nana.812.png

2008年08月31日

『フラガール』名古屋公演千秋楽(36/36)

Last Waltz


12:30開場、 13:00開演 御園座


 「THE LAST WALTZ」


テケツ購入から数えれば五ヶ月近い「フラガール」の日々が終わりました。二幕の途中から、流れる涙を抑える事は不可能でした。那奈ちゃんが泣いていました。綺麗でした。立派でした。もっともっと、彼女を好きになった「夏」でした。


 舞台「フラガール」名古屋公演


【キャスト】
 片瀬 那奈:平山 まどか
 福田 沙紀:谷川 紀美子
 阿部 力:谷川 洋二朗
 根本 はるみ:熊野 小百合
 風間 水希:佐々木 初子
 福本 伸一:熊野 五郎
 華城 季帆:まどかの後輩:なつき&フラガールズの一員
 今井 りか:早苗
 田山 涼成:吉本 紀夫
 久世 星佳:谷川 千代
 、ほか。

【スタッフ】
 脚本:羽原大介
 演出:山田和也
 振り付け:カレイナニ早川
 テーマ音楽:ジェイク・シマブクロ
 、ほか。
 主催:御園座、中部日本放送



(姫川未亜/小島藺子)




舞台「フラガール」レポ #27

あたくしと、盟友:うっぴー☆は、打ち合わせも無く、同時に絶叫していました。二人共、泣いていました。心の底から、叫んだ。

「那奈ちゃーんっ!」と。

もう、叫ばずにはおれなかった。36公演の最後、「名古屋:御園座」での千秋楽に立ち会えた喜び!「こんなことなら、赤坂を減らして、もっと地方公演を追っかければ好かったですよっ!」と、興奮した牧野が云った。そうだよ、おら、間違っていただよ、おら、赤坂公演を全部、最前列で23回も観たんだぜ。なのに、いわき、大阪、そして、何より、最後の名古屋が凄過ぎた。

御園座は、歌舞伎を上演する由緒在る劇場です。観客の目も肥えています。其処で、那奈ちゃんは絶賛されたっ!いや、舞台「フラガール」が最高のラストを迎えた。此れが、もしも「赤坂」だったなら、こんなにも感動的な終宴には到らなかったと、残念ながら云わざるをえません。

此れまで、僕は、舞台「フラガール」を「26回」観劇しました。赤坂は、制作発表にも参加し、全23公演完全制覇を成し遂げました。夢の様な23回でした。すべてが最前列でした。特に、昼夜共に最前列ど真ん中で観劇した「2008年8月5日」は、長い僕の「片瀬那奈ちゃん追っかけ歴」でも忘れ難い日として記憶され続けるでしょう。アノ時、僕の視界には、まどか先生が踊る姿しか無かった。目の前で、まっすぐに僕を見て、桃色のまどか先生が踊っていました。手を伸ばせば届く処に、彼女がいた。マドンナ様をアゲハで壱番前で観た時よりも、ポール・マッカートニーをドーム最前列で観た時よりも、僕は感動した。いや、他と比較なんか出来ない。だって、僕は、生まれて初めて「腰が抜けた」んですよ。最前列ど真ん中で、まどか先生がフラを踊った姿を観て、僕は立ち上がれなかったんです。気が付けば、客席には、僕しか残って無かったのです。完全に放心状態になっていたのです。僕にとって「片瀬那奈」が、本当に絶対な唯一無比な存在なのだと、僕は那奈ちゃんの「僕(しもべ)」なのだと、ハッキリと思い知らされました。梶原的に云えば、「僕は、片瀬那奈の為なら死ねるっ!」とさえ思いました。

そんな「神体験」までしたのに、やはり、御園座での千秋楽が最高だったと云います。何もかもが違った。「地元:いわき」での夜公演こそが、最高だと、アレを超える公演は無いと、僕は思っていた。もっともっと、上は在った。

御園座では、1シーンごとに笑いが起こり、ひとつの場面が終わり次へと転換する合間の度に、割れんばかりの拍手喝采が起こったのです。登場人物が初登場する度に、拍手が起こるのです。あらゆる場面の科白や演技に対して、生で観客が反応するんです。「那奈ちゃん、まどか先生!待ってたよぉーっ!!」と、カーテンコールで初めてフラを正式に披露する那奈ちゃんに声が掛かるんですよ。もうね、堪んないよ。胸がいっぱいになった。那奈ちゃんが泣いてた。みんな、泣いた。僕らも涙が出てしまった。だから、僕らは叫んだんだ。

「那奈ちゃーんっ!」と、絶叫したよ。

まどか先生は、泣き笑いして、僕らを見つけた。手を振って、「アリガトウ」って、唇が動いた。「フラガール」の夏は、終わった。

那奈ちゃん、お疲れ様でした。僕たちは、出来得る限り、那奈ちゃんの初座長公演を観劇したよ。其れは、生涯忘れ難い体験でした。「舞台女優:片瀬那奈」と過ごせた「2008年夏」は、長い「片瀬那奈ファン歴」でも有り得ない程の「感動と興奮の毎日」でした。

もう、僕たちは迷わない。「片瀬那奈こそはすべて」だ。他のすべてを投げ打ってでも、那奈ちゃんを追っかけなきゃいけないんだよ。僕たちは、解ったよ。那奈ちゃん、愛しています。君は、僕たちの太陽で明星だ。君の為なら、僕たちは何だって出来るよ。僕たちは、自分よりも、君が大切なんだ。有難う、那奈ちゃん。君に逢えて、僕たちは生まれたのです。


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 23:59| ACTRESS | 更新情報をチェックする