本家本元が何故か日本語で歌ってしまったってのが色々あったよなぁ、と思い「日本語で歌う洋楽」でぐぐると其のものズバリのテキストがありました。
四方宏明さんが「AAJ のテクノポップ」で4回に渡って沢山紹介して下さってます。テクノだけでは無く広く取り上げて居て良いですよ。僕は昔から此れを集めたコンピ盤が出たらイーノになぁ(だじゃれでごみん)と密かに願ってるんだが。
日本語で歌う洋楽〜第1回
日本語で歌う洋楽〜第2回
日本語で歌う洋楽〜第3回
日本語で歌う洋楽〜第4回
フランス・ギャルの「夢みるシャンソン人形」日本語盤を聴いたのが、たぶん最初で、クイーンにずっこけてポリスの時には裏切られたとレコードを叩き割った(いや、買ってないや)「なんぢゃこりゃー!!とほほ」感が蘇る。ボウイのレコードから「天国の階段はないー」とか聴こえて来た時の衝撃、ジョンが「あーああああーいすいませんヨーコさん」と歌うのを聴いて「AISUMASENってあいすみませんって意味だったのかぁ。ジョン、今はあんまり使わないよ。アイムソーリーに少しだけ似てるから使ったのかなぁ?愛済みませんとか、色々考えたのかなぁ?駄洒落おやじかよジョンは。」などとわけわからなくなっちゃったあの日。
当然、ネイティヴではないことから来る発音の違和感による「ロック偉人幻想伝説崩壊」もある。しかし、此れでは「東京ビートルズ」じゃないか。GSを笑えないじゃないか。「スマハァーマ、ソキョハ」だとぉ「スマハマ」って何なんだよマイク・ラブ?「ドモアリガトミスタロボット、ドモ」ってなめとんのか?こんなモン歌った奴らは、全員をハリセンで殴り倒したい。
サー・ミックが「マダマダ、ツヅクヨーんぬ」と言い、サー・ポールは「モウカリマッカ?マイドオーキニ」とぬかしやがった。あんたらは天下無敵のロッカーでしょう?勘弁してください。「ジンケンモンダイ」と真面目に語るのに客が笑ってるぞ。なんなんだ、一体?ま、面白いからええのだが。
初出「COPY CONTROL」 (小島藺子)