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2008年07月27日

『フラガール』九日目(12/36)

Exciting Wilson Pickett


12:30開場、 13:00開演 赤坂ACTシアター


 「ダンス天国」


 舞台「フラガール」


【キャスト】
 片瀬 那奈:平山 まどか
 福田 沙紀:谷川 紀美子
 阿部 力:谷川 洋二朗
 根本 はるみ:熊野 小百合
 風間 水希:佐々木 初子
 福本 伸一:熊野 五郎
 華城 季帆:まどかの後輩:なつき&フラガールズの一員
 今井 りか:早苗
 田山 涼成:吉本 紀夫
 久世 星佳:谷川 千代
 、ほか。

【スタッフ】
 脚本:羽原大介
 演出:山田和也
 振り付け:カレイナニ早川
 テーマ音楽:ジェイク・シマブクロ
 、ほか。
 主催:TBS、TBSラジオ、朝日新聞社



(小島藺子/姫川未亜)




舞台「フラガール」レポ #12

「あ〜あ、もう中日ですか」

東京全23公演の、丁度真ん中の「12公演」が早くも来てしまいました。

「早いよっ!早過ぎるよっ!!」(七海ちゃん声で)

やっぱり、始まってしまうと夢の日々は矢の様に過ぎてゆきます。でも、まだ「11公演」が残っているし、其の後の地方公演だって確実に行ける日曜日の「4公演」はテケツを購入済みなんです。残る「8公演」ですが、、、

結論から云えば、おそらく、全公演制覇は「絶望」に限りなく近いです。土曜日の福岡、大阪、名古屋での「6公演」は、行けるかもしれません。でも平日の「名古屋:御園座」での「2公演」は、「どこでもドア」でも無い限り不可能でしょう。だってさ、14時開演なんですよ。会社を休まなきゃ行けないじゃんっ!しかも、名古屋じゃん。ま、無理でしょう。其れに、僕は知ってしまったのです。

「来年も、那奈ちゃんの舞台があるとっ!」

舞台「フラガール」の初日に戴いたフライヤーで、来年に「僕たちの好きだった革命」の再演が決定した事実を知った僕は、翌日から毎日、買って棚に並べていた「小説版」を携帯し、舞台の幕間に読んでいます。

「シナリオ版(「せりふの時代」2007年春号掲載)」は、昨年の初舞台終了後から何度も読み返し、「小野未来」の「せりふ」は完全に記憶してしまいました。

小説版は、舞台とは結構違った設定も在り大変面白いです。主演の中村雅俊さん、準主役の片瀬那奈ちゃん、塩谷瞬くん、などは、舞台版の通りの人物設定になっていて、やはり鴻上さんは「此の三人しかいない!」と決めてキャスティングした事が伺えます。でも、他の登場人物は、細かく描かれたディティールから、舞台版とは掛け離れたモノになっていると分るのです。例えば「中川生徒会長」なんて、(現実には不可能だけど)那奈ちゃんが二役をやった方がイメージ通りだった様な人物なんですよ。いえ、僕は「むっちゃん」の「中川生徒会長」が好きですよ。でも、小説版のイメージとは全く違うんだよねぇ。

長い「枕」だねぇ〜。(長万部キャッツ声で)

はい、本日は「盟友:うっぴー☆」と一緒でした。事前に「12時20分には開くから、来てネ(はーと。」と電話したのに、彼は急な仕事で40分頃まで来れませんでした。何故、定刻に来る様に云ったかと云うと、昨日の昼公演と本日の公演には「いわき市」からスタッフが上京し、特製「フラガール・バッチ」を配布して下さると知っていたからです。無事に、うっぴーも戴けたので好かったけどね。

うっぴーを出迎えたら、すぐ近くに那奈ちゃんのチーフマネさんが立っていました。僕らは「こんにちは、シュガーちゃん、いつもお世話になっております」と御挨拶させて戴きました。シュガーちゃん、貫禄が出たナァ。「地位は人を作る」ですよ。

僕は、実はシュガーちゃんがかなり好きで、尊敬しているんですよ。だってさ、自分が那奈ちゃんのマネジャーだったなら、絶対にシュガーちゃんとおんなじ様にするもん。物凄くシンパシーを感じているんですよね。ま、シュガーちゃんにとっては「ふざくんな、どこが俺とお前がおんなじなんだよっ!」って思うかもしれないけどさ。僕は、ずっと前からそう確信しています。

「貴方と僕は、同志です」

違うのは、貴方は「仕事絡みの愛」で、僕は「無償の愛」だって事だけですよ。何にせよ、同じ人を心から愛し、我が身を捨てても守ろうとする姿勢は変わりません。此れからも、宜しくお願い申し上げます。

本日、那奈ちゃんは完璧でした。完璧過ぎて、特筆すべき点が無い位でした。

カーテンコールでは、休演前の中日と云う事もあってなのか、最後に全員が口々に「フラの奇声」を発するサービスがありました。那奈ちゃんってば、そーゆー時も「那奈ちゃんらしくって可愛い」んだよナァ。

終演後、観劇に来られていた「鴻上尚史サン」をお見掛けしました。昨年の初舞台「僕たちの好きだった革命」千秋楽(大阪)で、僕は鴻上サンと終演後お話させて戴いたのです。鴻上サンは、勿論覚えていないでしょう。でも、僕は面識が在るのだから、キチンと御挨拶しなければ「人として失礼」だと思いました。

バッグから、小説「僕たちの好きだった革命」を取り出し、僕は声を掛けました。「鴻上サン、お久しぶりです。此れを今、読ませて戴いております。来年の再演が決まったとの事ですので、また観劇させて戴きますので、宜しくお願い致します」と。鴻上サンは、「おお、ありがとう!」と云って去ってゆきました。

うっぴーが「未亜さん、あんた、何でタイミング良くそんなモンを持ってんですか?」と呆れていたけれど、もう僕の中では「来年の五月までの計画が進行中」なんです。

だって、「那奈ヲタ」だもの。


(姫川未亜/小島藺子)



posted by 栗 at 17:07| ACTRESS | 更新情報をチェックする