。
未亜:いえいえ、那奈ちゃんはロングが基本ですから。でも「等身大の自分になる」とデビュー当時の長さに戻した決意をボキは感じましたよっ。思えば、那奈ちゃんの二十代はロング・ヘアの時代だったんですよ。其れが歌手や女優回帰の頃に「クール・ビューティー」とか云われたイメージに繋がったわけです。ところが、那奈ちゃんは本来の腕白を隠しきれず、コメディエンヌとしても開花したのです。更に、シリアスな演技でも魅せて下さいました。そして、其の振幅の広い演技を活かした新たなる境地へと向かっているんですよっ。そんな時に、バッサリと髪を切られたのは覚悟が感じられるではありませんかっ!ぜいぜい、はあはあ、、、
イコ:だからさぁ、別に坊主にしたわけでもないじゃん。未亜たんも云う様に、デビューの頃だってセミ・ロングだったじゃん。何でこんな話題で「緊急臨時増刊号」とかやんなきゃならんの?もう今月の対談は先週にやったでしょ。対談ネタはあたくしがネタを書かなきゃならなくて疲れるんだからさ、乱発するのは勘弁してよ。
未亜:ネタバレ禁止ですよ、姐御!大体ですね「髪は女の命」ですよっ。30センチも切るなんて、余程の事に違いないでしょ?「シューイチ」で放送されていて、那奈ちゃんは笑ってましたけど、ボキは泣きそうになっていた那奈ちゃんの表情も見逃していませんよっ。
イコ:アノさ、もう分かったから此の話題は終わりでいいかしらん。ジョン・レノンなんかキリストみたいに伸ばしていた「ABBEY ROAD」のジャケットで御馴染みの髪を坊主にしちゃったんだぞ。片瀬クンもジョンの後継者としては、まだまだ甘いわね。
未亜:な、なにがジョン・レノンですかっ。そんなの姐御が勝手に云っているだけで、那奈ちゃんとビートルズなんて何の関係もないですよっ。
イコ:「イエスタデイでしょ?あたし好きだな」
未亜:そ、それは舞台の科白です。云われる前に云いますけど「ウチスタ Collection」とか「ミラクルボイス」とかでレノンやビートルズがBGMだったのは、番組の演出ですよっ。
イコ:おやおや、随分と詳しいナ。流石は那奈ヲタだ。
未亜:だからですね、那奈ちゃんが髪を切ったんですよっ。大事件じゃないですか!其れなのに姐御ときたら全然騒いでくれないから、きっと那奈ちゃんも「ガックリ」ですよっ。
イコ:髪を切ったからどーした?って噺でしょ。問題は何らかの決意があって其れをビジュアルで表明した片瀬クンの今後じゃない。云わば、プロレスラーがマスクマンになったり凱旋帰国してイメチェンするみたいなもんだろ?幾らマスクを被ったって、誰とは云わないけど「しょっぱい試合」しか出来なきゃ相手にされないじゃん。佐山なんて、最初のタイガーマスクはお粗末なマスクだったけど試合が凄かったから認められたわけじゃん。
未亜:えっとですね、姐御、そーやってビートルズとかプロレスとかの枝葉に持っていくのはやめてけろ。那奈ちゃんは女優なんですよっ。オレまげね。
イコ:ふ〜ん。別に片瀬クンは前から長い髪に拘ってなんかいなかったでしょ。「デスノート」の時に「原作通りに切ります」って云ったみたいだしさ。「テレビでスペイン語」とか「美男ですね」とか「どや顔」とかで、既に「擬似セミ・ロング」を披露していたぞ。
未亜:ナンダカンダ云って、姐御もチェックしてますね。
イコ:だからさ、繰り返すけど「片瀬クンが髪を切った」のが問題じゃなくて「髪を切った片瀬クンが何をやらかすのか?」が重要なのよさ。当然、其れの予告としてイメチェンしたわけでしょ。「髪切った」って表面上で騒いだって仕方ないじゃん。後に「なるほど、こうなるから、2011年11月11日に髪を切ったんだ」ってなるんだからさ。
未亜:そんなの分かんないじゃん!今は、那奈ちゃんが髪を切ったのが事実じゃん!
イコ:はいはい、未亜たん、おまえは其れでいいよ。
(小島藺子/姫川未亜)