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2010年09月24日

「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#025

ザ・プレミアムベスト KAN


「何か勘違いしてません?どうして秀則さんをあたしの父に逢わせないといけないんですか?キスしたくらいで彼氏づらするのはヤメて下さい!子供じゃないんだから分るでしょ?ね?」

(「ミラクルボイス」2008年)


片瀬那奈ちゃんが2008年初頭に主演したドラマ「ミラクルボイス」は、とっても心に残る名作です。此の作品で演じた「手塚モモコ」は、コメディエンヌとしての片瀬クンとシリアスな那奈ちゃんを合わせ持つ魅力的なキャラクターです。まぁ、普通の人間なら当然なんですけど、ドラマ作品ってのはですね「コメディはコメディで、シリアスはシリアス」って方向へ向かうんですよ。どんな役柄も演じられる片瀬那奈ちゃんだからこそ、振幅の広いモモコを自然に演じられたのです。

此の作品はスタッフが「鉄板少女アカネ!!」とほとんど同じ布陣で、那奈ちゃんとダブル主演したのが「スゥイン太くん」の塚本高史くんなのですから、もう「西豪寺エレナ様、ふたたび!」と期待するしかありません。当然乍ら、塚本くんとの絡みでは「エレナ様モード炸裂!」のキレまくった怪演を魅せますが、物語の本筋では切ないラブストーリーを演じます。

今回選んだセリフは「異性の心の声を聞ける薬」を使ってモモコが付き合い出した古屋秀則(阿部力くん)を親友の千鶴(木下あゆ美さん)が幼い頃から好きだった事を知り、恋と友情で悩み、結局は秀則を残酷に振ってしまう場面でのものです。東京タワーをバックにして、流れるのはビートルズの「LET IT BE」ってお膳立てでした。

何ゆえ「レリビ」なの?其の後にモモコが千鶴に彼を譲るって場面での「ヘイ・ジュード」もベタですが、未だ何となく分ります。でもですね、何で「レリビ」なのよさ。此れは、ポールが難民救済コンサートで最もそぐわない「レリビ」を歌うって不可思議に通じます。全篇がビートルズの曲を使ったドラマで結構渋いカバーとか流していたのですけど、クライマックスの選曲のベタさ加減は凄まじいですよ。もう、あたくしなんかミクロちゃん声で「ええぇ〜っ!」って云っちゃたもん。そして、阿部力くんとは此のドラマに始まり、舞台「フラガール」「こち亀」「子育てプレイ&MORE」と共演がつづきます。所謂ひとつの「片瀬・力」タッグが始まったドラマでもありました。

さて、本日(9/24)は、KANちゃんのお誕生日ですね。御目出度う御座居ます。KANちゃんは、最近は自作自演は勿論の事、真野恵里菜ちゃんへの楽曲提供などでも相変わらずの御活躍ぶりです。彼の偉大な業績を知らない片でも知っている名曲「愛は勝つ」は、以前はゆいにゃんがカバーしていましたが、現在は阿部ちゃんとミサミサが出ているCMにインスト版が使われていますし、へび娘こと杏ちゃんが歌手デビュー盤でカバーしているみたいです。嬉しいんですけど、へび娘って、なんかズレていないかしらん。


(小島藺子/姫川未亜)


posted by 栗 at 02:21| ERENA | 更新情報をチェックする