杏は、1986年4月14日生まれの女優です。2001年、15歳でモデル・デビューし、多くの海外コレクションでも活躍するトップ・モデルとなります。父親は世界的に有名な俳優「渡辺謙」ですが、彼の助言も在りデビュー時から有名になるまでは其の事実を伏せていました。2007年から女優活動を始め、連続ドラマや映画に精力的に挑み「泣かないと決めた日(2010年、CX)」では助演女優賞を獲得し、「名前をなくした女神(2011年、CX)」では連続ドラマ初主演しました。今後も、何かと話題の実写版「妖怪人間ベム(2011年、日本テレビ)」や大河ドラマ「平清盛(2012年、NHK)」への出演が決定しております。海外へも携帯用小型ギター(Backpacker)を持ち歩く音楽好きで、2010年には念願の歌手デビューもしています。また「歴女」としても有名で、特に「戦国時代〜幕末」への造詣が深くNHK教育で講師を務めるなど、多方面で活躍しています。
片瀬那奈ちゃんとは「泣かないと決めた日(2010年、CX)」と其のスペシャル版「絶対泣かないと決めた日(2010年、CX)」で共演しています。前述の通り、杏ちゃんが助演女優賞を獲得した作品ですが、完全無欠のヒール役でした。登場する時にヘビの効果音が流れるので、付いた渾名は「へび娘」です。ま、あたくしが勝手に付けたわけだが。主演「9ちゃん(公称・170センチメートル)」、怖い上司「メルモちゃん(公称・169センチメートル)」、苛めっ子のボス「片瀬クン(公称・172センチメートル)」と「デカ女」揃いのドラマで、一際高く聳え立つ「へび娘(公称・174センチメートル)」は圧巻でした。ま、ドラマはスットコドッコイでしたけどね。
音楽作品として発表された「LIGHTS(2010年)」はカヴァー集でしたが、何故か九ちゃんの「心の瞳(1985年、遺作シングルB面曲)」とか、KANちゃんの「愛は勝つ(1990年)」とか、マッキーの「どんなときも。(1991年)」などの「20年以上も前のオリジナルが男性による楽曲」が多く選曲されていました。う〜む、どっか変だぞ、へび娘。「カタセカイ住人」なので出演作はなるべくチェックする様になりましたが、初主演連続ドラマ「名前をなくした女神」もうっかり観てしまい、其の「忘れようも無い荒唐無稽なストーリー展開」から「此れは、絶対、アレとおんなじだ」と確信したら、案の定「泣かないと決めた日」とおんなじ脚本家でした。ゆえに、二回目以降は観ておりません。
さて、へび娘初出演ドラマ「天国と地獄(2007年、テレビ朝日)」や「新参者(2010年、TBS)」で共演されたのが、(つづく)
(小島藺子)