「荒川アンダー ザ ブリッジ」の数字問題で浮上した「土俵ガール!」のサブタイトルの「スットコドッコイ加減」に触発され、片瀬那奈ちゃんが出演された連続ドラマのサブタイトルを振り返ってみました。果たして「希×貴乃花」や「チャングンソク遂に登場!!」も腰をぬかす様な副題は在ったのでしょうかしらん。
まずは、連ドラ初出演となった「天国のKiss(1999年、テレビ朝日)」から紹介しましょう。「お前なんか消えちまえ!!」や「彼の体に入っちゃった?」などのコトノハだけでは奇抜なサブタイトルも在りますが、其れはストーリー展開に沿っております。然し「援交する少女VS死んでる少女」ってトコまで来ますと些か暴走が過ぎたかもしれません。
ゲスト出演した「花村大介(2000年、関西テレビ)」での「弁護士さん私が犯人です」と云う「ネタバレ全開!」も心に突き刺さります。「新宿暴走救急隊(2000年、日本テレビ)」もコメディタッチ乍らテーマは救命だったのでふざけた副題は付いておりませんが、「食中毒大パニック! 殺意の同窓会!!」とか「恋する胃潰瘍! マダムパパの大変身!!」とか「アレレのレ〜?」と思えるブツも在りますね。
其の後は特筆すべきサブタイトルは無くなってゆきますが、個人的には「熟年離婚(2005年、テレビ朝日)」での「涙の結婚式…感動の結末へ」なんてのは見過ごせませんね。作り手が「感動の結末」とか云うのは、トンデモですよ。こうして見てみますと、近年では矢張り「美男ですね(2011年、TBS)」での「チャングンソク遂に登場!!」がギラリと光っております。コメディ路線で磐石の評価を得て居る片瀬那奈ちゃんですが、其の出演コメディドラマのサブタイトルは普通でした。まぁ「ミラクルボイス(2008年、TBS)」の正式名称が「奇跡のドラマスペシャル ミラクルボイス」ってのは素晴らしいですけどね。自分で「奇跡のドラマ」でしかも「スペシャル」って云っちゃうんだから、流石は西豪寺エレナ様です。
(小島藺子/姫川未亜)