関西テレビ 22:00〜22:54
片瀬那奈 as 内山知恵
「内山知恵」役でゲスト出演。サブタイトルで思いっきりネタバレしている通り、片瀬那奈ちゃん演じる内山理恵が「真犯人」役です。完全なるシリアス路線で挑んだ作品でありまして、1999年の「氷の世界」から2000年の「FLY 航空学園グラフィティ」、「遠い夏」、「花村大介」と「シリアスでもいけますよ♪」とばかりの路線で進んでおりました。抜群のプロポーションでクールビューティーな容貌から、そうしたシリアス路線を望まれたのは当然なのですが、片瀬那奈ちゃんの資質は違っていたのです。
(小島藺子/姫川未亜)
以下公式サイトより引用。
大介(ユースケ・サンタマリア)が初めて国選弁護人をつとめることになった。倉本(佐戸井けん太)から押しつけられたのは強盗傷害事件。早速拘置所で被告人の小島俊介(橋龍吾)と接見した。俊介は窃盗目的で大学教授の内山(西田健)の自宅に忍びこんだ。しかし帰宅した内山に見つかり、頭部をゴルフクラブで殴って逃走。付近をうろついていたところを警官に緊急逮捕された。「その通りですよ」。俊介はあっさりと容疑を認めた。大介は洋一(いしだ壱成)を連れて内山家を再訪した。
「示談なんかするつもりはありません。あんな奴、できるだけ長く刑務所に入っていればいいんだ!」と、大介は一度追い返されていたのだ。
ところが今回は洋一が内山の専門分野に話題をむけると「優秀な方と話していると気持ちいい」と上機嫌になった。そこへ娘の知恵(片瀬那奈)が帰ってきた。「いらっしゃいませ」。ロングヘアの清楚な優等生タイプ。「妻を亡くして以来、この子の将来が私の一番の楽しみです」。弁護士を目指しているというが、大介は知恵のあまりに淡々とした受け答えが釈然としなかった。洋一を気にいった内山は「示談を考えてもいい」と言ってくれた。
大介は俊介が嘘の自白をしたのではないかと疑問をもち始めた。俊介は塀を乗り越えて内山家に忍びこんだというが、塀はかなりの高さで無理。「俺がやったんだよ」。俊介はあくまでも自分の犯行だと言い張るが、犯人を目撃した隣の主婦は大 介に打ちあけた。「家から出てきた人はほっそりした感じの人よ。でも逮捕されたのは大柄な人なんでしょ。上着の色が同じだからって結局その男にされちゃったのよ」。
裁判が始まった。検事の安西(上杉祥三)が起訴状を読みあげると、俊介は「その通りです」とあっさり罪状を認めたのだが、「被告人は誰かをかばって罪をかぶろうとしている可能性があります」と大介が発言し、「俺がやったんだよ。こんな奴は解任だ!」。被告人と弁護士がやりあう前代未聞の混乱のまま閉廷した。
その頃、事務所では見学にやって来た知恵を弥生(水野美紀)が案内していた。
「どうして弁護士を目指そうと思ったの?」「社会に必要な仕事だし、やりがいがあると思って」。知恵の答えはそつなかった。彼女が帰ってから弥生は洋一にポツリともらした。「夢を語る時って、もっと楽しそうだと思うんだけど」。
大介は洋一を共同弁護人にすることで解任を免れた。「真犯人を捕まえるんだよ」「どこにいるんですか」「さあ」。手始めに俊介の交友関係を洗うことにした。バンド活動をしていた俊介には多くのファンの女の子がいた。「この人よ!」。ライブ会場の写真に隣家の主婦が目撃した犯人が写っていた。「俺たちで探しだそう」。大介と洋一は意気込んだ。2人は懸命にファンの女の子たちに当たるが、犯人らしき男の情報は入ってこない。そんな時、意外な事実が明らかになった。知恵が俊介のバンドの追っかけをしていたというのだ・・・。