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2010年04月01日

「素晴らしき百円レコ」

Penguin


「下町レコード」に行って「百円レコ」を買うのは、僕の楽しみのひとつです。

安いレコードは、大概のお店なら所謂ひとつの「エサ箱」に入って居るので、探すのは結構ナンギなのよさ。其の点、下町レコは「屑レコ」もキチンと棚に入れてくれて居るので、とっても快適に選べるのです。

本日は、愛しのロバート・ウェルチが間違ってブレイクしちゃった「フレンチ・キッス」と其の二番煎じの「スリー・ハーツ」が、無惨にも百円コーナーに並んで居りました。好いレコードなんだけどナァ。其れで、彼がマックに居た頃の「ペンギン」も安値で在ったので一緒に買いましたよっ。

実は、あたくしはリアルタイムでは「PARIS」でロバート・ウェルチさんを知ったのです。其れで、彼の初ソロ・アルバムだった「フレンチ・キッス」を聴いて完全にメロメロになっちゃたんだけど、其処にマック(当時「噂」が全米で莫迦売れしてて、あたくしもスティーヴィー・ニックス様に惚れてファンになって居たのです)のメムバアが多数参加してる事に「?」となりまして、結局は「バッキンガム・ニックス」参加の直前まで彼が実質的なバンマスだったと知ったのです。時は1970年代後半、探し求めてもロバート・ウェルチ時代のマックのレコなんか無かった。

そんな「ウェルチ好き」な僕が初めて発見して即買いしたのが「ペンギン」でした。確か、1980年前後の事です。カッコいいジャケットに興奮して針を落としたものの、何だか面白くないレコだと思いました。ハッキリ云って「失敗した!」と思いました。当時、10代の僕にとって、輸入盤(当時は日本盤よりも高価だった)を買うなんて「大冒険」だったのです。其れ以来「ペンギン」は駄目レコだと決めつけてしまいました。

ところが、本日「ペンギン」をたぶん30年振りにマトモに聴いたら、此れが好いのよさ。もうね、聴き乍ら「あたくしったら、なんでアノ頃は此の素晴らしさを理解出来なかったのかしら?全く、もう」と過去の自分を叱責しまくりでした。

流石に「ペンギン」は百円コーナーには無いけど、今聴いて居る「フレンチ・キッス」なら在るのよさ。「KISS」なんか一杯在ったけど「百円でも、今日はイラネ」とスル〜しちゃったのよさ。トム・ジョーンズもカーペンターズも全部「百円」なのよさ。お宝じゃん!CDなんか買ったり借りたりするよりも、音源をダウソするよりも、全然安くレコードは買える時代なのよさ。勿体無いじゃん。百円ですよっ。壱曲幾らなのよさ?

と、そんなトコを入り口にして「THE LONG AND WINDING ROAD」が待ち構えても居ます。でもね、百円でヤメてもええのよさ。さぁ、いらっしゃいませ☆ケケケ


「此れじゃ宣伝になってないかしら、、、」(小島藺子)


posted by 栗 at 18:32| NO IMAGE | 更新情報をチェックする