今年も「G1」が始まりましたね。「G1」と云ってもお馬さんではなくって、パンツ一丁の男子が真夏の頂点を目指すお祭りの方です。かつては両国国技館那奈連戦!なんてトンデモなバブリー過ぎる企画まで成功させた新日本プロレスの切り札興行ですが、今大会は後楽園ホールで二回も開催すると云う嬉しいのか哀しいのかよく分んない状況になっております。まぁ、いまや後楽園ホールで興行を打てるだけでもプロレス団体としては珍しいって時代ですし、最後はキッチリと両国二連戦もやっちゃうのですから、流石は新日ですね。
三日目まで進んで、優勝候補の真壁(Aブロック)と中邑(Bブロック)が二連敗と波乱を演出しましたが、流石に三日目は勝ちました。Bブロックでは小島が二連勝で好調です。今回は両ブロック首位同士での決勝になるとの事で、兎に角リーグ戦で勝ち抜かないといけないわけです。Aブロックで太陽の天才児が「一勝一敗一分け」ってのが気になります。此の「一分け」が鍵を握りそうですね。Bブロックには外様の小島と潮崎がいて、どー考えてもどっちかが決勝に進む筋書きでしょうから、今宵の直接対決で勝った小島に分があると思えます。コジは全日をヤメてフリーになり、ノアにも参戦が決まっていますので箔が欲しいでしょうし、潮崎に星を返すストーリーも出来上がりましたね。ま、G1で外様は決勝までは行くけど優勝出来ないって事にはなってますけど、コジは元・新日だから分りません。永田さんのラーメン修行とか、中西の階段稽古とかは、もうすっかり始めから投げっ放しのお笑い担当みたいでした。特に永田さんは、一体何を考えているのでしょうか。「ラーメン作って新弟子時代を思い出せた!」って、アノ、本気じゃないですよね?
さて、今年は猪木のデビュー50周年って事で、20枚組の箱が出るそうです。10万円以上もする高額商品ですけど、密林ちゃんだと「那奈万那奈千那奈百円」だってさ。猪木全集では満足出来なかったので、迷わず買いたいところなのですが、どーも内容がよく分りません。正直「徹子の部屋」とかいらないですし、「巌流島決戦を史上初!ノーカットで収録!!」とか謳われても、ダイジェストでも退屈だったので見る前からげんなりします。普通に試合を沢山ノーカットで収録して頂ければ好いだけなんですけどね。発売は12月なので、暫く検討します。
(小島藺子)