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2024年07月05日

「ポールの道」#423「FAB4 U.S. SINGLES」#17「TICKET TO RIDE / YES IT IS」

BEATLES VI / LTD.EDITI


ビートルズは1965年4月9日に、英国パーロフォンから9作目のシングル「TICKET TO RIDE / YES IT IS」をリリースしました。米国キャピトルも1965年4月19日に同じカップリングでシングル「TICKET TO RIDE / YES IT IS」をリリースしたのですが、キャピトルでは9作目であっても米国では17作目のシングルでした。此のシングルは1965年公開のビートルズ2作目の主演映画「HELP!」からの先行シングルとなったものの、映画「HELP!」は元々は「EIGHT ARMS TO HOLD YOU」と云うタイトルだったので、米国キャピトル盤のレーベルには其のタイトルが載っています。此のシングルは両面共にジョンが主導で書いた曲ですが、A面の「TICKET TO RIDE」はポールがベースだけではなくリード・ギターも弾いていて、ドラムスもポールが考案した通りにリンゴに叩かせています。云わばソングライティングはジョンでアレンジはポールなわけで、ソレが「レノン=マッカートニー」と云うわけです。B面の美しい楽曲「YES IT IS」に関しても、ジョンとポールとジョージの3人でコーラスしているので、ソレが「ビートルズ」と云うわけです。

ジョンが「元祖ヘヴィーメタル」と語ったA面の「TICKET TO RIDE」は映画「HELP!」にもスキーをする場面で使われていて、英国で1965年8月6日リリースの5作目のアルバム「HELP!」にも収録されています。後にカーペンターズがバラードでカヴァーしているので、楽曲自体は美しい旋律だと分かります。アルバム「HELP!」の英国盤は例によって、アナログ盤のA面が映画で使われた曲で、B面が映画用ではない新曲でした。此のシングルのB面曲「YES IT IS」は、英国ではシングルB面のみでアルバムには未収録曲でした。ところが、米国キャピトルでは映画用の7曲は1965年8月13日にリリースしたサントラ盤「HELP!」に収録して、他の英国盤ではB面だった楽曲は「水増しアルバム」へと回してしまったのです。ソノひとつが、1965年6月14日リリースでキャピトルでは6作目(米国では8作目)の編集アルバム「BEATLES Y」です。キャピトルで6作目だから「BEATLES Y」と云う、タイトルからしてやる気が全く感じられませんし、ジャケットの何やら優等生風なポートレートも、もうコノ時期のビートルズとは思えないものですが、シングルもアルバムも軽く100万枚も売れ捲って全米首位になっています。

アルバム「BEATLES Y」の内容は、A面が、1「KANSAS CITY」(「KANSAS CITY〜HEY, HEY, HEY, HEY!」の当時の表記)、2「EIGHT DAYS A WEEK」、3「YOU LIKE ME TOO MUCH」、4「BAD BOY」、5「I DON'T WANT TO SPOIL THE PARTY」、6「WORDS OF LOVE」で、B面が、1「WHAT YOU'RE DOING」、2「YES IT IS」、3「DIZZY MISS LIZZIE」(「DIZZY MISS LIZZY」の表記違い)、4「TELL ME WHAT YOU SEE」、5「EVERY LITTLE THING」の、全11曲入りです。英国では4作目だったアルバム「BEATLES FOR SALE」からの曲でキャピトルでは4作目だったアルバム「BEATLES ’65」から抜いた6曲(「KANSAS CITY~HEY, HEY, HEY, HEY!」、「EIGHT DAYS A WEEK」、「I DON'T WANT TO SPOIL THE PARTY」、「WORDS OF LOVE」、「WHAT YOU'RE DOING」、「EVERY LITTLE THING」)に、まだ英国ではリリースされていなかった5作目のアルバム「HELP!」から3曲(「YOU LIKE ME TOO MUCH」、「DIZZY MISS LIZZY」、「TELL ME WHAT YOU SEE」)に、シングルB面「YES IT IS」、そしてアルバム「HELP!」のアウトテイクで英国では1966年12月10日リリースのベスト盤「A COLLECTION OF BEATLES OLDIES」に収録されるまで未発表だった「BAD BOY」からなっています。

アルバム「HELP!」から英国でのリリース(1965年8月6日)の2か月近く前の1965年6月14日に3曲も先出しさせていて、アウトテイクだった「BAD BOY」まで持って来て、シングルB面も平然と収録しちゃう感覚は、正に米国キャピトル盤ならではなのですが、シングル「TICKET TO RIDE」で分かる様にもうビートルズは新たな世界へと踏み出していたので、キャピトルの「シングルの寄せ集め」的な編集盤には苦い感情を持っていたでしょう。ソレが英国では1965年12月3日リリースの6作目のアルバム「RUBBER SOUL」全14曲入りを、1965年12月6日リリースの米国キャピトル盤「RUBBER SOUL」では全12曲にされて、しかも英国オリジナル盤からは4曲抜いて、アルバム「HELP!」から2曲加えると云う何も考えていない編集盤にされてしまった事で、怒りは頂点に達して「ブッチャー・カヴァー」へと進むわけですなあ。個人的にはキャピトル編集盤もミックス違いも多いのでそれなりに楽しめるものの、アルバム「REVOLVER」全14曲入りから3曲抜いて同じタイトルで出しちゃったのはいただけませんなあ。

(小島イコ)

posted by 栗 at 23:00| FAB4 | 更新情報をチェックする

「家売るオンナの逆襲」第6話(再)で内山理名ちゃん

家売るオンナの逆襲 Blu-ray BOX


日テレプラス 14:30〜15:30

第6話「運命大作戦!W不倫夫婦に奇想天外の家爆売りGO!」

内山理名 AS 八十多つぐみ(第6話ゲスト)

「家売るオンナの逆襲」第6話の、今年3回目の再放送です。理名ちゃんが演じたつぐみさんは、W不倫カップルの奥さん役です。ソレで、夫役は「24 JAPAN」のアレクシスなんですけれど、理名ちゃんは、アンドレとも、ビクターとも、民三とも、氷川七々美とも、テロリストのほとんどと共演しています。

本放送:2019年2月13日(日本テレビ)

(姫川未亜)

posted by 栗 at 15:30| RINA | 更新情報をチェックする

「24 JAPAN」第16話(再)



テレ朝チャンネル1 5:00〜6:00

第16話「3:00P.M.-4:00P.M.」

片瀬那奈 AS 氷川七々美(消息不明)

「24 JAPAN」第16話の今年2回目の再放送ですが、「大奥〜華の乱〜」とバッティングしています。中途半端に日本版にリメイクしたドラマなので、毎回バンバン銃を撃って人が死んでゆき、違和感あり捲りです。朝っぱらの5時から6時にこんなドラマを観たら、何だか一日中嫌な気分になりそうです。此の回では、主人公・現馬の妻である六花が一寸目を離したら、娘の美有を乗せた車が逆走して崖から落ちて爆発します。ソレでショックを受けた六花は記憶喪失になってしまうのですが、美有は「不死身の女」なので怪我ひとつしていないのでした。おいおい、ソレはないだろう、と思えるものの、ソレを云い出したら全ての展開が無理矢理なのです。初回で那奈ちゃんが演じた氷川七々美が旅客機を爆破したのに、CTUは氷川七々美を追うどころか存在すら知らないってのも、無茶苦茶です。

本放送:2021年1月29日(テレビ朝日)

(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 06:00| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「大奥〜華の乱〜」第五話、第六話(再)で内山理名ちゃん



フジテレビTWO 3:40〜5:30

第五話「逆襲」
第六話「殺意」

内山理名(主演) AS 安子

「大奥〜華の乱〜」第五話と第六話の今年5回目の再放送ですが、「24 JAPAN」とバッティングしています。理名ちゃんが演じた安子は、実在しているものの大奥に入った史料がない人物なので、脚本家が自由にフィクションとして描けたのでしょう。男子禁制の大奥が舞台なので、当然ながら女優さんが多く出演していて、主役の安子以外は基本的には悪役ですので、演技の幅が広がった方々も多かったのです。

本放送:2005年11月10日、11月17日(フジテレビ)

(姫川未亜/小島イコ)

posted by 栗 at 05:30| RINA | 更新情報をチェックする