「ゲロゲロ!」
(「離婚弁護士II〜ハンサムウーマン〜」2005年)
引き続きまして緒方亜紀ちゃんのセリフを選んだのはですね、昨日(9/12)にマブダチである星村麻衣ちゃんがツイッターで「片瀬那奈ちゃんと合流して出雲大社なぅ。那奈ちゃん初島根〜!」とつぶやいたからです。(うっぴー☆、情報ありがとう!)片瀬クンは、プライベイト旅行を満喫されているのでありましょうか。折角なので理名ちゃんとの奈良に対抗して、麻衣ちゃんと島根紀行って番組を撮って頂ければ嬉しいんですけどね。
前述の通り「離婚弁護士II〜ハンサムウーマン〜」の主題歌「EVERY」は、星村麻衣ちゃんの名曲です。当時、片瀬那奈ちゃんは「笑っていいとも!」の「テレフォンショッキング」に初出演(2005年5月23日)しましたが、お友達として麻衣ちゃんに繋ぎました。お付き合いは2003年の歌手時代に遡りましてですね、「SHiNY Girls」ってユニットを結成していたのですよ。それで「歌手・片瀬那奈」の最後のステージも麻衣ちゃんの実演へのゲスト出演だったのです。また、麻衣ちゃんもうっかり「ビバ!山田バーバラ(2006年)」に友情出演していたりしまして、公私共に「マブダチ」であります。
今回のセリフは「リコベン2」の第8話からで、此の回では瀬戸朝香さん演じる佐伯先生が、離婚して離れ離れになっている娘がガチャポンで動物のフィギュアを集めていまして「パンダがなかなかでないからほしい」と云うわけですよ。それで、間宮法律事務所のメムバーは密かにガチャポンをやってパンダを当てようとするのです。ところが、何故か自分に似て居る動物しか当たらなくってですね、片瀬那奈ちゃん演じる亜紀ちゃんは「カエル」ばっか出てくるのでした。
其れで「うり坊」ばっか出ちゃう「つや子さん」に、「(カエルに)似てんのよ、アンタ」と振られてアップになった亜紀ちゃんが、いきなりだナァで「ゲロゲロ!」とカエルのマネをするのです。ゲロゲロでゲロマブ!なのだ。那奈ちゃんはカエルに似てないこともないけど、そこまでやるか?「リコベン2」で演じた緒方亜紀ちゃんは、女優回帰後の「ラストクリスマス」と「不機嫌なジーン」、更には当時大量オンエアされ女性ファッション誌も席巻した「AUBE」でイメージされた片瀬クンの「美人女優路線」を、根底から覆す等身大の今時の女のコでした。初回から大欠伸をするわ、吠えるわで、那奈ちゃんの持ち味である豊かな表情が堪能できる作品となっております。
但し、当時は女優回帰後の二作である「ラスクリ」と「ジーン」に幻滅したのですけど、年月を経ますと「藤澤律子」と「岡元めぐみ」をアノ時に演じたのは大きな意義があったとも思えます。現在でも、あたくしは片瀬クンが本領を発揮するのは「動」の演技だと思いますが、所謂ひとつのクールビューティーな「静」の演技もしっかりと演じられるのです。
「第一期女優時代」との違いは、押さえた演技をもこなせる様になった点でして、復帰作で「緒方亜紀」を演じていたなら其の後の振幅の広い演技は望めなかったかもしれません。確かに「藤澤律子」と「岡元めぐみ」を演じる片瀬クンは、どこかぎこちない感じがするのですけど、其れは大いなる試練だったのでしょう。観て居るファンが忸怩たる思いだったのですから、片瀬那奈ちゃん本人はもっと「もどかしい気持ち」だったと思います。
とは云え、かつての路線に戻ってくれた「緒方亜紀」は手放しで歓迎する他はない役柄でした。ま、それだけあたくしは片瀬那奈を「過小評価」していたのですよ。まさか、一年後には「西豪寺エレナ様」まで行ってしまうとは予想もしておりませんでした。ハッキリ云いますけど、あたくしは「2005年で片瀬那奈ちゃんは引退する」と思って此処を立ち上げたのですよ。こんなに長く続ける気は、全くありませんでした。
さて、本日(9/13)は、ステラ・マッカートニーのお誕生日です。それから「エヴァ」の渚カヲルくんも本日がお誕生日の設定です。御目出度う御座居ます。片瀬クンは「ガンダム派」ですけど、あたくしは「エヴァ派」です。「カヲルくんとアスカが好きです。(←どーでもいい情報)」
(小島藺子/姫川未亜)