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2008年04月04日

「猪木最強伝説」

底なし沼 活字プロレスの哲人 井上義啓・一周忌追善本 (kamipro books)


あたくしが初めてヴィデオデッキを買ったのは1985年3月です。そう聞いて「ピン!」と来る片は、あたくしの同志でしょう。そうです、正に其の時、超獣:ブルーザー・ブロディがスーツ姿で、ベートーヴェンの「運命」に乗ってアントニオ猪木の前に対峙したのでした。あたくしは来るべき二人の闘いをヴィデオに収める為にヴィデオを買ったのです。

其れから猪木が引退する1998年までの主要な試合はすべて録画しました。「プロレス・アンコール」などで其れ以前の試合もフォローしました。1992年から1997年頃は、年間に軽く50興行は生観戦していました。もしかしたら、音楽のライヴよりもプロレス観戦の方が多いかもしれません。新日だけではなく、全日もU系も女子プロもインディーズも全部観ていました。週刊ファイトと週刊プロレスと東京スポーツは必ず買って、大きな事件が起これば週刊ゴングも買ったのです。レスラーの自伝も、暴露本もなんでもかんでも読みました。そうです、あたくしは筋金入りの「プロレス者」なのです。

総合格闘技が壱時期ブームになったけれど、世間が大騒ぎするずっと前からあたくしたちは「ヴァーリトゥード」を研究していました。桜庭が未だプロレスをやっている時から応援していました。ヒクソンもホイスも、わざわざ海外からヴィデオを入手して観ていました。「K-1」だって最初の代々木体育館でやった時から観ていたのですよ。

そんなあたくしの結論が「猪木最強」です。何度も鑑賞に耐え得る、正に「格闘芸術」が「猪木プロレス」には確かに在ります。かつて後楽園ホールでの藤原組の興行で猪木が石川とスパーリングをしました。間近で観る猪木のスパーリング!其の流れる様な動きに心底シビレました。美しかった!諸君、プロレスは綺麗なんだよ。

ところで「アントニオ猪木全集」は最初から順番に観ているのですけど、日プロ時代や新日初期のTV解説をやっている「イテテの遠藤」こと遠藤幸吉が面白過ぎるっ!

 アナ「どーですか、遠藤サン、今の攻撃はっ」

 幸吉「いやあ、クラップはもうね、基地外みたいになってますよっ!

 アナ&桜井「(無言)」



初出「COPY CONTROL AGAIN」 (小島藺子)



posted by 栗 at 05:18| KINASAI | 更新情報をチェックする