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2010年11月04日

FAB4-106:YELLOW SUBMARINE

大瀧詠一 SONGBOOK2 Yellow Submarine Songtrack


 w & m:LENNON / McCARTNEY

 P:ジョージ・マーティン
 E:ジェフ・エマリック
 2E:フィル・マクドナルド(5/26、6/1、2)、ジェリー・ボイズ(6/22)
 録音:1966年5月26日(take 5)、6月1日(take 5 に SI 「効果音」)
 MONO MIX:1966年6月2日(ラフ)、6月3日(1-5)
 STEREO MIX:1966年6月22日

 1966年8月5日 シングル発売(最高位:英米1位)
 パーロフォン R 5493(モノ)

 1966年8月5日 アルバム発売 (「REVOLVER」 A-6)
 パーロフォン PMC 7009(モノ)、PCS 7009(ステレオ)


アルバム「REVOLVER」と同日発売でシングル・カットされた「ELEANOR RIGBY」との両A面曲で、扱いとしてはこっちの方がメインです。主にポール・マッカートニーが書いた曲でしょうが、間奏部分などはジョン・レノンの味が大いに出ておりまして、かなり強引ですが此れは合作とします。作詞には、ドノヴァンが協力しているそうです。ところが、歌っているのはリンゴ・スターなのだ。そうです、その通りです、此れは恒例の「アルバムに壱曲はリンゴのうたも入れるべさ」と云うレノマカの温情で作られた曲です。なのに、シングル・カット!挙げ句に後にはアニメの主題歌となってビートルズの代表曲のひとつになってしまいました。現在もリンゴはハンドマイクでタコ踊りしながら此の曲を歌っていますが、彼にとって掛け値無しの代表曲でありまして、此れが無ければソロで成功なんて不可能だったかもしれません。

シングル盤で、ジョンとポール以外の歌なんて此れが初めてでした。しかもA面!首位!!ジョージなんて解散間際までシングルにならなかったのに、何故にリンゴが?童謡風の誰もが歌える覚え易い楽曲は、ポール節全開です。誰でも歌えるからこそ、リンゴに歌わせたのでしょう。手伝ったジョンもノリノリで、後半の掛け合いヴォーカルなんか本当に楽しそうです。リンゴはみんなから愛されるキャラクターって事で、ソロになってからも豪華な友達に助けられて上手い事やっているわけですよ。でもですね、リンゴって仲間内では愛すべきキャラみたいだけど、ファンに対しては鬼ですよ。

あたくしは「ポールとリンゴの確執」に興味があります。デビュー曲でリンゴの太鼓にダメ出ししたのはポールですし、後に語る「ホワイト・アルバム」録音時の「リンゴ脱退事件」もポールがやらかしたのです。近年でも「ライヴ8」で「リンゴを呼ばなかった事件」とかも在りますが、何と云っても凄いのは「リンゴも追悼事件」でしょう。ポールは近年の実演で、ジョンに捧げた「HERE TODAY」、リンダに捧げた「MY LOVE」、そしてジョージを追悼してジョージが書いた「SOMETHING」や「ALL THINGS MUST PASS」などを演奏するのが定番化しています。レノマカ合作曲も演奏する様になって来て、最近では「PLEASE PLEASE ME」とか「A DAY IN THE LIFE」なんかも披露しています。そこで観客が「リンゴはどうした?」って云うとですね、ポールは此の「YELLOW SUBMARINE」を歌いやがるのですよ。追悼コーナーの落ちがリンゴ!アノですね、リンゴは生きてますからっ。


(小島藺子)



さて、本日(11/4)は、西田敏行さん(片瀬那奈ちゃんとは「こち亀」で親子役で共演)と、片瀬クンが大好きな「ガンダム」のアムロ・レイのお誕生日です。御目出度う御座居ます。


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 00:40| FAB4 | 更新情報をチェックする