「コジマ・ロックンロール・キャラバン VOL.5」で小島麻由美を観た。渋谷クアトロで、マンスリーでやって来た対バン企画のラストは、ワンマン・ツアーの最終日ともなっておりまして、流石に「もうひとりの小島さん」こと那奈ヲタのあたくしも行かないってわけにはイカンのですよ。
もう昨日になってしまったけど、23日は、片瀬那奈ちゃんの初主演映画が配信され、TV出演も在った。でもって、此の「那奈ちゃん祭り」はまだ続いてる。此の後は、片瀬那奈ちゃんのドラマ?が放映されるんだよ。そんな「那奈ちゃん記念日」でも、あたくしは「コジマユ」を観に行った。だってあたくしは、かつて片瀬那奈ちゃんとコジマユの学祭を梯子した(たぶん此の世でたったひとりの)「小島好き」なんだもんな。
全21曲、新旧取り混ぜた選曲で、メムバーは、ギターの塚本さん、ウッドベースの長山さん、太鼓の ASA-CHANG 、ピアノのKYONさん。あんな状況でもアンコールをやらないって、頑なな姿勢に不満が無いわけじゃない。でも、今回は「そんなこと云ってはいけません」な。あたくしは、コジマユが大好きだよ。さて、もうひとりの小島さんの番組が始まったよ。
さてさて、コジマユの新作に関しても書いておこうか。新作って云ってもライヴで歌った「サマータイム」のことぢゃないよ。歌い終えて、次に行く時に「一寸休む」って云うほどの熱唱だったし、いや、あの、普通はしませんよ。平気で客に背を向けてバンドのメムバアと勝手に話し始めたり、疲れたから休むとか、やんないです。でも、其れでこそ「小島麻由美」なのだ!「ミュージカル(仮)」なんてタイトルも似合う名曲の香りがしたけど(おいおい、語ってるじゃないかよっ!)よーするに、コジマユは昨年の「パブロの恋人」以来、サントラ盤への提供以外、全く新作を発表していないのです。アルバムは勿論、シングルすら無いのです。で、何をやってたのかってぇーとライヴなんですな。てか、今年最初に観た時(二月かな?)に「またアルバム作りますよ。発売は、来年です」と云っていたよな。「おいおい、二月に来年の話かよっ!」と、普通ならツッコミたくもなるのですが、其れでも其れでこそ、小島麻由美だから、だ〜れも文句云えないどころか喜んで聴いてるんですナァ。で、今年は生でたっぷりと観れるんだから(実際、コアな片には負けますけど、あたくしも5回観たもんな)我慢しろよってことか?いや、もう毎年新作を出すなんてぇのも流行りじゃねーよな。でも、デビュー10周年なんじゃねーの?なんか出せよ。ってことで出たのが「KOJIMA MAYUMI’S PAPERBACK」なんだな。
此れが、もう、なんだかなぁって本なんだよ。コジマさーん、此れって、らくがき帖ですかぁ?此れで商売になるんだからなぁ。でも、おまけのCDが在るんで買わないわけにはイカンのね。デビュー前のデモが5曲入ってまして、此れがええんだな。なにせ、あたくしはブート好きだからね。そりゃ、公式音源には敵わないのだけど、デモは好きなひとには堪りませんよ。10代のコジマユが、もうコジマユだってのが、確認出来るだけで、充分だもんな。あたくしにとって、コジマユって、やっぱ「THE KINKS」だよ。ゴリラズとかを「はぁ?」って思うのは、レイを長年聴いてるからだもんな。ん?またオヤジの説教が始まったって思ったか?
ポールの新作を聴いて「クイーンやジェフ・ベックやレディオヘッドやブラーやオアシスやトラヴィスやジョン・レノンやジョージ・ハリスンやストーンズやクラプトンや(以下略、をいっぱいパクってるね。サイテーなオヤジだな」とか、釣りなんだろーけど、浅過ぎる。若僧よ、えらそーに、語るなよ。音楽は世界史かぁ?莫迦じゃねーの?つまんない伝説をつくってんのは、おまえらなんだぞ。何を云ってんのか、わかんねーだろーな。わかんなくて、えーよ。
そーゆー莫迦は「コジマユに触るなっ!!」
初出「COPY CONTROL」 (小島藺子/姫川未亜)