フジテレビ 22:00〜22:54
「最後のターゲット」
■ キャスト
織田裕二 :黒田康作
柴咲コウ :大垣利香子
夏帆 :霜村瑠衣
紺野まひる :霜村倫世
香川照之 :霜村 毅
片瀬 那奈:佐々木藍子
、ほか
■ スタッフ
原作:真保裕一
脚本:古家和尚、池上純哉
音楽:菅野祐悟
演出:永山耕三
企画:臼井裕詞
プロデュース:牧野正
制作:フジテレビドラマ制作センター
今週も楽しい「黒田」の木曜日がやって来ましたよっ。先週は「8.8%」まで数字が落ちましてですね、最早「深夜低予算学芸会ドラマ」の「桜からの手紙」と大して変わらないのです。でも、おそらく制作費は「黒田」が百倍くらいは軽く使っているのでしょう。こいつは全く参ったね〜♪
愛する片瀬那奈ちゃんが御出演されているドラマが不人気なのに、何故にあたくしはウキウキしてしまうのでしょうかしらん。此れでまた「やっぱ、片瀬那奈はシリアスじゃダメだ」って云われそうなのに、毎週堕ちてゆく数字を知るのが楽しくって仕方ありません。
「だって、此のドラマはつまらないんだもの」(キッパリ!)
こんなスットコドッコイな作品で片瀬クンが評価されたら、それこそ困ってしまうのよさ。いえね、毎度云ってますけど、片瀬クンの演技に関しては文句は一欠けらも在りません。更に申すなら、他の役者さんの演技も特に悪いとは思えません。「東スポ」では主演の織田さんを責めてますけど、「青島」とは違ったキャラを作り込んだ姿勢は立派じゃないですか。
では、何ゆえ「つまんない」のか?其れをスタッフのせいと云うのは簡単です。でもですね、「8%」台とはいえ、毎週このドラマを楽しみにしている方々も存在するのです。あたくしは単純明快に「片瀬那奈ちゃんがお目当て」ですけど、此れを「面白い!早く次が観たい!!」って純粋な気持ちで追っかけて居られる視聴者も確実に居るのだ。
放映前にクランクアップされたと噂される「黒田」は、リアルタイムでの視聴者からの意見に左右されません。例えば、手塚治虫先生は、読者の意見を聞いて当初の構想を変えてしまったりしました。でも、既に完成している「黒田」では、そんな「裏技」も出来ないのです。
今回は、もう本当に素直に、シリアスな演技をして居られる片瀬那奈ちゃんを、
「綺麗な人だナァ」
と見蕩れてしまいました。次回は、いよいよ「クライマックス」みたいです。片瀬クンを追う分には、全く何の問題も在りません。ドラマは盛り上がって参りましたが、数字には繋がらないでしょうね。
(小島藺子)
「外交官・黒田康作」フジテレビ公式サイト