2005年10月8日:「いい男はマーケティングで見つかる」情報
2005年10月11日:「遅くなりましてすみません。」
2005年10月27日:「いい男はマーケティングで見つかる」サイト情報
2005年11月1日:「いい男はマーケティングで見つかる」原作本情報
2005年11月21日:「SPA !」2005年11月29日号
2005年11月25日:「いい男はマーケティングで見つかる」PR動画配信中
2005年11月27日:「いい男はマーケティングで見つかる」第1話
2005年12月4日:「いい男はマーケティングで見つかる」第2話
2007年3月4日:「いい男はマーケティングで見つかる」再放送#1
2007年3月11日:「いい男はマーケティングで見つかる」再放送#2
2010年5月12日:「怪優・片瀬那奈・進化論」act 018「松下梨絵」
「いい男はマーケティングで見つかる(2005年)」でも、Web シネマ「香港バタフライ(2005年)」につづいて片瀬那奈ちゃんは主演に抜擢されました。前述の通り、どちらも「女性二人の友情物語」が基調で「二人芝居」が中心でした。そうなった場合に、片瀬クンでなくとも「主役は脇役に食われる」のは致し方ないでしょう。「主役だから、いっぱい出てる」と喜びつつも、「何だか那奈ちゃんの良さが引き出されていないナァ」と不満も感じる「主演二作」となってしまいました。2005年と云えば、3月にシングル集(ま、ベスト盤ですね)の「Reloaded」が発売され「歌手・片瀬那奈」の活動はズバリ云って終了しました。其処で、前年(2004年)からの「女優回帰路線」が本格化しましてですね、其の流れの中で「主演作が二作連発!」も起きたと思われます。
ゆえに、当時の片瀬那奈ちゃんは「退路なし!」の状況で「主演作二本連続で脇役に食われた」のです。翌年(2006年)の主演作「ビバ!山田バーバラ」が放映された頃に「結婚引退宣言」をぶちかましますが、「此れでダメならスパっと引退!」と本気で思っておられたと、あたくしは思っています。されど、バーバラからエレナ様へとつづくコメディ路線で真価を発揮してしまうわけですよ。其れは、別に突然起きたわけでは在りません。此の作品でも、公式サイトで公開されていた「撮影中の片瀬那奈ちゃん」の弾けまくる面白さは十二分に伝わって来ました。問題は、其の面白さが作品にまだまだ活かされていなかった事なのです。
エレナ様は、完全に主演のミクロちゃんばかりか全登場人物を食いまくってしまいましたが、其れは前年の主演作で「己が食われた経験から学んだ」と云えるでしょう。2011年の現在でも、1999年の「最後のデート」での自分にダメ出しをする片瀬クンですから、此の時期も大いに己を責めたと思います。其処から必ずや立ち上がるのが「片瀬那奈」なのだ。例えるなら、スタン・ハンセンに「ウエスタン・ラリアット」を食らいまくった長州力が「リキ・ラリアット」の使い手になった様なものです。(キッパリ!)
(小島藺子/姫川未亜)