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2024年07月03日

「ポールの道」#420「FAB4 U.S. SINGLES」#14「I FEEL FINE / SHE'S A WOMAN」



ビートルズは1964年11月23日に、米国では15作目でキャピトルからは7作目のシングル「I FEEL FINE / SHE'S A WOMAN」をリリースしました。本国英国パーロフォンからは8作目のシングルとして、1964年11月27日にリリースされているので、米国キャピトル盤が先にリリースされています。此のシングル両面は、英国では1964年12月4日にリリースされた4作目のアルバム「BEATLES FOR SALE」のレコーディング・セッションからの先行シングルで、アルバム「BEATLES FOR SALE」には未収録曲です。英国でのビートルズは、そうしてシングル曲はなるべくアルバムには未収録にして、ファンに2度買いさせない様にしていました。ソレが米国だと、アルバムからの曲を減らしてシングル曲もぶち込んで、多くの水増しアルバムをリリースしていました。更には、英国とは別のミックスを採用したり、英国ではリリース前の曲を先にリリースしたりしていました。

此のシングル「I FEEL FINE / SHE'S A WOMAN」も英国盤と米国盤ではミックスが違っていて、米国では両面共に深いエコーがかかっています。ソレはいち早く米国でのリリースを急かしたので、元々は英国と米国では別のモノ・ミックスを制作していて、英国でのシングルはモノラルなのでソレで通していて、米国では1964年12月15日にアルバム「BEATLES ’65」をモノラルとステレオでリリースするので、シングル2曲はモノラル・ヴァージョンを疑似ステレオ化して、ソレを目立たなくする為にエコーをかけたわけですが、余計に他の曲との差が目立っています。更に、何故かモノラルでもエコーがかかっています。A面の「I FEEL FINE」はジョン作のギター・リフからなるロックンロールで、イントロにフィードバックを史上初めて意図的に入れています。B面の「SHE'S A WOMAN」はポール作のロックンロールですが、1959年リリースのジョニー&ザ・ハリケーンズの「CROSSFIRE」(全米23位)と云うインストゥルメンタル曲にソックリです。

「SHE'S A WOMAN」は、ジェフ・ベックが1975年のアルバム「BLOW BY BLOW(ギター殺人者の凱旋)」でインストゥルメンタルでカヴァーしていて、そちらのプロデュースもビートルズと同じサー・ジョージ・マーティンです。ジェフ・ベックは1998年のサー・ジョージ・マーティンの引退作「IN MY LIFE」でも「A DAY IN THE LIFE」をインストゥルメンタルでカヴァーしていて、晩年のライヴではよく披露していました。さて、米国では6作目(キャピトルでは4作目)のアルバム「BEATLES ’65」ですが、A面が、1「NO REPLY」、2「I'M A LOSER」、3「BABY'S IN BLACK」、4「ROCK AND ROLL MUSIC」、5「I'LL FOLLOW THE SUN」、6「MR. MOONLIGHT」で、B面が、1「HONEY DON'T」、2「I'LL BE BACK」、3「SHE'S A WOMAN」、4「I FEEL FINE」、5「EVERYBODY'S TRYING TO BE MY BABY」の全11曲入りです。一見して、英国での4作目のアルバム「BEATLES FOR SALE」を元にしているのは分かります。

ところが、内実はアルバム「BEATLES FOR SALE」から全14曲中8曲に、アルバム「A HARD DAY'S NIGHT」から1曲(「I'LL BE BACK」)と、シングル「I FEEL FINE / SHE'S A WOMAN」の両面を加えているのです。アルバム「SOMETHING NEW」に入れ忘れたので無理矢理「I'LL BE BACK」を持ってきて、深いエコーをかけた最新シングル2曲と云う、場違いな構成です。ビートルズが時間がなくてアルバム「BEATLES FOR SALE」をオリジナル8曲にカヴァー6曲と云う一歩後退した内容にしてまで、オリジナルのシングル「I FEEL FINE / SHE'S A WOMAN」の2曲を収録しなかった志など、米国キャピトルにとっては屁の河童だったわけですなあ。こうしてアルバム「BEATLES FOR SALE」からの6曲は温存して、新たに水増しアルバムを制作するのです。まあ、1964年11月23日にキャピトルからリリースされたドキュメンタリー盤「THE BEATLES STORY」に比べたら、中味はビートルズによる演奏なのでマシと云えるかもしれません。

(小島イコ)

posted by 栗 at 23:00| FAB4 | 更新情報をチェックする

「デスノート the Last name」

DEATH NOTE デスノート the Last name (スペシャルプライス版) [Blu-ray]


WOWOWプラス 18:30〜21:00

2006年公開作品

片瀬那奈 AS 高田清美

(公開:2006年11月3日、撮影:2006年6月2日〜7月31日)

「デスノート the Last name」の今年6回目の放送ですが、「悪党」とバッティングしています。第1作から続けて放送されますが、完結編であるこちらは原作マンガとは大きく違った展開となり、那奈ちゃんが演じた高田清美も「第3のキラ」として原作マンガとは名前が同じなだけで全く違った役どころとなっています。「平成ガメラ」シリーズでもお馴染みの金子監督はロマンポルノ出身で、同じWOWOWプラスで日付越えして深夜1時から2022年公開の成人映画「百合の雨音」が放送されるので、御覧になって下されば分かりますけれど、芸風は怪獣映画でもマンガ原作映画でも成人映画でも一貫していて変わらないです。


(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 18:30| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「悪党〜重犯罪捜査班」事案1〜事案4(再)で内山理名ちゃん



テレ朝チャンネル2 17:30〜21:00

内山理名 AS 飯沼玲子

「悪党〜重犯罪捜査班」事案1から事案4までの今年5回目の再放送ですが、「デスノート the Last name」とバッティングしています。理名ちゃんはクールな刑事・飯沼玲子を演じていて、何故かDV男と同棲しています。理名ちゃんだけではなく、滝沢沙織さんもフリージャーナリスト役でレギュラー出演しています。他のキャスティングも、主演の高橋克典さんを始め、那奈ちゃんと共演歴がある「カタセカイ住人」が多いドラマです。

本放送:2011年1月21日、1月28日、2月4日2月18日(朝日放送、テレビ朝日)

(姫川未亜/小島イコ)

posted by 栗 at 17:30| RINA | 更新情報をチェックする

「24 JAPAN」第15話(再)



テレ朝チャンネル1 5:00〜6:00

第15話「2:00P.M.-3:00P.M.」

片瀬那奈 AS 氷川七々美(消息不明)

「24 JAPAN」第15話の今年2回目の再放送ですが、「大奥〜華の乱〜」とバッティングしています。物語の方は、ようやくテロリスト「林親子」の狙いが判明します。ソレが現馬と朝倉麗議員が関わった「夜のとばり作戦」で、林親子の妻や娘たちが巻き添えを食って死んでしまった事への復讐なのでした。ソレで現馬に朝倉麗議員を射殺させようと、何度も同じ手を使って失敗していたわけですなあ。日系人と思われる林親子だけ名前が原作通りのカタカナなのですが、日本人も「現馬(げんば)」とか「麗(うらら)」とか「六花(りっか)」とか「伊月(いづき)」とか「民三(たみぞう)」とか「七々美(ななみ)」とか、なかなかどうしてキラキラしています。リメイクでオチまで分かっているから失敗作となったとも云える「24 JAPAN」ですけれど、例えばアニメ「鬼滅の刃」なんかは原作マンガがとっくに完結しているので結末まで分かっていても大人気ですからねえ。

本放送:2021年1月22日(テレビ朝日)

(小島イコ/姫川未亜)

posted by 栗 at 06:00| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「大奥〜華の乱〜」第三話、第四話(再)で内山理名ちゃん



フジテレビTWO 3:40〜5:30

第三話「仇の子」
第四話「疫病神」

内山理名(主演) AS 安子

「大奥〜華の乱〜」第三話と第四話の今年5回目の再放送ですが、「24 JAPAN」とバッティングしています。理名ちゃんが演じた安子は、離縁させられて側室となり、母まで犯されて自害すると云う、鬼畜の所業を繰り返す上様を殺そうとするも妊娠して、我が子の為に生きようと決めるものの、子どもは毒殺されて、と、負の連鎖となっております。上様が安子に「安子の母親も可愛がってやったのに、何故死んでしまったのかなあ」と真顔で云うサイコパスぶりは、ある意味「見せ場」です。

本放送:2005年10月27日、11月3日(フジテレビ)

(姫川未亜/小島イコ)

posted by 栗 at 05:30| RINA | 更新情報をチェックする