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2024年08月25日

「ポールの道」#473「FAB4 GAVE AWAY」#17 「WOMAN」

ピーターとゴードン


ビートルズはEMIパーロフォンと、年に2作のアルバムをリリースする契約をしていました。故に、1963年にはアルバム「PLEASE PLEASE ME with Love Me Do and 12 other songs」とアルバム「WITH THE BEATLES」を、1964年にはアルバム「A HARD DAY'S NIGHT」とアルバム「BEATLES FOR SALE」を、1965年にはアルバム「HELP!」とアルバム「RUBBER SOUL」と、きっちりと契約を守っていたのです。それが崩れたのが1966年で、来日公演も行った1966年にはビートルズはアルバム「REVOLVER」しか出していません。苦肉の策でベスト盤「A COLLECTION OF BEATLES’ OLDIES(BUT GOLDIES)」を、12月に出しています。後に1968年のアルバム「THE BEATLES(ホワイト・アルバム)」をサー・ジョージ・マーティンが反対したのに2枚組でリリースしたり、1969年に中途半端なサントラ盤「YELLOW SUBMARINE」をリリースしたりしたのも、EMIとの契約枚数をこなす為でもあったようです。それでいて、常に新しい試みをして名盤を作りつづけたわけで、ビートルズはとんでもないのです。

1966年は、ビートルズがライヴ活動を止めた年でもあります。来日公演前には既に完成していたアルバム「REVOLVER」と、ライヴでの演奏の落差は凄まじいもので、どちらかと云うとライヴでのビートルズは「A COLLECTION OF BEATLES’ OLDIES(BUT GOLDIES)」に近いものでした。ビートルズの現役時代唯一のベスト盤は全16曲入りのお徳用盤で、当時の英国盤では全16曲中半数の8曲がアルバム初収録で、それらのステレオ・ヴァージョンは初出でした。ステレオだけではなくモノラル盤も新たにリマスターされているので、なかなか侮れない内容です。1966年のアルバム「REVOLVER」では、ジョンとポールのパワーバランスが崩れて、ポール主導の楽曲が目立つ様になっていたり、初めてジョージの曲が3曲も収録されていたりもします。兎も角、自分たちのアルバムを年に1作しか出せなくなっていたわけで、とてもじゃないけれど提供曲なんて書いてはいられない状況だったのでしょう。それに、例えば「TOMORROW NEVER KNOWS」みたいな曲は、ビートルズでなければやれないので、提供曲にはなりません。

そんな中でも、1966年2月11日(英国・コロムビア)・同年1月10日(米国・キャピトル)にリリースの、ピーター&ゴードンのシングル用に、ポールは「WOMAN」を書いています。B面の「WRONG FROM THE START」は、ビートルズ関連曲ではありません。ピーター・アッシャーとポールの関係はこれまでにも書いてきた通りに「ズブズブの身内」だったので、ビートルズが忙しくともポールは曲を書いていたわけですなあ。後にジョンが同名異曲を発表する「WOMAN」は、レノン=マッカートニー名義ではなくて、バーナード・ウェブ名義となっています。コレはですね、ポールが「レノン=マッカートニーではない名義で曲を提供したら、果たしてヒットするのか?」を試したのです。結果は、英国では22位で、米国では14位まで上がるヒットとなっています。些かライチャス・ブラザーズ風でもあって、後のフィル・スペクターとの因縁も思い起させます。でもですね、このポール版の「WOMAN」は、一聴してポールが書いたと分かる出来栄えで、やはりピーター&ゴードンには佳曲を提供しているわけですよ。それだけズブズブだったのですから、裏切られたアッシャー兄妹の怒りは相当なものだったでしょうなあ。

(小島イコ)

posted by 栗 at 23:00| FAB4 | 更新情報をチェックする

「DIVER-特殊潜入班-」(再)全5話一挙放送



ファミリー劇場 16:45〜21:05

片瀬那奈 AS 皆本麗子

#01「最凶の潜入捜査官!特殊詐欺の闇を追え」
#02「新たな捜査官登場!女子大生連続自殺の謎を解け」
#03「謎の連続誘拐!命の選択!狙われた伊達の娘を救え!」
#04「国際会議がテロの標的に!D班最大の危機!」
#05「衝撃の最終回!兵悟の反撃開始!最大の闇との決着」

「DIVER-特殊潜入班-」の今年4回目の全5話一挙再放送ですが、「デスノート the Last name」とバッティングしています。全5話と短いのは別に打ち切られたわけではなく、コロナ禍で全編が関西ロケだった為に元々全5話で制作されています。コロナ禍に、そうまでして新作ドラマを制作しなくともよかったと思いますけれどね。別に新しいドラマや映画を制作しなくとも、どうせ那奈ちゃんは出ないだろうから、旧作の再放送で充分だと思うのですけれどね。那奈ちゃんが演じたのは闇医者の皆本麗子先生で、潜入捜査官のひとりです。やはり全5話では短く感じられて、潜入捜査官の事も何も分からない内に終わってしまいました。潜入捜査官の5人中、那奈ちゃんも含めた4人が「闇金ウシジマくん」や「闇金サイハラさん」にも出ています。

本放送:2020年9月22日〜10月20日(関西テレビ、フジテレビ)

(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 21:05| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「デスノート the Last name」

DEATH NOTE デスノート the Last name (スペシャルプライス版) [Blu-ray]


WOWOWプラス 18:30〜21:00

2006年公開作品

片瀬那奈 AS 高田清美

(公開:2006年11月3日、撮影:2006年6月2日〜7月31日)

「デスノート the Last name」の今年なんと11回目の放送ですが、「DIVER」とバッティングしています。第1作から続けて放送されますが、完結編であるこちらは原作マンガとは大きく違った展開となり、那奈ちゃんが演じた高田清美も「第3のキラ」として原作マンガとは名前が同じなだけで全く違った役どころとなっています。原作マンガの複数のキャラクターから摘まんでいるものの、映画オリジナルのキャラクターと云える改変で、非常に印象的な役どころです。本日に放送された「HK/変態仮面」の色丞魔喜と云い、那奈ちゃんの映画出演作の役どころは、なかなか濃いキャラクターが多いです。


(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 21:00| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス」

【Amazon.co.jp限定】HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス 究極版(B2ポスター付き) [Blu-ray]


MONDO TV 14:00〜16:00

2016年公開作品(2016年5月14日公開)

片瀬那奈 AS 色丞魔喜

「HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス」の、今年なんと13回目の放送です。8ヶ月で13回は多いし、日曜日の昼に放送するような内容とも思えません。前作に続いて、那奈ちゃんは変態仮面の母親を演じています。2013年に公開された前作の頃とは違って、此の2016年に公開された続編の頃には主演の鈴木亮平くんは出世して人気者になっていたのですが、再び肉体改造して挑んでいます。福田監督は「スパイダーマン」へのオマージュなので3作目も撮りたかった様ですが、色々とあって2作目までとなりました。でも、もしもオファーがあったならば、亮平くんは受けると思います。

(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 16:00| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「HK/変態仮面」



MONDO TV 12:00〜14:00

2013年公開作品(2013年4月13日公開)

片瀬那奈 AS 色丞魔喜

「HK/変態仮面」の、今年なんと、13回目の放送です。那奈ちゃんが演じたのは、変態仮面の母親でSMの女王様です。日曜日の真昼間に放送する様な内容ではないと思いますし、8ヶ月で13回は流石に多いです。こないだ「シン・仮面ライダー」をテレビでやっていたので観たら、怪人(オーグ)が次々に登場する展開が「変態仮面」と同じで、爆笑してしまいました。アレは明らかに笑わせにかかっていて、シリアスなのかコメディーなのか分からなかったです。それから、庵野監督は何を撮っても「ヱヴァンゲリヲン」だと思いました。

(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 14:00| ACTRESS | 更新情報をチェックする