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2007年01月11日

「ぎゃふん」

【文藝春秋デラックス】日本の笑いマンガ1000年史 1975年9月号 No.17 [雑誌]


新日ドーム大会が、今年も開催されただけでも喜ぶべきなんだろう。闘魂三銃士の「夢」を見せるエンタメ興行だったのか?闘魂三銃士って何時の噺なんだっけ?小島のラリアットは良かった。天山は、、、其のメインで、蝶野と武藤が、橋本の技を出して勝つ。今が200那奈年ってのは、嘘なんだろ?

最後に大画面に橋本が映って「爆勝宣言」が鳴り響いたんだけど、其れって、今更だけど決まってたんでしょ?「ぎゃふん」ってひっくり返る落ちは、あんなにも盛大に決定してるのは、別にええんだ。問題は其処までの過程なんだけど、小島が強くなってるなってこと位しか、収穫なしだったなぁ。

其れでも、あたくしは、プロレスを観てしまうんだよ。

だってさ、


未亜:つまんなかったです。だって、土俵が違うんだもん。勝負論が無いですよ。

イコ:サクが噛ませ犬にされたってのは、本人も納得してるんだと思うんだけどさ。もう純粋な勝負論が通じなくなってるんだよね。どっちが勝つのかは、お互いの力量よりもルール次第。もっと云えば、、、

未亜:姐御っ!駄目でつよ、其れ以上は。(「COPY CONTROL」2007年01月02日より)



あたくしが途中で云うのを止めても、世間は放って置かないわけだよ。「桜庭VS秋山疑惑?試合 レフリーのブログ大炎上」(1月05日 J-CASTニュース)だの、「すっごい滑るよ!」(まとめwiki)って「大騒ぎ小鉄で、祭りだ、祭りだ、わしょーいっ!」なのよさ。ま、ウチとしては「西豪寺エレナ様物語」を復活させれば、許すが。六ちゃん、どーだい?ん?よくわかんないっすか?つまりですね「アカネ」と「松子」(ついでに「ケータイ刑事」も入れとく?)を制作した「ドリマックスちゃん&TBSちゃん」は、『K-1プレミアム2006 格闘技史上最大の祭典 Dynamite!!』もやってるわけよ。

エレナ様を志半ばでバッサリと切って、サクの抗議を無視した責任のすべてが、其処に在るなんて理不尽なこたぁ云いません。只、おんなじ処が関わって居たって事実だけを、云って居るのみです。

で、うやむやにしようとするから、どんどん事が大きくなっていく典型的なパターンですねぇ。FEG公式サイトでのアンケート「2006年最後のMVPは誰?」は、投票総数39万3千を超えて居る時点で、

首位:桜庭和志選手 22万4千票強(全体の57%強が投票)
最下位:秋山ナントカさん 3254票(0.8%)

桜庭は二位のランディの10倍もの支持を得て、完全勝利目前。片や、秋山は、マケボノよりも金子よりもボビーよりも下、他の誰も寄せ付けない強さでぶっちぎりのビリです。ベストバウトでは「秋山 VS 桜庭」が文句なしの最下位を独走中ですよ。

デイリー以外のスポーツ紙やテレビ局が黙殺する中、ネットの記事までも圧力で削除を繰り返しても、いくら「騒いでいるのは、2ちゃんねるだけ」なんぞとほざいても、もう無駄です。正義と真実の「東京スポーツ」が、一面で「帝王・高山」の的確過ぎる検証を掲載しましたよ。此の「疑惑の試合」を、あたくしはリアルタイムでは次の様に見ました。あくまでも私見です。

「タイガーマスクを被った下柳と桜庭が入場、清原と柔道着姿の秋山、そして多くの柔道着姿のガキが土下座して入場。秋山、道着のままボディーチェックを受けてから、何故か脱ぐ。右グローブ側面でのバックハンドブローなど打撃で挑む秋山をかわし、桜庭、何度もタックルに行くが何故か秋山の脚がスルリと抜けてしまい、故意ではないが秋山の金的に蹴りを入れ、中断中レフェリーに何か云う。いよいよ異変に気付き大きくタイムを要求するが、何故かレフェリーは無視、其の隙に秋山が殴り掛かる。打ち合いで桜庭倒れて一方的に殴られながらも脚を狙うが何故か取れず、正面からではなく何故か右グローブ側面を叩き付け続ける秋山に構わずレフェリーに「すべる!」「おい、すべるよ」「反則だ」などとTV音声でもはっきり聴き取れる抗議をつづけるが、レフェリーは莫迦の一つ覚えの様に「アクション!」を繰り返し、セコンドやガキどもが「おい!おい!おい!」と囃し立てるのに合わせて秋山は片手で妙なパウンドを続行。桜庭流血しながらも「すべるって、おい、アクションじゃねーよ」と叫ぶがレフェリーは完全にシカト。何故かレフェリーは試合を止めず、本部席がゴングを鳴らし、秋山のTKO勝ちになるが、桜庭は激高し「すべるって、反則だろ、体全部すべる、ストップ?なんで?」と抗議を止めない。レフェリー、何故か秋山の背中を手袋をしたまま一寸触って「何もない」のアピール。秋山、さっさとグローブから何かを外し道着を何故か下からさっさとはく。」

其の後、録画を再度観ると、「秋山の右グローブにはスポンサー・ロゴがなく、何故か桜庭を殴っていた部分が奇妙なカタチに膨らんでいた」り、「秋山のセコンドが何故か桜庭がタックルにいくと『すべらせろ!』『ほら、すべるぞ!』などと声を出していた」り、まぁ色々とあるわけですけど、高山が電話した時にサクが云った此の言葉が、あたしには、すべてです。

「正々堂々とやって負けたならいいが、許せない」

まさか、プロレスラーにこんなことを云われる格闘家が出てくるとはなぁ。秋山よ、あんたはすぎょいよ。100年に一人のスーパー・ヒールとして、頑張って下さい。まだ名前もちゃんと覚えてないけど、これからも応援しますね。

そして、結論が出ますた。

「秋山は反則行為で失格、秋山vs桜庭はノーコンテストに=Dynamite!! 」(1/11 スポーツナビ)

「(前略)秋山は全身にスキンクリームを塗っていた。(中略)秋山本人が姿を見せ、今回の件について謝罪。「何の弁明の余地もありません。桜庭選手、申し訳ありませんでした。どんな処分も受けるつもりでいました」と頭を下げた。また桜庭に対しては謝罪の意を表明した上で、「笑ってまたリング上で向かい合うことができたら」と話した。
 さらに桜庭からのコメントも発表された。裁定に関しては「こちらは正々堂々と試合に臨んでいるのに、このような結果になったことに対しての今回の処分内容に関しては納得しておりません」、秋山に対しては「イベント関係者、清原選手、一緒に入場した子どもたち、ファンの方に対して、謝って済む問題ではないけれど、謝ってほしい。ボクはリングに立つときは正々堂々とやりたい。ただそれだけです」というものだった。」


「サクは漢だ。秋山オワタ。」

そして「秋山成勲(やっと名前を覚えました。)問題」は、中途半端に終わった。

結局、彼は反則を犯して居て、「失格」「ファイトマネー全額没収」となり、「桜庭 VS ヌル山」は「ノーコンテスト」になったそうです。審判団も処分されるとのこと。でも、桜庭本人は勿論、ファンも納得していませんよ。「K-1 疑惑の試合 不透明すぎる決着」(1月11日 J-CASTニュース)を読んでも分る通り、こーゆー中途半端な解決を、最も嫌うのが「2ちゃんねらー」です。谷川将軍さまは、どーせターザン山本に何か云われて「じゃあ、一応、秋ちゃんの非を認めて火消ししますよ」と思ったんだろ?お莫迦さんだなぁ。ターザンなんぞに「2ちゃんねらー」が理解出来てるとでも思ってたのかい?おめでたすぎるんだよ。

ターザンは「ネット住民の力を認めろ」と、さも自分が「2ちゃんねらー」を理解し、味方であることをアピールしていますけど、そんな風に好意的に擦り寄られることこそが胡散臭くって堪らないだよね。大体、「2ちゃんねらー」なんて実体はないんだぞ。全員が何処の誰かも知らないし、年齢も性別も思想も何もかんもてんでバラバラなんだよ。おんなじ方向を向いて行動してるんじゃないの。只、嘘っぱちが嫌いなだけだよ。

「こんなんで納得できると思うなよ」たぶん、共通するのは此れだけだ。秋山の格闘家生命はもう完全に終わったけど、此の問題は此れからが本番だぞ。あたくし個人の気持ちは、「桜庭は、二度と秋山に関わらないで欲しいな」ってことくらい。そんなこたぁ云わなくとも、サクは再戦なんかやらないと思うけどね。で、もう秋山や梅木「個人」が悪いって噺じゃなくなっちゃったよ。本当に、いよいよ、すべてが崩れていくんだなぁ。

猪木、何か面白いこと云ってくれ。頼まなくとも云いそうなんで困っちゃうナ。

あ、ゴメン。もう猪木なんかよりも面白いことを云ってくれちゃってた片が居ますたね。
以下、2007年1月1日(月)大阪府内のホテルでの一夜明け会見を伝える記事より、在りし日の大スターの素晴らしい発言を、どーぞ。

 桜庭が「秋山の体に何か油が塗ってある」と猛抗議し物議をかもしていることで、桜庭との再戦の可能性もある。しかし、「リマッチは考えていない。抗議されても、それをネタにまた試合をするのはおかしい」と一刀両断しながら、「桜庭選手への憧れの気持ちは変らないので、また闘う機会があれば胸を借りるつもりで頑張ります」と秋山は意気込んだ。

 試合中の桜庭の訴えについては「選手から『タイム!』と言われて止める試合はないでしょ。全く聞こえなかったですし、あの場面で興奮している人間を止められないですよ」と、勝利に向け必死だったことを語る。

(GBRニュース 【K-1】秋山、桜庭との再戦を拒否!? 「抗議をネタに試合するのはおかしい」2007/01/03 より、引用。)



あ〜あ、もはや、川に落ちたワンちゃんだな。。。自業自得だけど。


(小島藺子)

初出「COPY CONTROL」2007-1-5〜2007-1-11


原題:「ぎゃふん」(1/5)
   「Slippin' and Slidin'」(1/9)
   「プロレスラーがプロレスもどきに負けた日」(1/10)
   「崩壊の前日」(1/11)


posted by 栗 at 21:12| KINASAI | 更新情報をチェックする