w & m:RICHARD DRAPKIN
P:ジョージ・マーティン
E:ノーマン・スミス
2E:リチャード・ランガム(7/18)、ジェフ・エマリック(8/21、10/29)
録音:1963年7月18日
MONO MIX:1963年8月21日、STEREO MIX:1963年10月29日
1963年11月22日 アルバム発売(「WITH THE BEATLES」 B-5)
パーロフォン PMC 1206(モノ)、PCS 3045(ステレオ)
追っかけジョージによる「WITH THE BEATLES」三曲目のリード・ヴォーカル・ナムバーは、ビートルズの底知れぬ「マニアック」振りを示すカヴァーです。オリジナルは、全く無名の黒人ガールズ・グループ「ザ・ドネイズ」の1962年の不発シングル(トップ40に入っていません)「BAD BOYS」の、更にマイナーな B面曲!「DEVIL IN HIS HEART」であります。かつて、全曲カヴァーをやった時にも彼ら以外でこんなマイナーな曲を演奏したバンドを見つける事は出来なかったし、オリジナルの「ザ・ドネイズ」盤ですら入手するのは困難を究めました。
其れにしては、とても好い曲です。カヴァーの帝王:ジョン・レノンに憧れたジョージもカヴァーが大好きで得意でした。後年、奇跡の大復活を遂げた「GOT MY MIND SET ON YOU(1987、全米1位)」もカヴァーでしたし、多くのソロ・アルバムでもカヴァー曲を披露しています。ジョージもジョンに負けず劣らずの「ポップス研究家」だったのです。だってさ、こんなマイナー・ヒットの、しかも「B面」曲をカヴァーしようって云い出したのは、他ならぬ、
「ジョージ・ハリソン(昔の呼び名)」なのだよっ!
ジョージこそが、ガールズ・グループの「眞なる研究家」だったのです。だからこそ、後に「盗作疑惑」が派生するのですよ。彼には、ライフワークとして「ガールズ・グループ」をプロデュースするって「夢」が在りました。其れが「ロニー・スペクターとの仕事」や「マドンナ様主演映画の製作」や「シリータとデュエットでの映画主題歌」や「ベリンダ・カーライルのヒット曲でスライド・ギターを弾いたのは、やっぱり君か?事件(「弟:デレク」発言)」等のカタチで遺されました。でも、ジョージは本気で「ロネッツ」みたいな事をやらかす気だったのです。きっと、やっていたのでしょう。発掘を、切に望みます。
ジョージが歌うカヴァー曲は、ひとことで云えば「可愛い」のです。「胸キュン!(死語)」なのです。此の曲でも、ジョンとポールが「アノコはワルだぜ、やめときな」と掛け合いでコーラスしまくるのに対して「ちがう!そんなんじゃない(中村まーくん声で)」と健気に対抗するのが好いんだよね〜。そー云えば、中村雅俊さんってジョージに逢った事があるんだよね。昔「月刊明星」で見ました。まーくんの感想「ジョージに髭がなくって吃驚した!」(「33 1/3」の頃に英国まで逢いに行ったと記憶して居ります。)「僕たちの好きだった革命」の歴史は、長いのだ。あっ。うっかり、片瀬噺に持ってこうとしてる、、、何はともあれ、
「ジョージ、愛してる☆」
「レコスケは、同志です」:(小島藺子/姫川未亜)
初出:「COPY CONTROL AGAIN」2008-6-29
REMIX-1:「COPY CONTROL」2008-9-28
(and this is REMIX-2 by 小島藺子)
初出:「COPY CONTROL AGAIN」2008-6-29
REMIX-1:「COPY CONTROL」2008-9-28
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