「ありがとう。でも、ごめんなさい。あのね、武志くんにはこんな年上より、もっと相応しいコがいると思うの。まっすぐに、誠実に、紳士的に私を見てくれた武志くん、ホントに格好良かったよ。好いコ見つけたら、あたしに自慢して。今日はホントにありがとう。楽しかったよ。ありがとう、じゃあ、またね」
(「ゴーストフレンズ」2009年)
本日(9/19)は、福田沙紀ちゃんのお誕生日です。御目出度う御座居ます。てなわけで、沙紀ちゃんと片瀬那奈ちゃんが共演したドラマ「ゴーストフレンズ」第8話からのセリフを選んでみました。福田沙紀ちゃんとは、2008年の舞台「フラガール」でダブル主演した「戦友」でありまして、翌年にドラマでも再共演となったのでした。
第8話では、沙紀ちゃん演じる主人公の「神谷明日香」の弟である「神谷武志(研音の後輩:入江甚儀くん)」が第6話で片瀬クン演じる「小野あやか」にひと目惚れしちゃってですね、デートに誘ってプロポーズしちゃうわけですよ。あやかサンは、明日香がバイトしているお店のオーナーで、大人の女性です。高校生である武志の誠実な想いに付き合ってデートはしましたが、流石に求婚は受け入れられません。
薔薇の花束を受取りながら放ったのが、今回のセリフです。決して武志を嫌いなわけではなく、その想いも分っていてデートをしたのですが「恋愛対象」ではないわけで、何とか相手を傷つけない様に「ごめんなさい」と持っていく場面です。実に情感がある長台詞で、最初の「ありがとう」と最後の「ありがとう」の言い回しの違いといい、冒頭の溜め息も含めて、本当に素晴らしいです。今年(2010年)にゲスト出演された「ハンマーセッション!」で、同じく研音の後輩若手俳優である竜星涼クンの相手役で演じた「高校生を手玉に取る悪女:理恵」とは全く違った「大人の女の振り方」を魅せております。
「小野あやか」は片瀬那奈ちゃんにしては地味な役柄だったのですけど、弾ける役ではなくとも見事に演じきれる女優になった片瀬那奈ちゃんが居ます。此のドラマの番宣で福田沙紀ちゃんと一緒に出演した「土曜スタジオパーク」は、抽選が当たって盟友「うっぴー☆」と共に観覧出来ましたので、想い出深いです。
(小島藺子/姫川未亜)