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2009年10月25日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
中入りノ参:「2003年の未亜イコ対談」

「N」片瀬那奈写真集


片瀬那奈ちゃんが「第一期歌手時代」だった2002年〜2005年に、時を同じくして僕は「月刊・未亜」と云う連載投稿を41回に渡って行って居ました。ネット上で初めてマトモに何かを語ろうと思い実行したのが「月刊・未亜」でした。其れは後の「COPY CONTROL」(2004年〜2009年)の原型で、即ち此処の雛形です。

当初は「日本人の為のビートルズ講座」と云うタイトルで壱年間12回まで連載し、二年目から「月刊・未亜」と改題しました。内容もビートルズを中心に洋楽を語るモノから徐々に「必殺・カタセ固め」へと移行し、「月刊・未亜」=「未亜イコ対談」となってゆくのでした。其の流れは当初から確信犯的に企んで居た事で、あたくしの常套手段です。既に初出のサイトは閉鎖されて居りますので、2003年の正に「歌手・片瀬イヤー」を体験して居た当時の現存する「未亜イコ対談草稿」から片瀬に関する部分を抜粋して復刻致します。

(小島藺子/姫川未亜)



【2003-1】

(「日本人の為のビートルズ講座」第[蛸の八ちゃん]発目 <未亜 × イコ:新春大放談>草稿より抜粋)

未亜:(遠くを見つめて)片瀬那奈ちゃんって可愛いなぁ。。。

イコ:脳内フィルターがかかりますた。あぼーん。

未亜:ナナタソ。。。カレンダー買いますた。めごい、天才的にめごい!!

イコ:CCCD出してるよーな香具師にはまってんのかよ。終了。


【2003-6】

(新連載!!「月刊・未亜」[take13]<未亜イコ対談、再び>草稿より抜粋)

未亜:さぁ!記念すべき新連載だよーん。やはりメデタイ席には、某巨大掲示板でお馴染みのイコ姐さんに半年ぶりに御登場願いたいね。

イコ:ゴラァ!!何が新連載だよ、ぶぉけ!!13回とウタッテるやないか、タイトル変えただけやんけ、うぉらぁー!!

未亜:あ、解りましたぁ?前回の単発モノまででちょうど一年だったからさ、気分転換よ。あははは。

イコ:おまいは「赤塚不二夫改め山田一郎」か?大体何だよ、ぬぅあにぃが「月刊・未亜」だよ、おまいはグラビア・アイドルかぁ?あらしはゲストでつよ!あーたが仕切ればいいだけぢゃないのよさ、あっちょんぶりけ。おまいなんぞ、片瀬那奈のCCCDを限定盤と通常盤両方買う様なボケナスちゃんじゃん。

未亜:いや、那奈ちゃんは既に別の店でDVD付きの限定盤を買ってから、タワレコで買うとライブに行けると知ったわけで。

イコ:そんなに「口パク女」のライブに行きたいのかぁ?ケラケラ。

未亜:那奈ちゃんなら只立って居るだけで充分ですよ、てか、姐御も行くんでしょう?

イコ:新曲「シネ」だっけ?あれは佳いね。今度カラオケで歌うよ。♪人は誰でも〜いつか逝く〜♪って此の世の無常を歌った名曲だよ。感動したっ!!

未亜:SHINEだよ、シャイン!!

イコ:だから「死ね」としか読めないって、しかもカップリングが「リベンジ」だろ?随分と好戦的なんだな。ホーム頁開けると、いきなり「死ね!」って出るんだよね。地雷サイトを踏んだかと思ったわよ。「ファン逝ってよしっ!」かよ。片瀬って、何様なのよさ?

未亜:くぅ〜、、、


【2003-7】

(「月刊・未亜」[take14]<またまた未亜イコ対談>草稿より抜粋)

未亜:はーい!やはり今話題のアレから行きましょうね。

イコ:うん。色々とお騒がせだ罠、ゲリラとかドタキャンとか。

未亜:ん?ゲリラ・ライブはやったけど、ドタキャンなんてしないよ。イベントだってちゃんとやってボキなんか最前列で堪能したもんね。いやぁー綺麗だったよ、脚長いし。

イコ:おいおい、もう気がついたけどさ、未亜たんが今回のテーマに選んだのってそっちなわけ?

未亜:決まってるでしょ、アルバム発売記念!片瀬那奈ちゃんを語りつくしましょー!!完璧にタイムリーなテーマなのれす、これでいいのれす。

イコ:おーい!未亜の頭ん中を、直してもらいな。


【2003-8】

(「月刊・未亜」[take15]<新・未亜イコ対談電撃大作戦「片瀬那奈は何故リップ・シンクロと云われるのか?もしくは前髪を切ったのは是か否か?全国数千万の片瀬ファン待望!遂に今語る片瀬の魂」>草稿より抜粋)

イコ:おいっ!なんだよ、このタイトルは?二時間ドラマかぁ?!

未亜:だんだんだんどぅでぃどぅでぃだんだん!

イコ:おまい、ホントにあぼーん!されたいわけ?流石に参回続けて対談ネタはマズイだろ?

未亜:好評なモノは、飽きるまで続けるよー!マダマダツヅクヨー!

イコ:ミックか?おまいは。確かにストーンズはマンネリの美学だ罠。

未亜:あー、んな事云って良いのかな?刺されるよ石ヲタに。

イコ:ロケンロールは様式美だろ?時代と共に変化する流行を取り入れながら生き延びて居るけど、あいつらは水戸黄門みたいなモンでつ。

未亜:ガクガクブルブル。過激だなぁ、ヤバイからそろそろ本題に入りませう。

イコ:本題?何だよ、ソレ。

未亜:空気嫁。テーマは「女神:片瀬那奈ちゃん」だよ。さぁ語れ!

イコ:明日のライヴ逝くんだろ?早く寝ろよ。

未亜:姐御も逝くくせに。知ってまつよ、「片瀬スレ」覗いてるでしょ。

イコ:あんまり片瀬が口パクだと吐かす香具師が居たからさぁー、違う!と釣られてみますた。

未亜:えっ?那奈ちゃんは「口パク」でしょ?良いんだよ、みんなやってるし、ショーなんだから。

イコ:おまいはブラインド?耳無しホウイチ?片瀬はちゃんと歌ってまつよ。

未亜:立場が逆な模様。。。

イコ:全国のいたいけな片瀬ファンに告ぐ、アノコは歌ってまつ。ライヴでテープを使うのは常識でつよ、みんなやってるぢゃん。でもちゃんと生でも歌ってまつよ。

未亜:確かに、ボキも何度か最前列で観たけどさ、CDと違う処は在ったし、マイクはオンだと思ってたんだ。

イコ:おまいなぁー、ファンなら疑うんぢゃないよ!馬鹿ちんがぁー。

未亜:う、ぅ、ぅ、ごめんよぉー!

イコ:わかればよろし。

未亜:いや、那奈ちゃんに謝ってるんだけど。

イコ:てか、片瀬の場合バックが打ち込みのオケだろ?アンダーワールドとかケミカルブラザーズとかのライヴと同じなんでつよ。テクノやハウスの連中にテープ使ってるとか文句云う?片瀬は音楽を知ってるよ。プログレ・ハウスとか凄く詳しいし、ピアノも弾けるんだぞ!

未亜:ちょっと、ボキたじたじなんですけど。姐御がそんなに「那奈ちゃんファン」だったとは。。。

イコ:おまいみたいなDVDだけ観て音は蔑ろでグラビアにハァハァの「キモヲタ」とは違うのらぁー!!

未亜:いやぁー、姐御みたいに真面目に音楽的に擁護するのも、更にキモいと思うけど。

イコ:けっ!何とでも云えばぁー。ともかく握手会の整理券はあたしに譲りなさいよね。

未亜:い、いやだっ!

イコ:前髪切ってあれれ?と思う君みたいな厨房に、片瀬様と握手する資格は無いと知れっ!!

未亜:へーん!もう既に握手したもんねー。

イコ:さぞ片瀬姫も苦痛だっただろうな、おいたわしや。二度とそんな愚を繰り返してはならぬぞ、今回はあたしだな。

未亜:ふん!ちゃんと目を見て「ありがとう!」って云ってくれたもん。見た目は大事だよ、姐御だって那奈ちゃんのビジュアルも好きなんでしょ?

イコ:それは否定しない。ビートルズの戦略が正にソレだったわけで、だから色んなファンが居るわけさ。

未亜:うん、だから那奈ちゃんの写真集やDVDに萌えるファンも居て良いわけね。

イコ:いいよ、結構でつよ。だからライヴは来るな、ぼぉけ。

未亜:だって観たいでしょ、ビジュアルも好きなんだからさっ!「きれいなおねえさん」とか「股下88センチ」とかが売りで、キモヲタやオヤジのアイドルなんだからさっ!!那奈ちゃんに金を払うのはそーゆー「夢見るオッサン」のファンが圧倒的に多いわけで、最新のハウスなんて言葉すら知らないよ。

イコ:あたしだってハウスなんか知らないよ!でも片瀬が好きだって云うから勉強してるんだよ、好きなコの趣味を学ぶのは常套手段でつ。

未亜:なんだかなぁー。

イコ:おまいは、片瀬を愛して無いの?片瀬のやりたい事を応援する気が無いのでつかっ!!

未亜:いやぁ、結局はタレントさんだからさぁー、本人の意志と云うより事務所の方針ではないのかな。ボキは那奈ちゃんには女優さんで頑張って欲しいなぁ。

イコ:おまいは腐ってる!来月からは「月刊・イコ」にケテーイ!

未亜:どっちでも良いよ、自作自演なんだから。

イコ:おにぃさん、それを云っちゃあー、おしまいよ。


【2003-9】

(「月刊・未亜」[take色] <未亜イコ対談はどこまでつづくの楽屋オチ、果たして約束通り「我等林檎を愛す篇なのか?!」>草稿より抜粋)

イコ:今回はチミが一人で語る罠、ついに実演を観たのだし。

未亜:林檎ちゃん、可愛いーーっ!!

イコ:おまいか?あの阿呆は。語れよ、林檎を。片瀬バカになって全てを失ったのか?

未亜:振袖ひらひら、林檎ちゃん回ってぇー!むっ、那奈ちゃんの悪口は云うな!!

イコ:片瀬ぢゃなくて、チミを罵倒しただけでつが、何か?おまいは片瀬しか聴いて無いだろぉーが、片瀬の公式サイトに毎日書き込みしやがって、あたしは恥ずかしいよ。

未亜:うんにゃ、実演を観て思った。林檎ちゃんはモノが違う。すぎょいっ。ま、那奈ちゃんには及ばないけどね。

イコ:泣いたからね、正直あたしは洋楽のライヴでしか泣いた事なかったから、自分で驚いたわよ。林檎は凄いわ。

未亜:ほぇー、姐御が泣いたの?ちょっと、笑う。

イコ:おまいなんか一曲目から、うるるん状態だっただろ!!まややにきいたから知ってるわよ。

未亜:確かに、あんなに感動を実感出来たライヴは初めてだった。那奈ちゃんと握手した時と同じ位のインパクトだったよ。

イコ:たぶん今の発言で、チミは林檎と片瀬、双方のファンから見放されたね。まぁ、正直でよろしい。あたしは気に入った、但し責任は取りません。


【2003-11】

(「月刊・未亜」[十八番]<未亜イコ対談に突然の大変革!?かつての志を取り戻した未亜に、イコもガチンコで応戦!今回は見逃せ無い!!のか?>草稿より抜粋)

イコ:はいはい、失礼致しますた。確かに今年は七回も観たもんね、生片瀬。片瀬イヤーだよね。

未亜:十四回だよ。ライヴは那奈回だけど、イベントやラヂヲ公録も那奈回で「計:14」なの。こーゆーデータは正確にね。

イコ:十四回!?月壱以上かよ。

未亜:ちっちっちっ、最初が6月からなので半年で14回。もっと具体的に云うと、、、

イコ:もういいわよ。しかしまぁ、お盛んなことで。

未亜:今回の新曲は「BUBKA」でも大絶賛!昨日の初ワンマン・ライヴも大成功!!最前列ど真ん中で堪能しましたよーっ!

イコ:何ぢゃそりゃ、「BUBKA」なんて鬼畜雑誌で絶賛されて嬉しいかぁ?

未亜:あの雑誌のアイドル楽曲評は正しいよ。

イコ:だったら公式に書けよ「那奈ちゃん『BUBKA』でも褒めてたよ、おめでとう!」って。

未亜:(無視して)初回盤に付いてるDVDも可愛い!

イコ:ああ、風邪ひいて鼻すすってるヤツな。いいのか?あんな映像公開してさ。

未亜:風邪ひいて大変だったね、うん、心配したよ。

イコ:つーか、歌入れの時に風邪ひいてるって、どーよ?プロ失格なんぢゃないかと。

未亜:鼻声もキュート!大体ね、万全な声の那奈ちゃんは何度も聴けるけど、風邪ひいた那奈ちゃんなんて滅多に聴けないの。ありがたや、ありがたや。

イコ:あのね、いつから片瀬は志ん生になったんだよ。そのうち舞台で歌わずに寝るのかよ?

未亜:うん、それ観れたら歴史の証人になれるね。「寝かしときな」と云うのはボキだな。

イコ:おいおい、また落ちかよ。

未亜:人が真剣に夢を語って居るのに失敬ぢゃないか。あ、そー云えば那奈ちゃんはお笑いが好きだから「トリ」を「落ち」って云うんだよ。

イコ:片瀬の出番になると客が笑うのか?ずっこけ丸出しなのか?まるで「いなかっぺ大将」ぢゃないか。

未亜:昨日なんかアンコールで幼稚園児の女のコに歌いかけてくれたんだぞ!そのコにとって生まれて初めて観たライヴなんだよ。「またあのお姉ちゃんに逢いたいっ!」ってはしゃいで居たぞ。感動するなぁー。

イコ:なんか「歌のお姉さん」みたいな恰好してたから、子供番組だと思ってるんぢゃないの?「ナナと遊ぼうダンダンダン」

未亜:小さい子供からお年寄りまで幅広い支持を得て居るんだよ。他のアイドルとは違うの。

イコ:あややとかモー娘。みたいだな。いつから片瀬は国民的アイドルになったんだ?片瀬がやってんのはハウスぢゃないの?

未亜:「可愛い女の子が日本語で歌ってるカッチョいいハウス」とウタマルも絶賛!!

イコ:何だ?歌丸師匠も片瀬ファンなのか?いよいよ片瀬も山田くんの替わりに「笑点」で座布団運ぶのか?

未亜:ライムスターの宇多丸だよ、さっき云った「BUBKA」でアイドル・レビューやってるの。「5マブ」満点で「4.5マブ」だぞ。満点で無いのは「後から全然、もっと凄いのが出てきそうだから」だってさ。どーよ?

イコ:どーよ?ってさ。だから鬼畜雑誌で絶賛されたから満足なわけ?大体オリコンで「三代目なっちゃん」に負けただろ。星井七瀬って名前もおちょくってるよーな新人に。

未亜:あっちは「4マブ」ぢゃん!那奈ちゃんの勝ちだよ。

イコ:だから何なんだよ「マブ」って単位はよぉ。此の記事だってメインは「三代目なっちゃん」ぢゃん。片瀬はライターの個人的趣味で、客観的には三代目をメインに記事にしたって事でしょ。

未亜:通好みなのかなぁー、まぁ世間には那奈ちゃんの素晴らしさが分からない可哀相な人も居るんだね。

イコ:おまい自身が片瀬を理解してないんじゃまいか?片瀬はさ、プログレ・ハウスが好きなんだぞ。

未亜:プログレかぁ。クリムゾンとかフロイドみたいに曲が長いのは苦手だなぁ。

イコ:それはロックだろ?ハウスだよ、プログレ・ハウス。

未亜:えーっ?それってどんな音?

イコ:あたしが知ってるわけないでしょ?片瀬にきけば?


【2003-12】

(「月刊・未亜」...もしくは「未亜イコ対談」[take19]<真面目な対談>草稿より抜粋)

イコ:んもうぉー、嫌なタイトルね。まるで「今までテキトーにフザケテ、酒でも呑みつつ下らない与太話をやって来ますた、林檎すったー」って感じぢゃなくって?

未亜:正に其の通りだと思う。まぁタイトルは単なるコジマユのパクリだけどね。

イコ:コジマユだけに「ひとくちでパクリ!」か、上手い!片瀬ちゃん一枚持って来なさい。

未亜:だから歌丸師匠ぢゃないってばさ。那奈ちゃんは座布団運ばないってばさ。「テバサキ5」は那奈ちゃんのダンス・ユニット。

イコ:(スルーして)小島さんの「真面目な青年」って元題は「黒人教師」だったとか。あの映画の「シドニー・ポワチエ」がモデルかしら?「いつも心に太陽を」って良い邦題だけど原題は「TO SIR, WITH LOVE」だから全然違うわね。助演もして居る「ルル」の主題歌も良いけど、なんと「マインドベンダーズ」も出てるのよね、「10CC」の「エリック」が居たバンドで、、、

未亜:(おもいっきり腰を折って)何をいきなり誰もきいて無い蘊蓄を語ってるんだよ。あーたは那奈ちゃんと同じ誕生日の伊集院光か?姐御乱心?てか、いつも通りか。

イコ:タイトルに則した話題を色々と振ってんだよ。どーせチミは片瀬の話しか出来ないでしょ。なんだよ?「テバサキ5」って?片瀬さん、今度は居酒屋に勤めるのか?そー云えば地方のスーパーで営業してるらしいねぇ、ケラケラ。「すいません、先輩、態度でかくて。すいません、すいません。」とか云って欲しいのか?

未亜:星井?あいつは許せんな。

イコ:だからぁー、結局ね、いつも未亜が「片瀬ネタ」に走るから「下らない与太話」になるんだってばさ。

未亜:テバサキ5?那奈ちゃんじゃん!

イコ:真面目にやれよ!すっとこどっこい。


■ TEXT:姫川未亜 / 2002-12〜2003-11(produced by 小島藺子)
■ ReMix:小島藺子 / 2009-10
(初出:「hilite」2003-1〜12)



posted by 栗 at 16:47| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする