NHK総合 毎週木曜日 20:00～20:43
「好きになっちゃダメ？」
【キャスト】
福田 沙紀：神谷 明日香
片瀬 那奈：小野 あやか
水崎 綾女：青山 ミク
西島隆弘、入山法子、入江甚儀、モト冬樹、岡田義徳、友近、鰐淵晴子 ほか
【スタッフ】
原作：高橋留美 ほか
演出：笠浦友愛、梛川善郎、田中英治
「NHK ドラマ８」は「43分」の尺です。一見「民放のドラマより短いじゃん！」と思えますが、実際の中味としては「民放壱時間連ドラ」と変わりません。当たり前の噺ですけど、CMが無いのです。実際に、現在好評再放送中の「リコベン2」を録画し、CMをカットすると「丁度43分」になっちゃうんですよ。
更に云えば、民放ドラマは大抵がDVD化されます。其れは、DVDの売り上げやレンタルでの収入も、スポンサーが計算してお金を出して制作されて居るからです。片瀬那奈ちゃんが出演した連続ドラマで、Video化もDVD化もされて居ない作品は数える程（具体的には三作品）しか在りません。其れは民放では「2001年のおとこ運（関西テレビ 2001）」と「熟年離婚（ANB 2005）」の二作品のみです。（ちなみに単発ドラマや前後編モノ、インターネット・ムーヴィー等を含めると其のほとんどが未DVD化なのですけどね。）
そして、今回で二度目のNHK連続ドラマ出演となった那奈ちゃんですが、壱作目の「FLY 航空学園グラフィティ（2000 NHK）」こそが、最も古い「未発売連続ドラマ」なのです。天下無敵の日本放送協会様ですので、アーカイヴとして「FLY」もしっかり保存されて居ますが、片瀬那奈ちゃんの実質的な初主演ドラマとさえ云える作品をDVD化どころか再放送もしないのは「罪」です。（ぜいはあ、、、）
何が云いたいのかと云うと、例えば「FLY」も2000年の本放送時には三回も繰り返し放送されたのですよ。アノ時代に、流石は天下のNHK様は「デジタル放送」と「BS放送」と「地上波」で流したのです。つまりだ、、、
「FLY」は「地デジ映像」なんですよっ！
さあ、出せっ！今年中に発売したまえっ！！でなきゃ、アンテツあにいに「遠い夏」と一緒に貰うけどさ。其れで「片瀬の館：ドラマ・アーカイヴス」は完成ですよっ。（暗に、あにいにプレッシャーを与えて居るだけじゃん。）
でね、NHK様は、別に「営利目的」でドラマDVDなんか出さなくとも好い身分なのですよ。此の作品だって、初回は「消費税割れ！（5%以下）」だったし、おそらく其の数字で最後まで続くでしょう。民放なら「打ち切り」確定です。でも、ちゃんと10回放送されますよ。だから、よーするにだ、「ちゃんと録画しましょうね」って事です。
さて、ドラマですけど、毎回「其の回の物語が落ちまで行く」ので途中から観ても楽しめる作品にもなって居ます。そして、出番が少ないと評判の那奈ちゃんが演じる「小野あやか」は、そんな「読み切りドラマ」に於ける「レギュラー」のひとりです。こう云う「読み切りで連続ドラマ」ってのは、当然各回のゲストが毎回の中心となります。そして、那奈ちゃんが演じて居る役柄は「其の読み切りドラマと同時進行で描かれる主人公の成長物語に於ける、相談相手」なのです。毎回のエピソードとは、少し離れた地点に「小野あやか」は立って居ます。だからこそ、物語が終わった時にこそ、彼女の存在感が浮かび上がって来るでしょう。
あたくし的には、かなり「好きな役柄」です。こんな那奈ちゃんは、意外にも、なかなか観れないんですよ。ねぇ、アンテツあにい、君なら「同意」してくれるだろ？此れは、好いよ。新機軸です。他の美人女優サンなら「当たり前」な役柄なのに、片瀬那奈にとっては「意外な役」なんです。其れだけ、女優：片瀬那奈の振り幅が大きい！滅多に観れませんよっ。同志諸君、刮目して「小野あやか」を、目に焼き付けよう！
今回の「押さえた大人の演技」は、本当に、安心して観て居られます。「うらら姫」みたいなデンジャラスな那奈ちゃんが大好きです。でもね、こう云う「普通の役（いや、やっぱ一寸狂ってますが）」も好い！
本当に、那奈ちゃんは素晴らしい女優さんに成長しました。僕は、只只、嬉しいです。
（小島藺子/姫川未亜）
PS. I LIKE HIM
えっと、情けないけど好い先生役を相変わらず好演してらっしゃる「岡田義徳さん」は、元々好きな俳優サンの一人で、映画「20世紀少年」でも御一緒出来て、一緒に「座り煙草」した仲なんですけど、、、えっと、えっと、TBSにも出てるんじゃまいか。「木更津」の映画を同時刻に放送してんじゃまいか。「バッティングしてんじゃまいかっ。」ま、那奈ヲタとしては、責められませんけどね。
（小島藺子）
ドラマ8「ゴーストフレンズ」NHK公式サイト
