加藤ローサは、1985年6月22日生まれの女優です。2001年にファッションモデルとしてデビューし、2004年のCM「ゼクシイ」でブレイク、同年から女優活動も始めました。2006年に研音に移籍し、其の年には映画「夜のピクニック(2006年)」「いちばんきれいな水(2006年、主演)」など出演作7本が公開され、「ダンドリ。〜Dance☆Drill〜(2006年、CX)」「役者魂!(2006年、CX)」と2本の連続ドラマに出演するなど大いにプッシュされます。翌年の主演ドラマ「女帝(2007年、朝日放送・テレビ朝日)」での決め科白「ふざくんな!」は流行語にもなりました。ちなみに原作劇画では「ふざくんな!」と云う科白は一切なく、ドラマのオリジナルです。其の後も主役やヒロイン役で多くのドラマや映画で活躍し、バラエティ番組にも進出しておりますが、今年(2011年)の御誕生日に「できちゃった結婚」を発表しました。今後もお仕事は続けられるそうです。ま、研音なら大丈夫でしょう。
片瀬那奈ちゃんとは、研音の先輩後輩の仲であり、ローサちゃん主演ドラマ「プロゴルファー花(2010年、読売テレビ)」でライバル役で共演しています。主役はローサちゃん演じる「野宮花」で、貧乏人の彼女がプロゴルファーになるまでのサクセス・ストーリーでした。然し、其の前に立ちはだかる片瀬クン演じるお金持ちのお嬢様で天才ゴルファーの「高瀬リコ」が凄すぎて、完全に食われておりました。リコちゃんは、かつて「鉄板少女アカネ !!(2006年、TBS)」で演じた「西豪寺エレナ様」で確立された路線を更にパワーアップさせ続けておられる片瀬那奈ちゃんの「十八番」でしたから、ローサちゃんばかりか登場人物全員を食い捲くり「一人勝ち」状態のトンデモな所業で御座いました。こんな事をやらかすから、「美男ですね」で出番が少ないのではないでしょうかしらん。片瀬クンの恐ろしさは「歌のおにいさん(2009年、テレビ朝日)」で共演した先輩方にも聞いておられるのでしょう。
おっと、噺が逸れたナ。ローサちゃんと云えば、矢張り「女帝」ですね。キャスティングされた時点で、こっちが「ふざくんな!」と云いたくなったものですけど、此れが無茶苦茶面白かったわけでして、続編とも云える「女帝 薫子(2010年、テレビ朝日)」の主役が桐谷クンってトコまで来て「なるほど、そーゆー作りだったのか」と妙に納得致しました。ちなみに、あたくしは「女帝」と「女帝 薫子」は全話録画しDVD化しております。片瀬那奈ちゃんと内山理名ちゃんが出演された連続ドラマ以外で「全話録画保存」するって、滅多に無い事です。
さて、其のローサちゃん主演の怪作ドラマ「女帝」で共演し、唯一「女帝 薫子」へも続投されたのが、(つづく)
(小島藺子/姫川未亜)