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2024年11月23日

「ポールの道」#563「GEORGE'S SINGLES」#27「END OF THE LINE / CONGRATULATIONS」TRAVELING WILBURYS

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1988年10月にウィルベリー/ワーナーからリリースされた覆面バンド・トラヴェリング・ウィルベリーズのアルバム「TRAVELING WILBURYS VOLUME 1」は、正体バレバレな「お前は平田だろ!」もしくは「やはり山田だ!」なバンドで、アルバムもヒットして、第1弾シングル「HANDLE WITH CARE」もヒットしました。ネルソン・ウィルベリー(ジョージ・ハリスン)、オーティス・ウィルベリー(ジェフ・リン)、ラッキー・ウィルベリー(ボブ・ディラン)、レフティ・ウィルベリー(ロイ・オービソン)、チャーリー・T・ジュニア(トム・ペティ)は、アルバムや第1弾シングル「HANDLE WITH CARE」のジャケットではサングラスをかけているだけだし、MVではオーティス(ジェフ・リン)とレフティ(ロイ・オービソン)以外は顔出ししているし、そもそもその二人はサングラスがトレードマークなのでした。そこはやはり「お前は平田だろ!」とか「やはり山田だ!」とか云わずに、初代タイガーマスクは佐山サトルだと分かっていても、山本小鉄と桜井康雄の解説みたいに「東洋人の様に見えますが、一体、誰なんでしょうねえ?」と、ぼかしてしまうのがファンタジーで宜しいのではないでしょうか。初代タイガーマスクの正体はプロレス・ファンには知られていたけれど、写真週刊誌が素顔の写真に100万円出すと云ったのに、誰も売らなかったそうですよ。

そんな「ジャイアント・マシーン」であるトラヴェリング・ウィルベリーズは、1989年1月23日に第2弾シングル「END OF THE LINE / CONGRATULATIONS」をウィルベリー/ワーナーからリリースしました。ジャケット写真では、ネルソン(ジョージ)と、ラッキー(ボブ・ディラン)と、チャーリー・T・ジュニア(トム・ペティ)は、開き直ってサングラスを外しています。もはや覆面バンドではなくなっているのですけれど、レーベルも「ダーク・ホース」ではなく、わざわざ「ウィルベリー」となっているので、そこは「どこかで見た気もしますが、一体誰なんでしょうねえ?」と付き合うしかありませんわなあ。このシングルは、7インチ盤、12インチ盤、限定12インチ盤、CD、の4種類がリリースされていて、両面共にアルバムからのシングル・カットですが、12インチ盤と限定12インチ盤とCDでは「END OF THE LINE」が拡大版(エクステンデッド・バージョン)となっています。「END OF THE LINE」も作者は、アルバムの全てで共通していて「トラヴェリング・ウィルベリーズ」名義ですけれど、歌い出しから主にネルソン(ジョージ)が歌っているので、ネルソン(ジョージ)が主導して書いた曲でしょう。

リード・ヴォーカルは、ネルソン(ジョージ)から、オーティス(ジェフ・リン)と来て、レフティ(ロイ・オービソン)となって、ヴァースをチャーリー・T・ジュニア(トム・ペティ)が受け持っていて、ラッキー(ボブ・ディラン)はアコースティック・ギターとバッキング・ヴォーカルで、ネルソン(ジョージ)がアコースティック・ギター、スライド・ギター、バッキング・ヴォーカルを、オーティス(ジェフ・リン)がエレキ・ギター、ベース・ギター、バッキング・ヴォーカルを、レフティ(ロイ・オービソン)がアコースティック・ギター、バッキング・ヴォーカルを、チャーリー・T・ジュニア(トム・ペティ)がアコースティック・ギター、バッキング・ヴォーカルを担当していて、サポート・メンバーでバスター・サイドベリー(ジム・ケルトナー)がドラムスを叩いています。ミュージック・ヴィデオも制作されていますが、レフティ(ロイ・オービソン)が急死してしまったので、リード・ヴォーカルを取る部分ではギターだけの映像となっています。B面の「CONGRATULATIONS」は、一聴してラッキー(ボブ・ディラン)が主導で書いて歌っていると分かります。この第2弾シングルは、全米63位・全英52位とそれほどにはヒットしてはいませんけれど、アルバム・ロック・トラック・チャートでは「END OF THE LINE」が2位まで上がっています。

(小島イコ)

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「304万アクセスの、それが愛なのね」



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(小島イコ/姫川未亜)

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「雲霧仁左衛門4」第七回(最終回)(再)で内山理名ちゃん

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時代劇専門チャンネル 9:00〜9:50

第七回(最終回)「最期の掟」

内山理名 AS 七化けのお千代

「雲霧仁左衛門4」第七回(最終回)の、今年2回目の再放送です。最終回ですので、クライマックスは雲霧仁左衛門と安部式部の一騎打ちとなります。立場的には安部式部が正義で実際に黒幕たちも成敗するのですが、最後になって理名ちゃんが演じるお千代姐さんを人質にとる非道な手口を使うので、またしてもどっちが悪者なのか分からなくなります。そこでお千代姐さんは雲霧仁左衛門を助ける為に、あっと驚く自害をしてしまいます。しかしながらヒロインであるお千代姐さんが死んでしまったら、流石にオリジナル脚本とは云え先に続きません。相打ちで先に立ち上がった雲霧仁左衛門と共に船に揺られて、自害はフェイクだったと明かされるのでした。

本放送:2018年10月19日(NHK BSプレミアム)

(姫川未亜)

posted by 栗 at 09:50| RINA | 更新情報をチェックする