皆さん(カン!)お待たせ致しました。
最近はレコードしか買わなくなっておりまして、紹介が遅れてしまいましたが、大瀧師匠の大傑作「ナイアガラ・カレンダー」が、遂にオリジナル・マスター(1978年版)と1981年リミックスの「2 on 1」にて、30周年盤としてドカーン!と発売されましたよ。
先月号と今月号の「レココレ」でも特集されております。師匠が語る制作秘話は、必読であります。此の作品が売れなければ、引退を覚悟して居たと云うのは有名なお話ですが、見事に売れなかった。しかし、当時は山下達郎しか指摘していませんでしたが、此の作品と「A LONG VACATION」は構造的に全くおんなじなのです。では何故「ロンバケ」は売れて「カレンダー」はダメだったかと云うと、まあ、その、ソニーとコロムビアの違いじゃないっすかね。(ぼそっ)
あたくしが師匠のソロで最も聴いたのは此れです。特に最後の「クリスマス音頭」がすぎょい。師匠の音頭作品の中でも、間違いなく最高傑作でしょう。確かに、30年前に此の音楽は多くのひとには届かなかった。されど、大瀧師匠が云う通り、
「音楽みたいなもんは、古いモノの方が良いんだよ。」
なのです。あたくしが全面的に保障致します。
「今こそ、此の芳醇な音楽を聴け!」
で、、、今月号の「レココレ」を読んでいたら、茂が今月「BAND WAGON 2008」と「LAGOON 2008」を発売する事実を知りました。一昨年とかに出さなかったっけ?あのさ、まあ買うけどさ。20周年や30周年でキチンと出している大瀧師匠は、真面目だよナァ。
初出「COPY CONTROL AGAIN」 (小島藺子)