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2024年07月22日

「ポールの道」#439「FAB4 U.S. SINGLES」#32「THE BALLAD OF JOHN AND YOKO / OLD BROWN SHOE」

Hey Jude (the U.S. Album)


1969年1月に行われた「THE GET BACK SESSIONS」は頓挫してしまったビートルズですけれど、1969年4月11日に英国で、同年5月5日に米国で、それぞれアップルからリリースされたシングル「GET BACK / DON'T LET ME DOWN」は、唯一の成果で「GET BACK」は全英首位!全米首位!となりました。1969年3月には、ポールはリンダと、ジョンはヨーコさんと結婚して、ジョンは結婚の顛末を曲にしてビートルズの楽曲としてリリースしようとしました。ソレで、1969年4月14日にレコーディングしたのが「THE BALLAD OF JOHN AND YOKO」です。しかしながら、ソノ日にはジョージとリンゴが不在だったので、ジョンとポールだけでレコーディングしてしまったのです。ソレで、まずはジョンのギターとポールのドラムスからレコーディングして多重録音していて、ジョンがヴォーカル、ギター、パーカッションを、ポールがドラムス、ベースギター、ピアノ、マラカス、バッキング・ヴォーカルを担当して完成させています。

3か月前の険悪な「THE GET BACK SESSIONS」が嘘だった様に、ジョンとポールによるレコーディングはサクサクと進み、ポールは「これなら大丈夫」と考えてアルバム「ABBEY ROAD」へと繋がっています。ポールがサー・ジョージ・マーティンとジェフ・エメリックに頭を下げてまで戻ってきてもらったのは、ビートルズを「THE GET BACK SESSIONS」で終わらせたくなかったからでしょう。ジョンは自分とヨーコさんを歌った「THE BALLAD OF JOHN AND YOKO」なのですからノリノリだし、ポールはジョンと一緒だったならば幾らでもレコーディングしたかったのです。映画「LET IT BE」ではポールがジョンに「君と一緒ならば、幾らでも演奏するよ」と真顔で云って、ジョンにドン引きされる場面が記録されています。二人だけのレコーディングですが、ジョンはポールに「リンゴ」と呼び掛けて、ポールもジョンに「ジョージ」と呼び掛けている和やかなセッションの様子が、2019年リリースのアルバム「ABBEY ROAD」の50周年記念盤で聴けます。

B面となったジョージ作の「OLD BROWN SHOE」は、既に「THE GET BACK SESSIONS」で何度もリハーサルされていた楽曲です。1969年2月25日のお誕生日に、ジョージはひとりだけで「OLD BROWN SHOE」と「SOMETHING」と「ALL THINGS MUST PASS」の3曲のデモ音源をレコーディングしていて、3曲共に何度もリハーサルしたのにアルバム「GET BACK with Don't Let Me Down and 12 other songs」からは弾かれていました。1969年4月16日に正式にレコーディングされましたが、リンゴは映画「マジック・クリスチャン(The Magic Christian)」の撮影中だったので、ジョージ(リード・ヴォーカル、リード・ギター、オルガン)、ジョン(ピアノ、バッキング・ヴォーカル)、ポール(ドラムス、ベース、バッキング・ヴォーカル)の3人でレコーディングされています。ジョンは此のシングル「THE BALLAD OF JOHN AND YOKO / OLD BROWN SHOE」を直ぐにリリースしたがったのですが、シングル「GET BACK / DON'T LET ME DOWN」のリリースが決まっていたので、ソノ後となりました。

それで、1969年5月30日に英国では20作目、同年6月4日に米国では30作目のシングル「THE BALLAD OF JOHN AND YOKO / OLD BROWN SHOE」が、アップルからリリースされました。まだ前作「GET BACK」が全英首位!だった時にリリースされていて、A面の「THE BALLAD OF JOHN AND YOKO」は全英首位!となり、全米では8位まで上がっています。英国では初のステレオだった此のシングルは、両面共にアルバム未収録曲で、後に「青盤」に収録されています。しかしながら、米国では1970年2月26日に編集盤「HEY JUDE」をリリースして収録してしまいました。編集盤「HEY JUDE」は、A面が、1「CAN'T BUY ME LOVE」、2「I SHOULD HAVE KNOWN BETTER」、3「PAPERBACK WRITER」、4「RAIN」、5「LADY MADONNA」、6「REVOLUTION 」で、B面が、1「HEY JUDE」、2「OLD BROWN SHOE」、3「DON'T LET ME DOWN」、4「THE BALLAD OF JOHN AND YOKO」の、全10曲入りです。最初の2曲が場違いですけれど、他の8曲はシングルのみでアルバム未収録曲なので評判も良く、英国では1979年5月11日にシレっと出しています。2013年に「THE U.S. BOX( The U.S. Albums)」で初CD化されて、バラ売りもされていますが、音源は2009年リマスターです。

(小島イコ)

posted by 栗 at 23:00| FAB4 | 更新情報をチェックする

「デスノート the Last name」

DEATH NOTE デスノート the Last name (スペシャルプライス版) [Blu-ray]


WOWOWプラス 11:45〜14:15

2006年公開作品

片瀬那奈 AS 高田清美

(公開:2006年11月3日、撮影:2006年6月2日〜7月31日)

「デスノート the Last name」の、今年8回目の放送です。第1作から続けて放送されますが、完結編であるこちらは原作マンガとは大きく違った展開となり、那奈ちゃんが演じた高田清美も「第3のキラ」として原作マンガとは名前が同じなだけで全く違った役どころとなっています。本日は午前中からお昼にかけて「那奈理名那奈リレー」となりますが、平日なんですよね。


(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 14:15| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「十万分の一の偶然」(再)で内山理名ちゃん



テレ朝チャンネル2 7:55〜9:55

内山理名 AS 布川麻奈美

「十万分の一の偶然」の、今年3回目の再放送です。今は亡き田村正和さんが主人公のルポライターを演じて、冒頭で中谷美紀さんが演じた娘が交通事故で死んでしまいます。其の事故現場を偶然に撮影し賞を取った高嶋政伸さんが演じたカメラマンに主人公は疑念を抱き、身分を偽って接近して追い詰めてゆきます。理名ちゃんが演じた麻奈美は、事故の唯一の生存者で目撃者でもある人物が入院した病院の看護師ですが、実はカメラマンの愛人で共犯者でもあり、目撃者も殺されてしまいます。果たして、主人公は娘の死の謎を解明できるのか、と云った内容で、主人公の娘の少女時代を、当時12歳だった久保田紗友ちゃんが演じています。理名ちゃんはこうした悪女役も得意としていますが、ドラマ「黒の斜面」の相手を翻弄する妙子とはまた色が違う、ダークな役どころです。

本放送:2012年12月15日(テレビ朝日)

(姫川未亜)

posted by 栗 at 09:55| RINA | 更新情報をチェックする

「匿名探偵」第9話(最終話)(再)

匿名探偵 DVD BOX(5枚組)


テレ朝チャンネル2 7:00〜7:55

第9話(最終話)「探偵と最期の女」

片瀬那奈 AS 冴島響子

「匿名探偵」第9話(最終話)の、今年7回目の再放送です。第1話と第6話と最終話は、1月に地上波で再放送されていて、普通に那奈ちゃんが演じた冴島響子も出ていました。最終話では、当時カタカナに改名して「愛人キャラ」で売り出し中だった橋本マナミさんがメイン・ゲストで、第6話での「12.0%」に貢献した壇蜜さんも再びカメオ出演させて盛り上げています。此のドラマは2014年に続編が制作されていて、冴島響子役の那奈ちゃんも続投しています。本日は、続けてドラマ「十万分の一の偶然」が再放送されるので、那奈理名リレーです。

本放送:2012年12月7日(テレビ朝日)

(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 07:55| ACTRESS | 更新情報をチェックする