日本テレビ/読売テレビ 21:00〜23:09
CMをカットすると108分位に短縮された上に、新たなる撮影部分を加えられた為、劇場版やDVD版とは全く異なる作品として放映されました。此れは「第1章」初回放映時と同じ手法で、好く云えば「劇場でも観て、DVDも買ってくれたファンには新たなモノを見せましたよ」って事なんだけど、悪く云えば「作品として、キチンとまとまってなかったのかよ?」って噺にもなっちゃうんですけど、其れを云い出すと「だって、原作が、、、」とか云えるわけでして、ま、面白けりゃ何だってええのよさ。
で、問題は、最終章を観て居ない時点で、前二作と其の「もう一つ」版まで見せられて、挙げ句に全三作にエキストラ参加までしちゃったにも拘らず、、、
「ツマンね」
って感想しか出て来ないって「厳然とした事実」なのです。。。
ハッキリ云いますけど、あたくしにとって此の映画は「片瀬那奈ちゃんが出演して居るから関わった」だけの作品です。
原作は嫌いでは無いし、浦沢クンとは庵野クン同様に同い年で昔からの「ともだち」だから共感するしか無いんだけど、まとめらんないじゃん。其れは、己自身にも云ってんだけどさ。コラージュして、謎を振りまいて、結局は「落とせない」じゃん。先達はさ、落としたぞ。決着はつけたけど、謎も遺したんだよ。なぁ、俺たちはさ、未だ未だなんだよ。
さてさて、「イコちゃんの独り言」は此れ位にして、問題の「敷島ミカちゃん登場シーン」ですが、今回はバッチリと遺されて居りました。ま、当然なんですけどね。
(小島藺子/姫川未亜)
映画「20世紀少年」公式サイト