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2010年11月03日

FAB4-105:ELEANOR RIGBY

Songs of the Beatles Eleanor_rigby_single_usa.jpg Summer in the City: Live in New York


 w & m:LENNON / McCARTNEY

 P:ジョージ・マーティン
 E:ジェフ・エマリック
 2E:フィル・マクドナルド(4/28、29、6/6)、ジェリー・ボイズ(6/22)
 録音:1966年4月28日(take 15)、4月29日(take 15 に SI 「歌」)、
    6月6日(take 15 に SI 「歌」)
 MONO MIX:1966年4月29日(1-3、ボツ)、6月22日(4-5)
 STEREO MIX:1966年6月22日

 1966年8月5日 シングル発売(最高位:英米1位)
 パーロフォン R 5493(モノ)

 1966年8月5日 アルバム発売 (「REVOLVER」 A-2)
 パーロフォン PMC 7009(モノ)、PCS 7009(ステレオ)


1966年の第二弾シングル「ELEANOR RIGBY / YELLOW SUBMARINE」は、アルバム「REVOLVER」と同日にシングル発売されました。其れまでとは違って同日発売のアルバムからのシングル・カットと云うカタチだったのは、いよいよ年間契約を行使するのがしんどくなった事情からでしょう。

此の楽曲は、ポール・マッカートニーの作品です。しかし、前述の「IN MY LIFE」とは逆に、ジョン・レノンは「詩の大部分は俺が書いた」と主張していました。ま、どー考えてもポール節なので曲はポールで決定ですけど、詩に関してもジョンはほとんど関与してないとの証言が多いのに、何故かジョンはそんな事をぬかしやがったのです。ジョンは「REVOLVER」時代の他のポール作品も絶賛していますので、色々な感情があったのかもしれません。

ポールが歌い、ジョンとジョージがコーラスをしていますが、演奏は「弦楽四重奏×2」の外部演奏者のみです。ビートルズの楽曲では、初めて「メムバーの誰も演奏していない作品」となりました。しかも、最初から其のカタチで録音されているのです。完全なる別次元へビートルズは向かいました。

ま、其れは好いんですけど、「アンソロジー 2」には此れのカラオケが収録されてまして、其れはつまりビートルズが誰も参加していない音源ですから、何だかナァって事になりました。更に1999年にリミックスされた音源が「YELLOW SUBMARINE SONGTRACK」に収録されているのですけど、ポールの歌とオケがズレているのですよ。つーか、リミックスはヤメてくんしぇい。個人的に遊ぶ分には好いですけど、堂々と公式音源として出すのは如何なものか。正直に云いますと「アンソロジー」もダメなのよさ。海賊盤は、一寸イカレタ好事家だけが聴けば好いわけで、大々的に公にすべきではありません。


(小島藺子)



posted by 栗 at 00:59| FAB4 | 更新情報をチェックする