昨日(8/22)の新潟競馬場でのトークショーで、片瀬那奈ちゃんは印象に残る作品をデビュー作の「美少女H2 最後のデート」だとし、其の理由を明確に語って下さいました。
かつて、あたくしは「怪優・片瀬那奈・進化論」act 001「片瀬那奈」(2009年10月2日)で、以下の様な問題提起をしております。
個人的にも片瀬那奈の正式な女優デビュウ作品は「GTOドラマスペシャル」だと認識して居ます。此の「美少女H」で演じた「片瀬那奈」と云う役柄は、あくまでも「大いなる助走」期間を垣間見せてくれたと思って居るのです。なのに、其れが事実とは云え、未だに片瀬那奈の女優デビュウ作は「最後のデート」と公式データで記されて居ます。此れは、深夜番組として流されヴィデオ化されたもののすぐに廃盤となりDVD化もされない映像作品です。多くのファンは「幻のデビュウ作」と認識して居るかもしれないマイナー作品なのです。「黒歴史」化しても、問題視すらされなかったでしょう。でも、此の作品には前述の通りに片瀬本人の「大いなる挫折と屈辱」が在り、彼女が其れを「忘れてはいけない!」と思って居るからこそ、敢えて「デビュウ作」として明記して居るのではないでしょうか?
其れ故に、今回の新潟競馬場での発言は、正に「我が意を得たり!」と思えるものでした。其れで「やっぱ、あたくしって片瀬クンの気持ちを分ってるぜ、えっへん!」と思ったかと云うとですね、そうはならないのが「那奈ヲタ」なのだ。あたくしは其の時、「では、代表作として『ラストクリスマス』や『20世紀少年』が雑誌などのプロフィールに載っているのも、編集者が無知なのではなく、片瀬那奈ちゃん本人の意向が反映されているのではないのか?」との疑問が沸き上がったのです。どちらも其れ程に出番が多くない作品で、片瀬クン目当てで観るとスカされ捲ったのですが、考えてみれば「ラストクリスマス」は女優回帰作品だったし「20世紀少年」は待望しての出演作です。藤澤律子の様な役柄は、第一期女優時代には全くない新機軸でした。復帰作で其れまでと全く異なる役柄となれば、本人に掛かる重圧は計り知れなかったでしょう。「つまんない」で片付けず、再度検証してみるべきだと思わされました。
検討会とトークショーの司会を勤められた水島さんが、撮影NGをアナウンスされた際に「今日の事は、皆さんの心に焼き付けて下さい」と語ったのも好かったです。あたくしはイベントでメモも取らないし、ましてや録音とか撮影なんて考えた事もありません。本当に目の前に片瀬那奈ちゃんがいる状況で、そんな莫迦げた事なんか出来ません。何故そんな勿体ない事をするのよさ。例えば御馳走が出てきたら、当然乍ら普通に食べるじゃん。食べる為に手を使わずにカメラで撮って満足しますか。タコみたいに沢山手足はないのです。「録画してるんだから、後で観れるから好いや」なんて気持ちでTV番組を観ても何も覚えてないし、いつでも観れると思って永遠に観ないって事になるのがオチなのです。あたくしは常に記憶を記録していますが、真剣に対峙しなければ記憶なんか出来っこないんです。ポール・サイモンは「想い出は写真に中にしか遺されていない」とシニカルに歌ったけれど、そうじゃないんだ。僕らは、記録映像が遺っていない舞台「フラガール」や歌手時代のステージを永遠に忘れない。現場に駆けつけるのは、リアルな片瀬那奈ちゃんを体感したいからです。其れがどんなに素晴らしい事なのかを、僕たちは知っている。此れからも、片瀬那奈ちゃんが呼んだなら尻尾を振って駆けつけるでしょう。現場に来なきゃ分んないってばさ。な、うっぴー☆
さて、本日(8/23)は、片瀬那奈ちゃんと「暴れん坊ママ」で共演され「はなまる」出演時には「お母さんに似てる」と発言がありました岡江久美子さんと、10月から始まる連続ドラマ「闇金ウシジマくん」で共演の崎本大海くんのお誕生日です。御目出度う御座居ます。昨日の興奮冷めやらぬ状態ですが、今週は明日(8/24)に「こち亀」再放送、8/26、27にレギュラーの「テレビでスペイン語」、8/27(金)にはワンセグ限定「ワンセグ ランチボックス」の生放送&「20世紀少年 最終章」TV初登場、そして8/28(土)は「ハンマーセッション!」第8話ゲスト&「アド街」浅草雷門篇へゲスト!と、TVで那奈ちゃんが目白押しです。さらに、9/7(火)の「ぷっすま」には高田総統といっしょにゲストとの情報も入って参りました。今後も「日々是カタセ」で楽しく愉快に生きてゆきましょう。
其れにしても、現場で何度も盟友・牧野と確認し合ったけれど、本当にマジで、
「本物の片瀬那奈ちゃんは、凄い!」
です。リアルには敵わないです。参った。
(小島藺子/姫川未亜)