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2025年03月10日

「ポールの道」#670「LENNON SONGS」#095 「ROCK'N'ROLL」OUTTAKES

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ジョン・レノンが、1975年2月17日(米国)・同年2月21日(英国)にアップルからリリースした、5作目で最後のソロ・アルバム「ROCK'N'ROLL」は、全てがロックンロール・クラシックスのカヴァーで構成されています。このアルバムは二つの異なるレコーディング・セッションを元にしていて、ひとつは1973年10月から12月にかけて行われたフィル・スペクターとのセッションで、もうひとつは1974年10月21日から25日にかけての再レコーディング・セッションです。まず、フィル・スペクターとのセッションは、ジョン・レノン(ヴォーカル、ギター)、ジェシ・エド・デイヴィス(ギター)の他に、フィル・スペクター(ギター、ピアノ)、ピーター・ジェイムソン、スティーヴ・クロッパー、アート・マンソン、ウィリアム・ペリー、ルイス・シェルトン、デール・アンダーソン、ラリー・カールトン、デヴィッド・コーエン、ジム・カルヴァート(以上、ギター)、ホセ・フェリシアーノ、マイケル・ヘイゼルウッド(以上、アコースティック・ギター)、レイ・ナポリタン、ボブ・グラウブ、トーマス・ヘンズリー(以上、ベース)、ジェフ・バリー、アンディ・トーマス、マイケル・ウォフォード、マイケル・ラング、バリー・マン、マイケル・メルヴォイン(以上、ピアノ)、マック・レベナック (ドクター・ジョン)、マイケル・オマーティアン、レオン・ラッセル(以上、キーボード)、ハル・ブレイン、ゲイリー・マラバー、フランク・キャップ、ジム・ゴードン(以上、ドラムス)、ニノ・テンポ(サクソフォーン、キーボード)、ボビー・キーズ、ジョセフ・テンパーリー、ジム・ホーン、プラス・ジョンソン、ロナルド・ランギンガー、ドン・メンザ、ジーン・シプリアーノ(以上、サクソフォーン)、ウィリアム・パーキンス、ロバート・ハーダウェイ(以上、木管楽器)、アンソニー・テラン、コンテ・カンドリ、チャック・フィンドリー(以上、トランペット)、ジュリアン・マトロック(クラリネット)、ジョセフ・ケルソン(ホルン)、ゲイリー・コールマン、アラン・エステス、スティーブン・フォーマン、テリー・ギブス(以上、パーカッション)、と云う50名近いミュージシャンが参加した模様です。

フィル・スペクターの手法は、同時に大勢のミュージシャンに一斉に演奏させるスタイルではありますけれど、それにしたってこれでは最早オーケストラであって、1979年にポール・マッカートニーが行った「ロケストラ」もビックリです。しかしながら、このセッションでの音源を元にした曲は、アルバム「ROCK'N'ROLL」では「YOU CAN'T CATCH ME」と「SWEET LITTLE SIXTEEN」と「BONY MORONIE」と「JUST BECAUSE」のたったの4曲しか使われておらず、100時間もあると云われているフィル・スペクターとのセッションは謎だらけなのです。ジョンはフィル・スペクターとのセッション音源がほとんど使い物にならないと分かって、1974年10月21日から25日にかけてのたったの5日間で残りの9曲をレコーディングしていて、そちらのレコーディング・メンバーは、ジョン・レノン(ヴォーカル、ギター)、ジェシ・エド・デイヴィス(ギター)、エディ・モトー(アコースティック・ギター)、クラウス・フォアマン(ベース)、ケニー・アスチャー(キーボード)、ジム・ケルトナー(ドラムス)、アーサー・ジェンキンス(パーカッション)、ジョセフ・テンパリー(サクソフォーン)、フランク・ヴィカリ(サクソフォーン)、デニス・モラウズ(テナーサックス)と、コンパクトにまとめています。そうして、A面が、1「BE-BOP-A-LULA」、2「STAND BY ME」、3「MEDLEY : RIP IT UP / READY TEDDY」、4「YOU CAN'T CATCH ME」、5「AIN'T THAT A SHAME」、6「DO YOU WANNA DANCE」、7「SWEET LITTLE SIXTEEN」で、B面が、1「SLIPPIN' AND SLIDIN'」、2「PEGGY SUE」、3「MEDLEY : BRING IT ON HOME TO ME / SEND ME SOME LOVIN'」、4「BONY MORONIE」、5「YA YA」、6「JUST BECAUSE」の、全13トラック全15曲入りでリリースされたのでした。

しかしながら、モーリス・レヴィが勝手にリリースしたブートレグ「ROOTS」では、他に、ロージー&ジ・オリジナルズの「ANGEL BABY」と、ロネッツの「BE MY BABY」の2曲が収録されていて、ジョンの死後の1986年にリリースされたアルバム「MENLOVE AVE.」には、ジョンとフィル・スペクターの共作オリジナル曲である「HERE WE GO AGAIN」と、「ANGEL BABY」と、アーサー・クルーダップの「MY BABY LEFT ME」(「SINCE MY BABY LEFT ME」)と、テディ・ベアーズの「TO KNOW HIM IS TO LOVE HIM」(「TO KNOW HER IS TO LOVE HER」)が発掘されていて、それらは全てがフィル・スペクターとのセッション音源を元にしています。更に、1998年の箱「JOHN LENNON ANTHOLOGY」には、ジーン・ヴィンセントの「AIN'T SHE SWEET」(1961年のトニー・シェリダンとのレコーディングで、ビートルズのみでレコーディングされて、1969年のアルバム「ABBEY ROAD」のセッションでも披露)と、「SLIPPIN' AND SLIDIN'」と「PEGGY SUE」と「BRING IT ON HOME TO ME / SEND ME SOME LOVIN'」の別テイクと、遂に公式盤で登場した「BE MY BABY」が収録されました。その箱には、リンゴ・スターに譲ったプラターズの「ONLY YOU(AND YOU ALONE)」のジョンがヴォーカルのテイクも収録されています。そして、未だに公式盤には未収録ですが、バディ・ホリーの「THAT'LL BE THE DAY」や、チャック・ベリーの「THIRTY DAYS」や、エディ・コクランの「C'MON EVERYBODY」なども演奏されています。そしてレッド・ツェッペリンの「WHOLE LOTTA LOVE」のイントロを、ジェシ・エド・デイヴィスかジョンか分かりませんが、ふざけて演奏していたりもします。いずれ、アルバム「ROCK'N'ROLL」の箱もリリースされて、全貌が明かされる日が来るのでしょうか。でも、なんちゃってリミックスは、やめてね。

(小島イコ)

posted by 栗 at 23:00| FAB4 | 更新情報をチェックする

「雲霧仁左衛門3」第四回(再)で内山理名ちゃん

Collection of His Greatest Hits


時代劇専門チャンネル 17:00〜18:00

第四回「忘れ形見」

内山理名 AS 七化けのお千代

「雲霧仁左衛門3」第四回の、今年初めての再放送です。第四回での雲霧一党の標的は、丸子屋です。早速、お千代姐さんが内偵に入ります。今回も、七化けぶりを魅せてくれました。別の盗賊も丸子屋を狙っていて、雲霧一党は難を逃れます。裏をかいてまんまと大金をせしめました。おなみが殺される以外は、雲霧仁左衛門の思惑通りでした。

本放送:2017年1月27日(NHK BSプレミアム)

(姫川未亜/小島イコ)

posted by 栗 at 18:00| RINA | 更新情報をチェックする

「映画 闇金ウシジマくん」

映画 闇金ウシジマくん [Blu-ray]


WOWOWプラス 14:00〜16:30

2012年公開作品

(2012年8月25日公開、撮影:2011年7月15日〜8月20日)

片瀬那奈 AS 大久保千秋

「映画 闇金ウシジマくん」映画版第1作の、今年4回目の放送です。ドラマ版のシーズン1の続編で、ドラマ終了から1年半以上経ってから公開されましたが、撮影は公開の1年前ですので、ドラマ終了後半年位で映画化されています。但し、ドラマの撮影は放送される半年前には終了していたので、映画の撮影はドラマの撮影から1年半弱経っていた事になります。那奈ちゃんが演じた大久保千秋も再登場していますが、そもそもドラマ版オリジナル・キャラクターだった大久保千秋を映画にも登場させたので、益々一貫性がない登場人物となっております。ドラマ版は那奈ちゃんの代表作のひとつだと思いますけれど、映画版への出演は「ファン・サービス」の様なもんでしょう。原作マンガの様々な話から引っ張って、それぞれの登場人物を紐づけてしまったので、些か詰め込み過ぎな印象です。クライマックスのウシジマくんと肉蝮の対決は、イベントのステージと交差する演出で、観ずらくてイカンですなあ。本日は、映画版4作が連続放送されます。
(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 16:30| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「310万アクセスの、ほえ〜?」



当ブログのアクセス数が、310万を超えました。今後とも、何卒宜しくお願い致します。

(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 00:07| LOOK UP THE # | 更新情報をチェックする