
貫地谷しほりは、1985年12月12日生まれの女優です。中学生の時に新宿駅のホームでスカウトされ、演劇学校で修行し、2002年に映画「修羅の群れ」で女優デビューしました。其の後、映画「スウィングガールズ(2004年)」、連続ドラマ「大奥〜華の乱〜(2005年、CX)」、映画「夜のピクニック(2006年)」などで好演し、2007年にオーディションを勝ち抜き、朝ドラ「ちりとてちん(2007年〜2008年、NHK)」のヒロインに抜擢され全国区で人気を得ます。引き続き「キミ犯人じゃないよね?(2008年、テレビ朝日)」と「あんどーなつ(2008年、TBS)」で主演(つまり一年間継続して主演ドラマが放送された)し、共演俳優や評論家からも絶賛されました。2008年に「エランドール賞 新人賞」を受賞、2009年には「日刊スポーツ・ドラマGP 夏ドラマ・助演女優賞」を獲得し、以後も、数多くの映画、ドラマ、舞台などで、現代劇から時代劇までシリアスもコメディも演じ分け活躍中です。
片瀬那奈ちゃんとは、片瀬クンの初(そして、今のところ唯一)の時代劇ドラマとなった「信長の棺(2006年、テレビ朝日)」で初共演し、後に出世した貫ちゃん主演作「キミ犯人じゃないよね?(2008年、テレビ朝日)」にもゲスト出演されています。また、絡みは無かったものの「アベレイジ2(2008年、CX)」でも名を連ねています。貫ちゃんは「信長の棺」では「くノ一」役を熱演されましたが、在ろう事か「テレ朝公式サイト」で名前を誤記(「地谷しほり」)される憂き目に逢いました。確かに「貫地谷」は大変珍しい苗字ですが「一寸そりゃないよ」って失態でしょう。片瀬クンは見事にバッティングするし、散々でしたよ。そんでもって、此処では「しーちゃん」でも「しほりん」でもなく「貫ちゃん」と呼ぶ様になったのです。「KANちゃん」や「菅ちゃん」とダブっちゃうわけだが。
あたくし的には、内山理名ちゃんが主演された「大奥〜華の乱〜」でうっかり注目してしまった女優さんでした。其れゆえに「コメディエンヌ」として評価されているのは、些か納得がいきません。だって「キミ犯人じゃないよね?」はズバリ云って「つまんなかった」ですよ。いえ、別に貫ちゃんが悪かったんじゃないんですけどね。どちらかと云えば、シリアス路線の方が個人的には好きです。ま、兎も角、才能の在る女優さんなので売れて好かった。
さて、貫ちゃん主演ドラマ「ちりとてちん」や映画「愛の流刑地(2007年)」で共演されたのが、(つづく)
(小島藺子)