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2025年01月14日

「ポールの道」#615「LENNON SONGS」#040 「JOHN CINCLAIR」

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ジョン・レノンとヨーコさんの共作で、1972年6月12日(米国)・同年9月15日(英国)にアップルからリリースした2枚組のアルバム「SOMETIME IN NEW YORK CITY」の、スタジオ盤でB面3曲目に収録されたのが「JOHN CINCLAIR」です。この楽曲はジョンの単独作で、スタジオ盤ではジョンがひとりで歌っています。アルバム「SOMETIME IN NEW YORK CITY」のスタジオ盤では全10曲中で、ジョンがひとりで歌っているのは「WOMAN IS THE NIGGER OF THE WORLD」と「NEW YORK CITY」と、この「JOHN CINCLAIR」の3曲しかありません。その内「WOMAN IS THE NIGGER OF THE WORLD」はジョンとヨーコさんの共作と云う事になっていますけれども、タイトルをヨーコさんの発言からいただいている「IMAGINE」パターンでの共作でしょう。ジョンのアルバムだと思って買ったら、スタジオ盤の全10曲中3曲しかひとりで歌っていないのでは、詐欺みたいなもんですなあ。それも、A面1曲目の「WOMAN IS THE NIGGER OF THE WORLD」と、A面5曲目の「NEW YORK CITY」と、このB面3曲目の「JOHN CINCLAIR」とバラバラになっていて、他はヨーコさんの単独作が3曲と、二人の共作で夫婦デュエットが4曲なんですから、ジョンのファンにとっては、つまらないレコードです。

特に酷いのは、ジョンとヨーコさんの共作でデュエットしている4曲で、こんなのを聴かされるのだったならば、まだヨーコさんの単独作の方がマシです。さて、この「JOHN CINCLAIR」は、1971年12月10日の「ジョン・シンクレア・フリーダム・ラリー」で初披露されていて、タイトルになった「ジョン・シンクレア(米国の反戦活動家で、ホワイトパンサー党の党首)」がFBIのおとり捜査で逮捕されて、マリファナを2本所持していた罪で10年間の懲役を実刑で受けて投獄された事に対して抗議する為に、ジョンが書いた曲です。前述の「ジョン・シンクレア・フリーダム・ラリー」は、ジョン・シンクレアを救済する為に行われていて、数日後にジョン・シンクレアは釈放されました。つまり、アルバム「SOMETIME IN NEW YORK CITY」をリリースした時には、既にその問題は解決していたのです。ジョンは1972年1月13日に放送されたテレビ番組「デヴィッド・フロスト・ショー」(収録は1971年12月16日)でも「JOHN CINCLAIR」を披露しているのですけれど、非常に時事性が強い楽曲で、実際にジョン・シンクレアは釈放されたのですから、米国政府はジョンを「反体制派と協力して、音楽の力で実際に反政府的な事を実現してしまった、底知れぬ能力を持つ要注意人物」と捉えたわけです。

楽曲としての「JOHN CINCLAIR」は、単刀直入にジョン・シンクレアの釈放を訴える内容で、サビで「GOTTA SET HIM FREE」と歌うところで「GOTTA」を15回も繰り返して歌っています。よく間違えないで歌えるものだと、変なところで感心してしまう楽曲です。アルバム「SOMETIME IN NEW YORK CITY」の楽曲は、他のアルバムとは違っていて時事性が強く政治色が濃いのと、やはりジョンがひとりで歌っている曲が3曲しかないので、ベスト盤に選ばれる機会はほとんどありません。シングルになった「WOMAN IS THE NIGGER OF THE WORLD」ですら、外されてしまう場合も多いのです。1990年の全73曲入りの箱「LENNON」では、ジョンがひとりで歌っている3曲(「WOMAN IS THE NIGGER OF THE WORLD」と「NEW YORK CITY」と「JOHN CINCLAIR」)は全て収録されています。「JOHN CINCLAIR」は、1998年の箱「JOHN LENNON ANTHOLOGY」と、2004年の「ACOUSTIC」と、2006年のサントラ盤「THE U.S. VS JOHN LENNON」に、ライヴ・ヴァージョンが収録されているのですが、全て同じ音源(1971年12月10日の「ジョン・シンクレア・フリーダム・ラリー」でのライヴ)です。

(小島イコ)

posted by 栗 at 23:07| FAB4 | 更新情報をチェックする

「愛のハイエナ season3」#1



ABEMA 23:00〜

那奈ちゃんが、ABEMAオリジナル番組「愛のハイエナ」にゲスト出演した模様です。会社員の立場での出演の様ですし、昨年(2024年)唯一のテレビ出演だった「限界突破の12時間 あれもこれもお任せやねん!SP」と変わらないスタンスでしょう。

(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 23:00| TV | 更新情報をチェックする

「湯けむりバスツアー 桜庭さやかの事件簿7」(再)で内山理名ちゃん

マジカル・ミステリー・ツアー(完全初回生産限定盤)(デラックス・エディション) [Blu-ray]


チャンネル銀河 11:00〜13:00

萬田久子主演。湯けむり旅情サスペンス、第7弾!今回の舞台は三重県伊勢志摩。新郎新婦両家で一緒に旅をする“家族になろうよ”ツアー。その旅先で起こる事件とは…!?

内山理名 AS 高根沢智子

「湯けむりバスツアー 桜庭さやかの事件簿7」の、今年初めての再放送です。理名ちゃんが演じた智子さんは新婦役で、冒頭でウエディングドレス姿を披露しています。そして、新郎新婦の両家で親睦を深める為にバスツアーへと出かけるのですが、そこで事件が起こり、バスガイドの桜庭さやかさんが解決します。何故かBGMで、ビートルズの「IN MY LIFE」や「YESTERDAY」のインストゥルメンタル・ヴァージョン(演奏者は不明)や、ステッペンウルフの「BORN TO BE WILD(ワイルドでいこう!)」や、レッド・ツェッペリンの「STAIRWAY TO HEAVEN(天国への階段)」や、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(CCR)の「PROUD MARY」などが使われています。

本放送:2016年5月23日(TBS)

(姫川未亜/小島イコ)

posted by 栗 at 13:00| RINA | 更新情報をチェックする