フジテレビ 21:00〜22:09
「今夜ついに完結はい上がる女伝説!」
■ キャスト
榮倉奈々 :角田美樹
藤木直人 :桐野征治
要 潤 :仲原翔太
杏 :立花万里香
片瀬 那奈:藤田千秋
紺野まひる :栗田琴美
段田安則 :梅沢 仁
木村佳乃 :佐野有希子
、ほか
■ スタッフ
脚本:渡辺千穂
音楽:菅野祐悟
主題歌: miwa「don't cry anymore」(Sony Music Records)
演出:石川淳一、城宝秀則
企画:瀧山麻土香、太田大
プロデュース:橋本芙美
制作:共同テレビ、フジテレビ
さて最終回ですけど、面白かったです。
なな、なんと前回までが嘘みたいに面白くって、拡大版なのに時間が短く感じられちゃった程でした。理由は、片瀬クンの出番が増えた事も在るのだけど、此れまでの那奈回分でつもりに積もった鬱憤が全て解消されていく大団円のシナリオが痛快だったのです。
兎に角、みんな改心して「9ちゃん」の大勝利へと向かうのですが、其れでも「悪人」は必要なわけで、其れを「段田サン」一人に押し付けちゃうって展開は笑えました。まるで、唐沢サン版の「白い巨塔」の最後で、財前が死んじゃうからってんで全員いいひとキャラに変貌する中で最後まで悪役を貫いた「伊武サン」みたいで格好良かったよ、段田サン。へび娘なんか、壱番悪い子だったはずで、最後には9ちゃんを殺そうとまでするのに、幸せになっちゃうんだから愉快ですよ。
現実なら、佳乃サンが悪者にされちゃって段田サンは「うっしっし」になりそうなのに、流石は「虚構」です。9ちゃんとへび娘の対決シーンも萌えました。やっぱ、デカイ女の子の闘いは好いね。
二人とも、プロレスラーになってはくれないか。
そして、片瀬クンですけど「悪人になりきれない役どころ」を演じさせたら天下一品です。9ちゃんの誤解を解くキーマンにもなってて好かったです。更に、まひるサンとの「小早川タッグ」で矛先を男性社員のしごきへと向ける落ちも愉快でした。片瀬クンの美脚技も素晴らしかったですね。
てなわけで、突然、最終回で評価が一変した作品でした。ま、次作の「プロゴルファー花」は、最初から面白いに決まって居るので、片瀬クンは今年も盤石です。
(小島藺子/姫川未亜)
「泣かないと決めた日」フジテレビ公式サイト