nana.812.png

2024年08月02日

「ポールの道」#450「FAB4 U.S. SINGLES」#43「LEAVE MY KITTEN ALONE / OB-LA-DI, OB-LA-DA」

sessions.jpg


メドレー・ブームに便乗した1982年3月(米国・キャピトル)・同年5月(英国・パーロフォン)にリリースしたシングル「THE BEATLES' MOVIE MEDLEY」が、全英10位・全米12位とヒットして、何故かそのシングルは収録されていないアルバム「REEL MUSIC」も全米19位とそこそこヒットしてしまったビートルズの編集盤ですが、1982年10月18日に英国・パーロフォンから、同年10月11日に米国・キャピトルから、編集盤「20 GREATEST HITS」がリリースされました。この編集盤は、英国と米国では選曲が違っています。英国盤は、A面が、1「LOVE ME DO」、2「FROM ME TO YOU」、3「SHE LOVES YOU」、4「I WANT TO HOLD YOUR HAND」、5「CAN'T BUY ME LOVE」、6「A HARD DAY'S NIGHT」、7「I FEEL FINE」、8「TICKET TO RIDE」、9「HELP!」、10「DAY TRIPPER」、11「WE CAN WORK IT OUT」で、B面が、1「PAPERBACK WRITER」、2「YELLOW SUBMARINE」、3「ELEANOR RIGBY」、4「ALL YOU NEED IS LOVE」、5「HELLO GOODBYE」、6「LADY MADONNA」、7「HEY JUDE」、8「GET BACK」、9「THE BALLAD OF JOHN AND YOKO」の、全20曲入りで、全英10位でした。

米国盤(日本盤も同内容)は、A面が、1「SHE LOVES YOU」、2「LOVE ME DO」、3「I WANT TO HOLD YOUR HAND」、4「CAN'T BUY ME LOVE」、5「A HARD DAY'S NIGHT」、6「I FEEL FINE」、7「EIGHT DAYS A WEEK」、8「TICKET TO RIDE」、9「HELP!」、10「YESTERDAY」、11「WE CAN WORK IT OUT」、12「PAPERBACK WRITER」で、B面が、1「PENNY LANE」、2「ALL YOU NEED IS LOVE」、3「HELLO GOODBYE」、4「HEY JUDE」、5「GET BACK」、6「COME TOGETHER」、7「LET IT BE」、8「THE LONG AND WINDING ROAD」の、全20曲入りで、全米50位と低かったものの米国だけで200万枚以上売れました。どちらも全20曲入りですが、全てが「赤盤」と「青盤」にも収録されている曲ばかりで、LP1枚に20曲も詰め込んだので「HEY JUDE」が短縮ヴァージョンになっています。ゴリゴリのヒット曲だけを収録していて、後の「1」のひな型となった編集盤です。「赤盤」と「青盤」どころか「1」とも全曲ダブっているので、CD化はされていません。

ソレは「20 GREATEST HITS」だけではなく、1976年から1982年までにリリースされたビートルズの編集盤は、「ROCK'N'ROLL MUSIC」も、「LOVE SONGS」も、英国盤「RARITIES」も、米国盤「RARITIES」も、「THE BEATLES BALLADS」も、「THE BEATLES BOX」も、「REEL MUSIC」も、全てがCD化されていません。そして、1982年のベスト盤である「20 GREATEST HITS」を最後に、新たな編集盤が編纂される事もなくなり、1987年から1988年にかけてのビートルズの初CD化へと向かうのでした。しかしながら、その空白の5年間の1985年に、ビートルズの未発表音源(つまりはボツ音源)をまとめたアルバム「SESSIONS」をリリースする事になり、選曲も曲順も決まってジャケットまで作られたのに、あるメンバー(ポールもしくはジョージ?)が発売直前になって反対して、未発表となってしまいます。

「SESSIONS」の内容は、1「COME AND GET IT」(1969年)、2「LEAVE MY KITTEN ALONE」(1964年)、3「NOT GUILTY」(1968年)、4「I'M LOOKING THROUGH YOU」(1965年)、5「WHAT'S THE NEW MARY JANE」(1968年)、6「HOW DO YOU DO IT」(1962年)、7「BESAME MUCHO」(1962年)、8「ONE AFTER 909」(1963年)、9「IF YOU’VE GOT TROUBLES」(1965年)、10「THAT MEANS A LOT」(1965年)、11「WHILE MY GUITAR GENTLY WEEPS」(1968年)、12「MAILMAN, BRING ME NO MORE BLUES」(1969年)、13「CHRISTMAS TIME IS HERE AGAIN」(1967年)の、全13曲入りで、「LEAVE MY KITTEN ALONE」をシングル・カットして、B面には「OB-LA-DI, OB-LA-DA」の別テイクを収録する予定でした。シングル「LEAVE MY KITTEN ALONE / OB-LA-DI, OB-LA-DA」は、キャピトルでは1985年1月1日リリース予定で品番まで決まっていて、リリースされていれば、英国では27作目・米国では38作目のシングルになる予定でした。

現在では「SESSIONS」に収録予定だった楽曲は、10年後にリリースされた編集盤「ANTHOLOGY 1〜3」に全て収録されているので、単体のアルバムとしては公式盤でリリースされる事はないでしょう。ソノ背景には1981年からジョン・バレットがビートルズの録音テープを収集し整理していて、1983年には「The Beatles Live at Abbey Road」と云う未発表音源を公開するプレゼンも行われていて、映像作品「THE LONG AND WINDING ROAD」が制作される事になって、ジョージが「ポールの曲のタイトルは嫌だ」とごねて、結局は映像作品もレア音源集も「ANTHOLOGY」となって、実現するのも10年後になったのです。「SESSIONS」はリリース直前まで行ったので音が良いブートレグが出ていて、ジョン・バレットの音源発掘プロジェクトや、マーク・ルイソンによる全レコーディング・データ本などでビートルズの音源が掘り起こされて、その過程で悪い奴がテープをコピーしてブートレグ化されて、それまでには考えられなかった良い音質のブートレグが出る様になったのでした。

(小島イコ)

posted by 栗 at 23:00| FAB4 | 更新情報をチェックする

「デスノート the Last name」

DEATH NOTE デスノート the Last name (スペシャルプライス版) [Blu-ray]


WOWOWプラス 15:45〜18:15

2006年公開作品

片瀬那奈 AS 高田清美

(公開:2006年11月3日、撮影:2006年6月2日〜7月31日)

「デスノート the Last name」の、なんとまあ、今年9回目の放送です。第1作から続けて放送されますが、完結編であるこちらは原作マンガとは大きく違った展開となり、那奈ちゃんが演じた高田清美も「第3のキラ」として原作マンガとは名前が同じなだけで全く違った役どころとなっています。云ってみれば「鉄板少女アカネ!!」の西豪寺エレナ様みたいに、原作マンガとは違っています。原作マンガの西豪寺エレナ様は、1話にだけ登場するキャラクターだったのに、ドラマでは主役を食う位の敵役として全編で活躍しました。原作マンガと違うと云えば「闇金ウシジマくん」の大久保千秋は、原作には登場しないドラマ版のオリジナル・キャラクターです。


(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 18:15| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「離婚弁護士U〜ハンサムウーマン〜」第4話〜第6話(再)

離婚弁護士II~ハンサムウーマン~ DVDBOX


フジテレビTWO 12:10〜14:40

片瀬那奈 AS 緒方亜紀

第4話「夫の土下座」
第5話「涙の親権争い!」
第6話「占いで離婚!?」

「離婚弁護士U〜ハンサムウーマン〜」第4話から第6話の、今年初めての再放送です。那奈ちゃんが演じた緒方亜紀ちゃんは、合コン大好きな3代目受付嬢です。「離婚弁護士」(初代受付嬢のミムラさん)と「離婚弁護士U」(3代目受付嬢の那奈ちゃん)の間にスペシャル・ドラマ(2代目受付嬢の井上和香さん)があるのですが、主要キャストのひとりがやらかしてしまったので欠番になっています。間宮先生の年下の恋人(佐藤隆太さん)がスペシャルとコレに出ていて、スペシャルがないと話が繋がらないんですけれどね。


(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 14:40| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「闇金ウシジマくん」第6話(再)

闇金ウシジマくん ディレクターズカット版 DVD-BOX


ファミリー劇場 0:30〜1:00

片瀬那奈 AS 大久保千秋

「闇金ウシジマくん」第6話の、今年5回目の再放送です。那奈ちゃんが演じた大久保千秋はドラマ版のオリジナルキャラクターなのですが、原作マンガに沿った役どころとなっていて、つまりは他のキャラクターの美味しいところを頂いて成立している役どころなのです。だから、何だか情緒不安定で、直ぐにキレて暴力的になるわけですなあ。昨日は怒涛の那奈理名祭りでしたが、間髪入れずにこれからも再放送は途切れません。それだけお二人共に多くの実績があったわけで、現状は歯痒いですなあ。

本放送:2010年11月17日(MBS、TBS)(TBSでの放送日)

(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 01:00| ACTRESS | 更新情報をチェックする