w & m:HARRISON
P:ジョージ・マーティン
E:ノーマン・スミス
2E:ケン・スコット(10/16、18、25)、ロン・ベンダー(10/26)
録音:1965年10月16日(take 1)、10月18日(take 1 に SI)
MONO MIX:1965年10月25日
STEREO MIX:1965年10月26日
1965年12月3日 アルバム発売 (「RUBBER SOUL」 B-6)
パーロフォン PMC 1267(モノ)、PCS 3075(ステレオ)
ジョージ・ハリスンの作品で、彼にとって初めての傑作と呼べる楽曲です。此れなら「レノマカ楽曲」と並んでいても通用します。1966年のビートルズ来日公演でも演奏され、1991年のソロ来日公演でも披露されました。ビートルズ来日の時に田舎の幼稚園児だったあたくしは、公演に行けるどころか「ビートルズとは何か?」すら認識していませんでした。マンガで見て「ビートルズって、ヒッピーとかフーテンのことかしらん」と思っていましたよ。「生・ビートル」を実演で初めて観たのは1990年のポール初来日公演ですが、あたくしは翌年のジョージで此の楽曲が演奏された時に「おおっ!ビートルズ来日公演だっ」と大いに興奮したものです。
イントロの12弦ギターで奏でるフレーズが、ザ・バーズの「リムニーの鐘(The Bells Of Rhymney)」とほとんど同じです。でもですね、リッケンバッカーのエレキ12弦を初めて使ったのはジョージで、其れは映画「A HARD DAY'S NIGHT」に記録されている通りなのです。其れを観たロジャー・マッギンは12弦を買ったんです。ロジャー・マッギン自身が「12弦ギターで最も影響を受けたのは、ジョージ・ハリスン」と明言しております。ゆえに、此れはジョージからの愛ある返答だったのですよ。こーゆーのを「パクリ」とか「盗作」だとか、さみしい云い方をしてはいけませんよ。
テンション・コードを多用し基本的には同じコードで展開させる曲作りは、ジョージの十八番になります。特に「ディミニッシュ・コード」の使い方が絶妙です。ジョージの独特な作曲法が確立された記念すべき楽曲と云えます。此れは、名曲です。しかし、当時の世間の評価は違っていました。此の曲は、ビートルズがシングル・カットせず、競作でホリーズがシングルを出したのです。ところが、最高20位と些かお粗末な結果となりました。自信作の不評に怒ったジョージ・ハリスンは、有ろう事か「ホリーズがヘッポコだから売れなかった!」と八つ当たりし、ホリーズも「そんな風に云うなら、もうこんなクズ曲は演奏しない!」と二度とライヴで披露しなくなったのでした。何だかナァ。
(小島藺子/姫川未亜)
さて、本日(10/30)は、仲間由紀恵さん(片瀬那奈ちゃんとは、映画「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」で共演)のお誕生日です。御目出度う御座居ます。そー云えば、「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」の初日舞台挨拶には行けませんでした。登壇告知が無かったので、スル〜しちゃったのよさ。那奈ちゃんの出演映画初日舞台挨拶を逃したのは、初めてでした。もう二度と、そんな事は御免だな。
(小島藺子/姫川未亜)
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