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2011年09月04日

「カタセカイ列伝」# 042「内田有紀」

内田有紀 パーフェクト・ベスト


内田有紀は、1975年11月16日生まれの女優です。中学時代からモデルを始め、1992年にドラマ「その時、ハートは盗まれた(CX)」で女優デビュー、翌1993年にユニチカの水着キャンペーンガールに選ばれ、さらに翌1994年にはフジテレビビジュアルクイーンに選出されました。同年には主演ドラマ「半熟卵(1994年、CX)」の主題歌「TENCAを取ろう! -内田の野望-」で歌手デビューし、オリコン史上初のデビュー曲で首位を獲得しました。当時「アイドル冬の時代」と云われた中で、突出したアイドル人気が爆発し、ドラマ、映画、歌手と大活躍します。2000年に「北区つかこうへい劇団」に入団し、歌手活動を停止し舞台を中心とした本格派女優への転身を図りました。其の成果が出て「さあ、此れから!」となった2002年に結婚し、事実上の引退となります。ところが、2005年に離婚し、再び女優としての活動を再開。其の後は現在まで、数多くのドラマや映画で活躍中です。

片瀬那奈ちゃんとは、「氷の世界(1999年、CX)」で共演し、片瀬クンが友情出演された「検事・鬼島平八郎(2010年、朝日放送、テレビ朝日)」で11年ぶりの再共演を果たしました。見比べますと、「氷の世界」の頃には既に「本格派女優」へと脱皮しようとしておられた内田さんは11年後も然程変わらない印象ですが、片瀬クンの変貌には驚かされるでしょう。アノいたいけな七海ちゃんが、前科持ちのスリになってしまわれた。惨殺されて散骨された七海ちゃんが、堂々と内田さんをハメる役柄を演じた姿に感慨深いものがありました。

ま、内田さんに関しては、あたくしなんぞが語るべきではないのかもしれません。人生賭けちゃった輩を知っておりますのでね。でもですね「1994年の内田有紀は最高だった」と、あたくしも云えますよ。だって「時をかける少女」も「17才」も「半熟卵」も全話観て録画してましたし「TENCAを取ろう! -内田の野望-」も「純情可憐乙女模様」も「YUKISS」も買ったんですからね。知世ちゃんの「時かけ」を200回くらいは観て、科白も暗記してしまったあたくしが「内田版」を認めてしまったのもトンデモでしたけど、何と云っても「17才」ですよ。アレは大傑作でした。当時、あたくしは録画したヴィデオを何度も観直して「生きる糧」としていたのです。なのに、打ち切られた挙句に再放送も映像作品化もされないって、理不尽過ぎるぞ。ぜいはあ、、、。

さて、内田有紀ちゃんが次女役を演じた「マグロ(2007年、テレビ朝日)」で父親役で主演されたのが、(つづく)


(小島藺子/姫川未亜)


posted by 栗 at 00:12| KATASEKAI | 更新情報をチェックする