Lyrics:NANA KATASE、Satomi & rom△ntic high
Music:Ryouki Matsumoto
Arrangement:Manao Dai
Strings Arrangement:Yasuaki Maejima
品番:なし
発表日:2003年春
通例通りに「CDR」音源で完全版の「Shine」は最初に流出しました。此の「プロモCDR」は、別名「読み方:シャイン」と呼ばれる「Shine」のラフミックスが聴ける貴重音源です。後に流通したプロモーションCCCD「Shine / REVENGE〜未来への誓い〜」(AVCS-10913)とは違い、此の最初期音源はタイトルこそ「片瀬那奈 3rd single Shine / REVENGE〜未来への誓い〜」と明記されていますが、内容は「1. Shine(読み方:シャイン)」のラフミックスのみを収録しています。
「Shine」のシングル・ヴァージョンは「5'08''」で、アルバム・ヴァージョンは「5'09''」です。プロモCCCD「Shine / REVENGE〜未来への誓い〜」(AVCS-10913)の段階では、既に正規盤と同じ「5'08''」になっていました。「0'01''」の違いですが、確かに違います。後に「Reloaded」に収録されたのは、明らかにアルバム「TELEPATHY」と同一の「5'09''」版の「初CDDA音源」でした。されど、此の最初期音源でのタイムは「5'13''」なのです。そしてCCCDでは無いのです。公式盤よりも五秒長いのは、エンディングの余韻が其れだけ長く続いているだけなのですが、「ラフミックス」は音圧レベルが異常に低く、其の未完成度が一聴して分ります。
あたくしが片瀬音源の所謂ひとつの「白盤」を初めて入手したのが、此の「Shine(読み方:シャイン)」でした。つくづく「Shine」に縁が在るのですけど、初めて此れを聴いた時の衝撃は忘れられません。其れは、THE BEATLES の海賊盤音源を初めて聴いた時や、手塚先生の作品が雑誌と単行本で違うと気付いた時みたいな、少年時代の大いなる興奮とおんなじでした。でも其れは後の話で、発表当時には正規音源しか聴いておりません。其のCCCDを渋谷タワーレコード購入すると、片瀬那奈のイベント参加券が付いていました。渋谷タワーレコードでは、其れまで洋楽アーティストのギグしか観た事が無かった。でも、もう逢わずにはおれなかった。片瀬那奈に「何やってんだ?」と抗議したかった。デビューから「アイドル女優・片瀬那奈」を追い続けたあたくしにとって、片瀬那奈の「歌手転向」は「裏切り行為」としか思えなかった。そして、あたくしは初めて片瀬那奈を間近で観てしまうのです。
(小島藺子)