
玉木宏は、1980年1月14日生まれの俳優で、近年は歌手活動も行っています。高校二年(16才)の時、地元・名古屋でスカウトされ、高校卒業後上京し1998年に俳優としてデビューしました。其の後、オーディションを受けつつアルバイトで生計を立てる下積み時代を長く経験し、2003年のNHK朝ドラ「こころ」でブレイクします。以来、数々のドラマ、映画に出演し、特に2006年から2010年まで主演した「のだめカンタービレ」はドラマ、映画ともに大ヒットし人気俳優の座を確固たるものとしました。前述の通り、音楽活動にも精力的に挑んでおり、其のベルベット・ボイスを活かしたナレーションの仕事でも評価を得ています。
片瀬那奈ちゃんとは、彼女が女優回帰した2004年の連続ドラマ「ラストクリスマス(CX)」で「恋人役」で共演しています。片瀬クン演じる「藤澤律子」に学生時代から想いを寄せつつも、プレイボーイの「日垣直哉」を見事に演じました。物語的には、序盤では多角関係に巻き込まれても居た二人が、終盤には完全にメイン・ストーリーから乖離して「二人の恋物語」へと向かう展開で「何だかナァ」と思ったものですが。玉木さんは他に、片瀬クンが2010年にナビゲーターを務めた「テレビでスペイン語」の前振りで放映された「ヨーロッパ極上旅プラン」や「女たちの、じぶん開国」でナレーションを担当されてもいます。
てか、久しぶりの再開となった「カタセカイ列伝」ですが、前回の「リリちゃん篇」(2010年10月3日)で、「スジナシ」には、是非とも片瀬クンも出演して欲しいと書いていたんですね。ようやく願いが叶いますよ。玉木さんに噺を戻しますと、来年の大河ドラマ「平清盛」でもライバルの「源義朝」役で御出演されるとの事で、益々の御活躍が期待出来るでしょう。二枚目で滅茶苦茶好い声を持ち乍ら、シリアスだけでなくコメディでも大いに評価されている「日垣クン」を、那奈ヲタも応援しております。
さて、リリちゃん&玉木クンと(出来栄えは些か残念だった)手塚治虫大先生原作映画「MW-ムウ-(2009年)」で共演したのが、(つづく)
(小島藺子)