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2008年07月24日

『フラガール』六日目(8/36)

ユー・キャン・ダンス


13:30開場、 14:00開演 赤坂ACTシアター


 YOU CAN DANCE ! !


 舞台「フラガール」


【キャスト】
 片瀬 那奈:平山 まどか
 福田 沙紀:谷川 紀美子
 阿部 力:谷川 洋二朗
 根本 はるみ:熊野 小百合
 風間 水希:佐々木 初子
 福本 伸一:熊野 五郎
 華城 季帆:まどかの後輩:なつき&フラガールズの一員
 今井 りか:早苗
 田山 涼成:吉本 紀夫
 久世 星佳:谷川 千代
 、ほか。

【スタッフ】
 脚本:羽原大介
 演出:山田和也
 振り付け:カレイナニ早川
 テーマ音楽:ジェイク・シマブクロ
 、ほか。
 主催:TBS、TBSラジオ、朝日新聞社



(小島藺子/姫川未亜)




舞台「フラガール」レポ #08

本日も八回目の舞台「フラガール」観劇に行って参りました。

もうね、最早「赤坂ACTシアター」は、

「あたくしの家です!」

構造がイヤでも頭に入っています。何で、みんなエレベーターを使わないのか不思議ですよ。確かに分り難い場所に在るのだけど、最前列が在る「B1」から、唯一の喫煙所が在る「2F」へ行くにはエレベーターでの移動が最適です。なのに、毎日あたくししか乗りません。へんなの。

さて、本日は「那奈ヲタ界のジャンヌダルク:ふうこサン」が観劇していました。同じ最前列に座っていたのに、気が付いたのは第二幕が始まった直後でした。

第一幕も第二幕も、那奈ちゃんは舞台向かって右端にいるので、左側にいる僕は必ず其の方向を観るのです。只、初めて観劇したふうこサンは其れを知らないので、踊るフラガールたちを右側の席から左端の方から観ていて、僕と目が合ったのでした。彼女は僕の目線に気付き、会釈した後にすぐに右端の那奈ちゃんに視点を合わせました。

「流石、那奈ヲタ!」

洋二朗の「鉄人28号」は、昨晩で受けたからか(最前列の僕が爆笑しましたから。)本日も炸裂しました。僕らの世代には堪らない「昭和ネタ」が満載なのも、此の舞台の魅力です。だって「SKD」も「サインはV」も「ザ・ピーナッツ」も、全部僕らの子供の頃のお話なんです。

此の舞台の主要キャストで時代設定をしっかりと原体験しているのは、昭和26年生まれの「田山涼成さん」だけなのです。当時中学生だった彼が、最も生き生きとして演じているのは、実際に「昭和40年」を知っているからかもしれません。てか、田山さんの御誕生日って8月9日なんですね。いわき公演で御誕生日祝いが行われる可能性大!と思われます。

片瀬那奈ちゃんは、僕にとって「最後にして最大のアイドル」です。那奈ちゃん以前にも好きなアイドルは沢山いました。でも、那奈ちゃんほど僕を夢中にした人はいません。だって、遠征したり舞台を全公演観るなんて、経済的にも不可能だったし、そもそもアイドルに其処まで自分を捧げるなんて気持ちがなかったよ。出待ちも、遠征も、公録見学も、所謂ひとつの「アイドル・ヲタ」的な活動はすべて、片瀬那奈ちゃんが初めてでした。

東京公演も三分の一まで来た本日は、那奈ちゃん「熱演」でした。クライマックスでは実際に涙を流し絶叫し、其のあまりの迫力に「台詞だけで拍手が起こった」ほどでした。

ビンタの場面が多い舞台ですが、此れまでは実際には叩いていなかったのが不満でした。でも、今日、初めて那奈ちゃん、いや「まどか先生」は紀美子を本当に叩きました。「バシッ!」と鋭い音が、響きました。此のへんは、最前列での観劇ならではの醍醐味です。兎に角、今日の那奈ちゃんは気合いが入っていました。

昨日の夜公演でアクシデントがあった「原爆頭突き」場面では、慎重になっていつもよりも頭の下げ具合が随分と上だったのには笑いましたよ。でも、そんなトコは全部観てなきゃ分らないんです。

本編でもカーテンコールでも、相変わらず那奈ちゃんしか観ていない僕ですけど、本日の最後には那奈ちゃんが消えた後に沙紀ちゃんの退場シーンを観れました。観客が湧いていたので、那奈ちゃんを見送った直後に逆方向を観たのです。

沙紀ちゃんは、ひとり残り、退場しながら踊っていました。本当に、昔の那奈ちゃんみたいだナァ。もう少し僕が若かったなら、福田沙紀ちゃんを追っかけていたかもしれません。でも、僕には既に那奈ちゃんがいます。伊達や酔狂で10年間も追っかけていません。もういちど云おう。

「那奈ちゃんは、僕の、最後で最大のアイドルです!」


(姫川未亜/小島藺子)



posted by 栗 at 17:07| ACTRESS | 更新情報をチェックする