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2011年04月17日

「怪優・片瀬那奈・進化論」
act 056「姫様」

NHK テレビでスペイン語 2010年 04月号 [雑誌]  NHK テレビでスペイン語 2010年 05月号 [雑誌]  NHK テレビでスペイン語 2010年 06月号 [雑誌]

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 出演作:『テレビでスペイン語』(NHK教育)
 放映日(本放送):2010年4月2日〜9月24日(金曜日 0:00〜0:25)


2010年4月から9月までの半年間、片瀬那奈ちゃんは「テレビでスペイン語」のナビゲーターを務めました。本来なら、女優歴を綴る「怪優・片瀬那奈・進化論」では「番外編」として取り上げるべき役柄ではありますが、其の語学番組で毎回「美術で紐解くスペイン」と云うコーナーで演じられた「姫様」は余りにもインパクトが強く、其れは紛れも無く「女優・片瀬那奈」の仕事だったと思われますので敢えて「正編」に加えました。

ものの見事にバッティングした「プロゴルファー花」での「高瀬リコちゃん」と表裏一体の切れ捲くりな「姫様」は、在る意味「西豪寺エレナ様」から十八番とし拡大成長しつづけた路線の集大成だったのかもしれません。演劇的な演出で繰り広げられるコーナーでしたが、片瀬那奈ちゃん以外は演技に関しては素人さんです。ゆえに、より過剰に片瀬那奈の怪優振りが示された独壇場となりました。

そう「独壇場」とは、正にこーゆー事なのです。姫様は、完全に全てをコントロールしながら、暴走を止めません。然し、もしも片瀬クンが単に暴走しまくったならば、コーナーは成立しないのです。ゆえに、此処での姫様を演じる片瀬クンは「緻密に計算しながら、過剰な暴走演技を魅せていた」わけですよ。以前も書きましたけど、今後の「女優・片瀬那奈」を考える時に「高瀬リコちゃん」と「大久保千秋」を同時に演じ分けたことに加えて「姫様」も演じていたとの事実が大きいと思われます。

何より、多くの女優さんが語学番組のナビゲーターを務める中で「流石は、片瀬那奈ちゃんだ!」と思わせて下さったのが嬉しかったですよ。此の番組は、しつこく云いますが、おそらく今年(2011年)の10月から再放送されるでしょう。未見の片はですね、是非とも観て頂きたいです。片瀬クンが語る「女優が軸で全てはつながっている」ってコトノハが真実である事が、もしかしたら「シューイチ」や「どや顔」では理解出来ないかもしれませんけど、コレを観れば分かります。

片瀬クンは、もう次のステップへ進んでいるのだ。されど、俄かには分からないよね。其れを紐解く手がかりは「マネ日記」ではありません。アレは「現状報告」と「未来予報」です。公式は、常に先をゆく。でも、過去は在った。僕が遺すのは「過去」です。どんなに公式が抹消しても、僕は遺すのだ。何故なら、其れは全て素敵な出来事だったからです。


【参考過去記事】
 2011年2月9日:「テレビでスペイン語」INDEX


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 02:52| ERENA | 更新情報をチェックする