
13:30開場、 14:00開演(昼の部)
18:30開場、 19:00開演(夜の部)
赤坂ACTシアター
DANCE DANCE DANCE ! !
舞台「フラガール」
【キャスト】
片瀬 那奈:平山 まどか
福田 沙紀:谷川 紀美子
阿部 力:谷川 洋二朗
根本 はるみ:熊野 小百合
風間 水希:佐々木 初子
福本 伸一:熊野 五郎
華城 季帆:まどかの後輩:なつき&フラガールズの一員
今井 りか:早苗
田山 涼成:吉本 紀夫
久世 星佳:谷川 千代
、ほか。
【スタッフ】
脚本:羽原大介
演出:山田和也
振り付け:カレイナニ早川
テーマ音楽:ジェイク・シマブクロ
、ほか。
主催:TBS、TBSラジオ、朝日新聞社
(小島藺子/姫川未亜)
舞台「フラガール」レポ #06&那奈
休演明けに、いきなりの「昼夜公演」を敢行した舞台「フラガール」。初日に会場前に小雨が降っていたのですが、会場する頃には止みました。那奈ちゃんママに「止みましたね」と云われたので「ええ、那奈ちゃんは晴れ女ですから!」とエラソーに云っちゃったら、お母様と中学校の先生はニッコリ微笑み、「ええ、昔からそうなんですよ」と返されました。あはははは、そりゃそーだ、あたくしなんかよりずっと昔から那奈ちゃんを知っている方々に「当たり前過ぎる事」をぬかしてしまったよ。
其れ以来、連日真夏の「カタセ日和」が続いております。全公演が晴れでも、僕はもう驚かないよ。那奈ちゃんは本物の「晴れ女」だもん。さて、昼の部にあたくしの指定席の隣で観劇された片は、どこかで見覚えが在ると思ったら「製作発表」で御一緒した女性でした。其れで、幕間の休憩時間に声を掛け、お話をしました。彼女は「製作発表」の時にもお話をして知っていたのですが、日本全国どころか海外の劇場へも足を運ぶ「演劇マニア」なのです。なんと、那奈ちゃんのお母様と同い年で、那奈ちゃんと同い年の息子サンがいらっしゃるそうです。久世さんの舞台は宝塚時代から観劇していて、ACTシアターでも既に「かもめ」を観ていて「CHICAGO」も観るそうです。
「フラガール」全公演のテケツ取りの為だけに会員になった莫迦(あたくし)とは違い、とても健全で有効に会員特権を利用していらっしゃる「演劇通」サンです。そんな彼女から「舞台『フラガール』は面白かった」との感想を聴けて、僕は嬉しかったです。彼女は、映画は観ていないと云いました。観劇する風情から、「演劇こそ我が命」が伝わって来ました。そんな彼女から「片瀬サンは、好かった」と云われたのですから、本当に嬉しかったです。有難う。カーテンコールでは、女性ファンが二人立ち上がって「那奈ちゃーん!」と叫び、那奈ちゃんがニッコリと手を振る展開が在りました。
「那奈ヲタ諸君!先を越されたぞよ。」
でも、僕は嬉しかった。舞台「フラガール」の観客は、圧倒的に女性が多いです。彼女たちは「片瀬那奈」を目当てに来たわけではない方々が多いはずです。そんな彼女たちが初めて那奈ちゃんを観て、みんな「好かった」と云っているのですよ。
正に「那奈ヲタ冥利に尽きる」ことです。
演劇通サンに「じゃあ、夜も楽しんで下さいね」と云われて挑んだ「夜の部」は、もう那奈回目の観劇だったのに此れまでで最も印象に残るモノでした。ふたたび訪れた「赤坂ACTシアター」の入り口には、カレイナニ早川先生がいました。僕が会釈すると、先生は僕を覚えてらして僕に近寄り「まあ、また来て下さったの?」と声を掛けて下さったのです。
「先生、あたくしは東京全公演を観劇しますし、地方公演にも行きます。毎回、本当に素晴らしい舞台ですから」と云って今までの半券をお見せしました。先生は「あら、本当ね。ありがとう!あたしも全部行かせていただくので宜しくね」とおっしゃいました。僕は初日とは全然違う格好をしていたのに、ひと目で認識して下さって、またお話して戴けてとっても嬉しかったです。
さて、そんな入場の仕方をしたら気分は盛り上がります。休演明けの昼夜公演の二回目、出演者は気合いが入ってました。滅多に台詞を間違えない早苗(今井りかちゃん)が、第一部のクライマックスで頭が真っ白になって台詞が飛んでしまうハプニングがありました。でも、那奈回全部を観たあたくしだから気付いたけれど、初めて観た方々はほとんど分らなかったと思います。りかちゃんは「感極まった演技」で其れを切り抜けたのです。
前のシーンで巻いたビラが一枚舞台に残っていたら、久世サンが其れを拾ってアドリブで劇中に利用してしまったり、力クンが「鉄人28号」になったり、田山サンのアドリブがどうにもとまらない程にパワーアップしたり、いよいよ面白くなってまいりましたよ。カーテンコールでの「捕まえられた宇宙人:福田沙紀ちゃん」は、もう恒例の様ですが、何回か手を挙げる時に出るタイミングが違うんですよ。
此れだから、舞台は全部観たくなっちゃうんです。そして、其れを現在実現出来ている僕は、本当に幸福です。僕らの那奈ちゃんも、夜の部は気合いが「777%」でした。勢い余って転けたり、ストーブに「原爆頭突き」をかましたり(痛そうだった。)、エレナ様度炸裂の台詞回しも「いつもより多く回してますよ」だったよ。此の幸福な時間が、未だ20回も残っているんだナァ。俺、最後には「シアワセ杉」で、逝ってしまうんじゃまいか?
そして、何よりも、カーテンコールでの「アレ」です。最後の最後で「アレ」が来るのが、此の舞台を那奈ヲタにとっての「神舞台」にした最大の要因で在ると云っても過言ではない程に「余りにも素晴らし過ぎる時間」なのです。多くの那奈ヲタが「昇天」しました。あたくしなんか毎日「昇天」です。そして、今夜ほど「リラックスしていた那奈ちゃん」は、無かった。始終笑顔で、もう僕は何処か遠くへ逝ってしまいそうだったよ。
「那奈ちゃん、ボキを殺す気ですかっ!!」
片瀬那奈ちゃんは、只立っているだけでも、歩くだけでも、「絵になってしまう」んです。そんな彼女がパフォーマンスをしたらどうなるのか?
其れの答えは、舞台「フラガール」に在ります。未だ未見の方々は、是非御覧になって下さい。
「片瀬那奈ちゃんは、史上最強です!」
(姫川未亜/小島藺子)