w & m:LENNON / McCARTNEY
P:ジョージ・マーティン
E:ノーマン・スミス(7/1)
2E:ジェフ・エマリック(7/1)
録音:1963年7月1日、MIX:1963年7月4日
1963年8月23日 シングル発売
パーロフォン R 5055(モノ)
近年、ポールがツアーで此の曲を解禁したと知り、かなり驚きました。ジョンの声の印象が強いので、彼が主に書いた曲だと思います。但し、初期は「レノン・マッカートニー」ってかなり合作に近いカタチでの「仲良しソングライター・チーム」でも在ったわけです。A面の「SHE LOVES YOU」もジョン色が強い感じもしますが、紛れも無い「共作」でした。そもそもジョンだって「SHE LOVES YOU」ってタイトル発想自体がポール発案だと語っています。「あいつは、自分と他人の間に第三者を置きたがるから『僕』じゃなく『彼女』が『君』を好きって書くわけよ」みたいな噺をしております。
よくよく聴いてみれば、確かにAメロはレノン節ですが、中間部で同じフレーズを繰り返しながら音程が徐々に上がって行く部分なんかは、なるほどマッカ節にも聴こえます。後年、コステロと合作した「ヴェロニカ」等でも使われる「ポールお得意の展開」です。其れでLIVEで歌っているのですから、たぶん合作なのでしょう。最近のナウでヤングなファンは、何かと云うと「ジョン派」か「ポール派」か、などと云う「不毛な論議」がお好きな様ですが、僕らの感覚では「レノン・マッカートニー」は「ひとつ」です。両方いてこそのビートルズなのです。そしてジョージも加えた「3声コーラス」が魅力なんです。三人に揃ってなきゃダメなのよ。(おいおい、リンゴの立場は、、、)敢えて、対立させるなら、「レノン・マッカートニー派」か「ジョージ派」か、なのよさ。ジョージは、ずっと、ジョージだもん。ジョンとポールはチームだもん。其れで、三人は「兄弟」じゃん。(あたくしは「レコスケ」か?てか、リンゴの立場って、一体、、、)
美しい曲です。正に「此れぞ、B面!」と云える完璧な「隠れた名曲」です。そう云えば、後年ジョンは、ソロの名曲「イマジン」(笑うトコです)に関して「アレのイマジンなんちゃらってフレーズは、ヨーコの本からパクったから、本当は合作だ(ついでに曲はルー・リードから戴いた)」と語りますが、記憶力が好いんだか健忘症なのか分んなくなるトンデモ発言ですよね。だって、此の曲の歌い出しって何なのよさ?
♪イマ〜ジン、あーいみんら〜びじゅ♪
おいおい、思いっきり歌ってんじゃん!ヨーコと逢うのは、何年後だと思ってんのよさ。
あっ。ジョンは歌詞を覚えない事でも「有名」でした。
(小島藺子)
初出:「COPY CONTROL AGAIN」2008-6-18
REMIX-1:「COPY CONTROL」2008-9-17
(and this is REMIX-2 by 小島藺子)
初出:「COPY CONTROL AGAIN」2008-6-18
REMIX-1:「COPY CONTROL」2008-9-17
(and this is REMIX-2 by 小島藺子)