「怪優・片瀬那奈・進化論」 act 062「田中美紀」

　出演作：『ジーン・ワルツ』（東映）

　完成披露試写会：2011年1月30日
　公開日：2011年2月5日

　映像作品：「ジーン・ワルツ（Blu-ray、DVD）」(バンダイビジュアル)
　　　　　　　2011年7月22日発売


2009年11月に驚異の「本編三本同時進行撮り！」に挑んだ片瀬那奈ちゃんですが、公開はそれぞれ「2010年5月」「2010年11月」「2011年2月」となりました。然し乍ら、確かに片瀬那奈ちゃんは同時に映画だけでも「３役を同時期に演じ分けた」のです。此の作品への出演が公表された時、真っ先に思ったのは「2001年のおとこ運」ふたたび！でした。在る事情で、おそらく永遠に映像作品化どころか再放送すら不可能になってしまった「2001年のおとこ運」は、第一期女優時代では間違いなくベストだと思います。其のメイン・キャストだった３人が再会！とのニュースには色めき立ったものです。

片瀬クンが演じた「田中美紀」の映画での出番が少なかったものの、初日舞台挨拶で揃い踏みされた「2001年のおとこ運」トリオを生で目撃した時には、結構くるモンがありましたよ。役柄としてだけなら「別に片瀬クンが演じなくともええじゃまいか」な端役なのですけど、思い入れは深いです。端役でも番宣や舞台挨拶で大活躍した姿には「流石は、片瀬那奈ちゃんだ」と、大いに楽しませて頂きました。なな、なんと、片瀬那奈ちゃんは３回も舞台挨拶に登壇！「印象に残っている出演場面は？」との質問に、平然と「やっぱり、あたしも出産シーンが」なんぞとボケて、「あたるおねえちゃん」こと「菅ちゃん」から「アンタは産んでないでしょ！」とツッコミを入れられる仲睦まじい姿には、感激いたしました。


「ジーン・ワルツ」INDEX

（小島藺子/姫川未亜）