NHK総合 0:15〜0:45
「嫉妬のおんなへん」
■ キャスト
ゲスト・ヒロイン:片瀬 那奈
マダム:余貴美子
アキラ:窪田正孝
■ スタッフ
原作:小山薫堂「恋する日本語」(幻冬舎刊)
脚本:村上桃子
演出:小林和宏
制作:NHK、FCC
(撮影:2011年1月26日〜27日:新マネくん情報)
待望の、片瀬那奈ちゃんがゲスト主演された「恋する日本語」第五話「嫉妬のおんなへん」で御座居ます。期待通りに「マダム:余貴美子」さんとの「二人芝居」で在りました。今回の「ことのは」は、【焔】【一曲】【心掟】【如意】で、其のナレーションも当然乍ら片瀬那奈ちゃんが担当です。
となりますと、此処としましては「手放しに大絶賛!」となるべきです。が。申し訳在りませんけど、そうとは云えません。確かに、全編に渡って片瀬那奈ちゃんが出て居たのだから、そりゃ嬉しいに決まっています。でもですね、「だから、どーした?」なのよさ。
片瀬クンの演技は、好かったとは思います。序盤での全身が映る場面での「脚をバタバタさせる」って「ハタ坊」的なノリは相変わらず魅せます。其の後の「余さん」との対面ガチンコの二人芝居も、抜群の表情変化や台詞回しで文句は在りません。でも、そんなの「片瀬那奈ちゃんなんだから、当たり前じゃん!」に留まって居ました。
例えば「トトちゃん」って称していた「旦那さん」の姿が、残念ながら、あたくしには見えなかった。本編には現れない「トトちゃん」を見せてしまうところまでは、片瀬クンは到って居りません。あたくしは、「片瀬那奈ちゃんがずっと出ていて、好かった」なんて事を望んでいたのでは無いのです。「二人芝居を二日で撮って大変だった」なんて、どーだっていいのです。ハッキリ云って、期待ハズレでした。えっとですね、ファンは「片瀬クンが出てくれば満足」なわけじゃないのよさ。
(小島藺子)
「恋する日本語」NHK公式サイト