吉瀬美智子は、1975年2月17日生まれの女優です。高校卒業後、地元・福岡でアルバイト中にスカウトされ、1995年に上京しモデルとして活躍しました。徐々に活動の幅を広げ、「噂の!東京マガジン(2003年〜2007年、TBS)」のアシスタントで注目され、 女優としても連続ドラマから映画化もされた人気シリーズ「LIAR GAME(2007年、2009年、2010年、CX)」 や、同じくシリーズ化されたドラマ「ブラッディ・マンデイ(2008年、2010年、TBS)」などで頭角を現し、これまた深夜枠での好評を受けてゴールデンへ進出したドラマ「ハガネの女(2010年、2011年)」で35歳にして単独初主演を果たしました。現在は多くのドラマ、映画、CMなどに引っ張りだこの人気女優となり、2011年にエランドール賞新人賞を受賞された遅咲きの逸材です。プライベートでは、2010年に実業家の男性と結婚されています。
片瀬那奈ちゃんとは、「ブラッディ・マンデイ」でのスリリングな共演が有名ですが、何気に「不機嫌なジーン(2005年、CX)」や「小早川伸木の恋(2006年、CX)」でも名を連ねております。「不機嫌なジーン」では第5話のみのチョイ役でしたが、モデル役のきっちゃんが「あたし、女優になるんです」と云い放つ「虚実混同」の名場面が在りました。此れは、後の「BOSS 2ndシーズン(2011年、CX)」第1話での「あたし、ハガネの女になるんです」へと繋がります。「小早川伸木の恋」では原作だと美村教授と結婚する美味しい役どころだったはずが、改変されて最後は何処に行ったのか分からなくなってました。苦労したね、きっちゃん。てか、ドラマの「小早川」は「沼津の余計なエピソードが邪魔」ですよっ。
こうしてみると、きっちゃんの代表作ってほとんどが「マンガ原作」ですね。片瀬クンとも仲が好いみたいですけど、モデル出身とかじゃなく「マンガ女優」ってことで繋がってるのかもしれません。折角ゴールデンに移った「ハガネの女」は数字が散々でしたけど、アレは深夜枠だから好かったんじゃまいか。テレ朝って「深夜枠→ゴールデン」で、ドラマもバラエティも軒並み失敗してますから、きっちゃんは悪くないです。
さて、きっちゃんが現在「長女」役で御出演されている、やっぱりマンガ原作ドラマ「華和家の四姉妹(2011年、TBS)」で共演されているのが、(つづく)
(小島藺子/姫川未亜)