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2009年05月17日

「THE WONDER OF STEVIE」

At the Close of a Century


下町レコードで珍品レコを入手しました。其の名も「THE WONDER OF STEVIE」。

えっと、簡単に云うと1965年から1988年までのスティーヴィー・ワンダー様の膨大な楽曲の美味しいトコを繋いだプロモ盤です。SIDE 1 に「55曲!」、SIDE 2 に「50曲!!」合わせて「105曲!!!」が「何にも考えてない感じで、ゆる〜く」メドレー?になってます。其れで、スティーヴィーが歌った曲だけでは無く、スピナーズの「IT'S A SHAME」とかのプロデュース作品まで入って居るのです。そうです、其の通りです。

「愛しのシリータ音源も入って居るのだよっ!」

ジェフ・ベックやミニー・リパートンなんかも、当然の如く出て来るわけですよ。此れは驚いた。彼の芳醇な音楽世界を駆け足で23年分辿れる恐るべきプロモ盤です。モータウンがこんなもんを出すわけが無いわけで「JOBETE」なる聞いた事も無いレーベルから出た作品です。CD化など勿論されて無いし、日本盤だって出て無いのではないでしょうか?同名のコンピ盤CDが存在しますが、あちらはカヴァー集ですから全く別内容です。もしかしたら海賊盤なのかもしれませんが、音源は全てオリジナルです。レコード会社の住所や電話番号も明記して在りますので、公式プロモなのかナァ。編集した二名は、かなりコアなスティーヴィー・ヲタだと思われます。シリータ音源を此処まで入れるのですからね。SIDE 1 は、なな、なんとシリータで終わるし、ひっくり返せばベックの「シリータ(哀しみの恋人たち)」で始まるんです。選曲が渋い!「う〜ん、分ってらっしゃる」と「にやにやみあみあ」が止まりません。ポールとの共演も、敢えて「エボニー&アイボリー」では無く「WHAT'S THAT YOU'RE DOING ?」を選んで居ます。

「好い買い物したね」(レコガール声で)

まやや、来日したら聴かせてあげるよ☆聴きたくて仕方無いでしょ?むふふふふ。


(姫川未亜)



posted by 栗 at 18:59| FUNKY | 更新情報をチェックする