Lyrics:rom△ntic high
Music:Niclas Molinder , Joacim Persson , PelleAn kerberg , Frederick Eriksson
Arrangement:k-muto
Mix:Dave Ford
Programming:k-muto
Chorus:Junko Hirotani
品番:AVCD-17291/B、AVCD-17292(アルバム「TELEPATHY」07)
発売日:2003年6月25日(オリコン最高位17位)
キラー・チューン「チューチューベイベ」(片瀬サン命名)に続いて、「ノリノリのダンス・ナンバーで、すんなり出来た」と片瀬本人が語る「Communication」が那奈曲目に登場します。作曲陣が欧米人名儀で在る為、此の楽曲も「カヴァー」で在る可能性が在ります。9曲目の「The Wings」に関してはより「カヴァー曲」風なツクリで、其れは片瀬本人も認識していた様です。片瀬の「TELEPATHY SESSIONS」ではデビュー曲と広く認識される「GALAXY」を含めて「洋楽カヴァー曲」も多く取り上げられていた様です。何よりも明確に片瀬本人もスタッフも「洋楽」を意識して制作していました。片瀬は明らかに「今まで日本には存在しなかった音楽を創る」と意識していました。其の「テレパシー・ヴォイス」と命名された歌唱スタイルだけをとっても、本人が「GALAXY」の録音時に「生歌」と「囁き声」と「オクターブ上の声」を重ねて発明したと明言しています。此の楽曲に関して云えば、作曲者が四人も名を連ねているわりには「単調な曲」ですので、おそらくセッションで生まれた楽曲なのでしょう。
「Communication」は、片瀬が語る通りに御機嫌なダンス・チューンで、「Babe」から始まる「世界に開かれたカタセカイ」を心地よく紡いでゆきます。「チューチューベイベ」から「The Wings」までの中盤は四連発でアッパー系のダンス・チューンが続くアルバム全体での大きな山場で、ミックスも全て Dave Ford が担当しています。解説映像で注目すべきなのは、片瀬が「カラオケでも歌い易い曲ですよ☆」なんぞと偉そうに宣伝している場面ですが、其れも其のはず「片瀬楽曲」は難しいのです。あたくしも恥ずかしながら「Babe」や「Shine」を歌った事が在るのですが、特に「Shine」の難易度には驚愕しました。一応、クラシック声楽を学んで3オクターブの声域と絶対音感を持つあたくしが「難しい!」と思ったのですよ。嘘だと思ったら「Shine」のシングルに収録されているインストで歌ってみるが好い。絶対に簡単には歌えないって。むっちゃ難しい曲だよ。そんな難易度の高い片瀬楽曲の中では、確かに「Communication」はラクチンです。其れをサジェストしてくれた片瀬は、とっても親切ですね。ま、「あたしの歌は難しいんだよ☆」って暗に示した「自慢」かもしれんが、、、(ぼそっ)。
此の楽曲から4曲のアルバム初公開新曲が続きますが、此の並べ方にも唸りました。アルバム発売までに片瀬は先行シングルを三枚発売していて、其れらから6曲(那奈ヴァージョン)がアルバムにも収められますが、シングルと同一だったのは5曲でした。リミックスが収録された「FANTASY」と別リミックスの「Shine」の2曲はあくまでも「ボーナス・トラック」と考えると、アルバム「TELEPATHY」の本編は全11曲で構成されている事になります。なな、なんと、片瀬は先行シングル曲の5曲中4曲をアルバムの前半6曲目までで「大盤振る舞い宜しく上等!」とばかりに放出してしまったのです。其れじゃ正に日本盤のビートルズ・デビュー盤「ビートルズ!」じゃん。シングル・ヒットを惜しげも無く前半に固め乍ら、新たな曲順でアルバムの流れにすんなりと乗せて魅せた片瀬は、後半に怒涛の新曲攻勢で畳み掛けます。全13曲中、アルバム初公開は6曲だったのです。其の内の4曲を連続して後半に固め打ちしやがったわけですよ。何たる不敵な自信!当時のDVDスペシャル・インタビューでの「デカイ!態度」は、伊達や酔狂では無かったのです。片瀬姫は、マジで威張ってたわけだ。だってさ、今観ても自信満々なんだもん。其れで、其の自信は正当だと思うよ。確かに、片瀬は傑作を生み出したのだからね。其れにしても、若いって凄いナァ。現在の那奈ちゃんなら、とてもこんなインタビュー映像は公開しないでしょ?いや、してるか。全然変わってないや。そもそも、こんな那奈ちゃんだから僕たちは愛したんだもんナ。
「突然、未亜イコ実況」
イコ:銀河系那奈億人の片瀬那奈ファンの諸君!こんばんは。さあ、いよいよ佳境に入って参りました「TELEPATHY」シリーズ後半戦のリングサイドから今宵もお茶の間の皆さんにお届けしております。解説は御馴染みの「那奈ヲタ・竜虎会:寅ちゃん派」の「虎」こと「姫川未亜サン」です。姫川サン、宜しく御願いします。おおっと、必殺の「チューチューベイベ」に続いて、姫川サン!何ですか?此の動きはっ。
未亜:はい、宜しく御願いします。ワクワクしますねぇ。あっ!此れは、小島サン、此れはですね、新たな技ですね。僕も観た事が在りません!おそらく「那奈ヲタ・竜虎会:辰つぁん派」の「龍」こと「アンテツあにい」も観てない技ですよっ!!(小鉄声で)
イコ:此れは、正に「猪木イズム」溢れる戦法ですね。例えば「名勝負数え唄」と呼ばれた「ドラちゃん vs 長州」は、お得意の技も確かに観たい!でも、其れだけでは決まらない事は分っているわけです。「TELEPATHY」が「ドラゴン・スープレックス」なら、「だんだんだん!」は「リキ・ラリアット」だ。「Shine」が「雪崩れ式ブレーンバスター」なら、「チューチューベイベ」は「サソリ固め」だっ!目くるめく必殺技のオンパレードだ!!其れでも決まらないっ。じゃあ、どーする片瀬?そうだ「掟破りの逆サソリ」だ!今まで未公開だった大型新兵器導入だっ!やった、やったぁーっ!!流石、片瀬だっ!どーですか?姫川サン。
未亜:いやあ、こりゃ、堪りませんナァ(幸吉声で)、此れで、新曲連発だったら、トンデモないですよっ!!(小鉄声で)
イコ:おおっと!!次も其の次も四曲連発で新曲だぁーっ!!さっきの新技は「Communication」と命名されたと鳴海レポーターからの情報が入っておりますがぁ、果たして次なる未知の技は何でしょう?事情通に依りますと、片瀬はアルバムの音楽性を「ハウス!」と宣言したとの事ですがぁ、此処までは所謂ひとつの「フィルター・ハウス」な楽曲が出て来なかったっ!片瀬も時代に迎合したのかぁ?本格的なハウスは日本の音楽土壌では未だ時期尚早と考え直したので在りましょうかぁ?姫川さん、どーですか?おおっと、リングサイドにぃ、謎のマスクマンが登場だぁっ!
未亜:小島サン、アレはね、RAM RIDER っているでしょ?正体は、おそらく彼ですよ。那奈ちゃん、じゃなくって、えっと片瀬サンはね、最初に彼の才能に注目して楽曲をチョイスしたと云ってましたからね。う〜む、凄いナァ、やっぱり、、、(小鉄声で)
イコ:おおっと、謎のマスクマンが乱入かぁ?会場がハウス色に染まってゆきますっ!「TELEPATHY」は、萌えていますっ!!
鳴海:小島サン!レポーターの鳴海です!!あのマスクマンですが、、、
イコ:はい、鳴海サン、マスクマンの正体が分りましたかぁ?
鳴海:ええ、先程、本人が「オレは RAM RIDER だ!」と叫びまして、「はばぐったい、はばぐったい、はばぐったい」と謎の呪文を繰り返してリングへ向かった模様ですっ!!
イコ:ええっ!!あのマスクマンの正体は、RAM RIDER なんですかぁ?
未亜:だから、さっきからボキが「あいつは、RAM RIDER だろ?」って云ってんじゃん。
イコ:フィルター・ハウスですっ!!出ましたっ、片瀬の奥の手が出ましたねぇ、明らかに五年先の未来から奏でられたとしか思えない驚愕音楽を片瀬は繰り出したぁっ!早い、早い、早過ぎるぞ、片瀬!!御聴き下さい、聖地六本木ヴェルファーレを埋め尽くした超満員札止めの大観衆が「カタセ・コール」の大合唱ですっ!!おおっと、「カタセ」コールに「ナナチャン」とレスポンスが始まったぁ!!盛り上がってますねぇ、姫川サン!何ですか?此の必殺技の名前は?!
未亜:ええっ?!いきなりだナァ、、、こんなの観た事無いよ、、、こ、此れは「必殺・カタセ固め」ですぅ!!(桜井サン声で)
(小島藺子/鳴海ルナ/姫川未亜)