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2008年08月05日

『フラガール』十六日目(21/36 & 22/36)

Arrival (Dig)


13:30開場、 14:00開演(昼の部)
18:30開場、 19:00開演(夜の部)
赤坂ACTシアター


 DANCING QUEEN〜HARD CANDY


 舞台「フラガール」


【キャスト】
 片瀬 那奈:平山 まどか
 福田 沙紀:谷川 紀美子
 阿部 力:谷川 洋二朗
 根本 はるみ:熊野 小百合
 風間 水希:佐々木 初子
 福本 伸一:熊野 五郎
 華城 季帆:まどかの後輩:なつき&フラガールズの一員
 今井 りか:早苗
 田山 涼成:吉本 紀夫
 久世 星佳:谷川 千代
 、ほか。

【スタッフ】
 脚本:羽原大介
 演出:山田和也
 振り付け:カレイナニ早川
 テーマ音楽:ジェイク・シマブクロ
 、ほか。
 主催:TBS、TBSラジオ、朝日新聞社



(小島藺子/姫川未亜)




舞台「フラガール」レポ #21 & #22

「腰が抜けました。」

舞台「フラガール」東京全23公演制覇のクライマックスがやって来た!アロハ・オエ〜☆全公演を最前列で観劇して来た僕だけど、本日の追加昼夜公演は「最前列ど真ん中」でした。昼が「A-19」、夜が「A-20」です。赤坂ACTシアターの一階A列は15席しか在りません。「A-14」〜「A-28」が其れです。ゆえに、ど真ん中は「A-20」なのです。

此れまでの本公演20回を、僕はほとんど「A-14」か「A-15」で観ました。一度だけ、「B-30」と云う「二列目なのに最前列」で観ました。つまり、ほとんど左側から観劇し、一度だけ右側から観たのです。一番前なので、視界には片瀬那奈ちゃんしか映りませんでした。其れでも、在る程度は舞台全体が見渡せる位置だったのです。ところが、昼公演で、いつもの様に「まどか先生」に視点を合わせた僕の視界には、

「正に片瀬那奈ちゃんしか見えなかったっ!」

最前列中央とは、そう云う世界だったのです。すぐ隣で芝居をしている「キチホンさん」も「紀美ちゃん」も「洋二朗にいちゃん」も「お母さん」も、声はすれども姿は見えず状態なんですよ。

「近いっ!」

でも、昼は僅かに右寄りになりますから、未だ何とか余裕が在りました。那奈ちゃんは今日もカーテンコールで、僕に手を振ってお辞儀してニッコリ笑ってくれました。嬉しかったです。隣(A-18)に座った片が、スパリゾートのファンで、フラガールズの応援にわざわざ上京し観劇されていました。フラガールズが舞台から挨拶していたので、親族の片かと思い、終演後に「彼女はお孫さんですか?」と訊ねたのです。初老の彼は「いや、あたしは只のファンですよ。向こうでいつも観てて交流させてもらっとるんですわ」と、事も無げにおっしゃいました。かっこええ。追っかけの大先輩じゃん。

晴れ女:那奈ちゃんの快晴記録が今日途絶えました。でも、昼の会場時には止んだのです。昼の部が終わった時には、雷雨でした。ところが、夜の部の開場時には晴れてしまったのでした。凄いナァ、やっぱり。明日の最終日に向けて、関係者の片に御挨拶をしたり花屋さんへ行ったりして準備完了し、夜の部に挑みました。

「A-20」でした。本当の「ど真ん中」でした。視界には「まどか先生」以外、何も見えませんでした。そしてカーテンコールが始まりました。僕の目の前で、まどか先生が踊っていました。其れは余りにも美しく、僕はカラダが震え、涙が溢れて来ました。「嗚呼、俺、今、モーレツに感動してる」と実感しました。

10年間の那奈ちゃんとの思い出が、走馬灯の様に巡りました。初めて「東スポ」で那奈ちゃんを知った日の事、グラビアで、ドラマで、初めて観た日の事、一生逢えないと思っていたのに、歌手になってくれて逢えた日の事、僕の誕生日に両手で手を握って「おめでとう」と云ってくれた日の事、初めて遠征した名古屋で、DJの後でハイタッチしてくれた事、麻衣ちゃんのライヴにゲストで出て、偶然に廊下で鉢合わせして、僕だけを観て笑ってくれた日の事、僕のブログを読んでるって教えてくれた日の事、雪の中で傘も射さずにずっと話してくれた日の事、、、

僕らを見つけると自分から「やあ!みんな、来てくれたんだ」と声を掛けてくれる優しい那奈ちゃん。自分で窓を開けてくれる那奈ちゃん。まっすぐに目を見て話してくれる那奈ちゃん。可愛くって、綺麗で、面白くって、カッコいい那奈ちゃん。天女の様でした。此の世のモノとは思えなかった。でも、彼女は普通のひとなんです。頑張り屋で、負けず嫌いで、気さくで、素敵過ぎるんだよ、那奈ちゃん。「このひとを好きになってよかった」と、心の底から思いました。

このまま、時が止まってしまえばいいのにと思いました。彼女を見上げる僕は、端からは「信者」にしか見えなかったでしょう。確かに、其の時、那奈ちゃんは女神でした。カーテンコールが終わり、僕は立ち上がれなかった。腰が本当に抜けていました。全くチカラが入らず、放心状態でした。当分、あの光景が瞼に焼き付いた侭でしょう。今回の昼夜公演は、那奈ちゃんは連続完全試合を達成しました。気合いが入っていました。素晴らしかった。

明日は、とうとう東京最終日です。僕の席は「B-13」、まどか先生が絶叫するクライマックスの真ん前です。

では、また明日☆


(姫川未亜/小島藺子)



posted by 栗 at 22:07| ACTRESS | 更新情報をチェックする